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全産業の経常利益、最高に 4~6月法人企業統計
2017/9/1 10:44
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財務省が1日発表した4~6月期の法人企業統計によると、全産業(資本金1千万円以上、金融機関を除く)の経常利益は前年同期比で22.6%増の22兆3900億円と、四半期ベースで過去最高になった。国内外で自動車販売が好調なことに加え、商社などの利益が高水準だった。設備投資は同1.5%増で、前年同期を3四半期続けて上回った。
経常利益は製造業が46.4%増と大きく伸びた。業種別では輸送用機械が全体を押し上げた。熊本地震による工場停止や、愛知製鋼の工場の爆発事故により生産が一時的に停止していた影響が解消し、利益が改善した。
非製造業は12.0%増だった。卸売業で原油や石炭などの資源価格が昨年と比べると上昇し、利益率が改善した。財務省によると建設業では受注環境が良くなり、工事の採算が良くなったという。運輸業では訪日外国人による鉄道や航空便の利用が増えたほか、海運でコンテナ船の市況が回復したことが利益増に寄与した。
設備投資は1.5%増の9兆4506億円だった。非製造業が6.9%増加した。宿泊業でホテルや娯楽施設への投資がみられたほか、レンタカー業者などの物品賃貸業が自動車の購入費を増やした。
一方、製造業の設備投資は7.6%減だった。輸送用機械や情報通信機械が、前年に工場への投資を増やした反動で減少した。
今回の法人企業統計の結果を反映し、内閣府は8日に4~6月期の国内総生産(GDP)の改定値を公表する。8月14日公表の速報段階では、季節調整済みの実質GDPが前期比年率換算で4.0%増だった。