17/08/30 00:08:52.69 CAP_USER9.net
北朝鮮のミサイル発射を受け、各地で不安の声が聞かれました。
■北海道では
函館市の水産物の卸売市場の関係者は「ミサイルが発射された時、ちょうどせりをしていた。携帯電話が鳴り響いたが、何が起きたかよくわからなった。とても怖いので、日本政府には、北朝鮮にこれまで以上に厳しい対応をとってほしい」と話していました。
また別の市場関係者は「市場の中にいたのでミサイルが発射されたことは知らなかった。とても怖いです」と話していました。
JR札幌駅では、改札口にある電光掲示板に『北朝鮮のミサイル発射の影響で各方面への列車に遅れや運休が生じています』という表示が出ていました。
駅にいた女性は「緊急速報メールを受信しましたが、『逃げてください』と言われてもどこに逃げていいのかわからず、ホテルの部屋にいました」と話していました。
また出張で北海道に来ていたという男性は「緊急速報メールの音が鳴ってとても驚きました」と話していました。
■東北では
JR東日本によりますと、宮城県内では新幹線や在来線が安全確認のため一時、運転を見合わせ、仙台駅の窓口では駅員に運行状況を尋ねる人や、スマートフォンで情報を確認する人などが見られました。
Jアラート=全国瞬時警報システムが鳴ったとき仙台駅にいた40代の女性は「聞いたことがない音だったのでびっくりしました。頑丈な建物に避難するようにとあったのでそのまま仙台駅にいました」と話していました。
仙台に向かう夜行バスの中でJアラートが鳴った男性は「バスの中でアラートが鳴り響いて騒然とした雰囲気になりました。すごく怖かったですが、仙台駅に着いてからすぐに地下に移動しました」と話していました。
■漁業者は
山形県鶴岡市の鼠ヶ関港では漁業者から不安の声が聞かれました。
港で作業をしていた82歳の男性は、「防災行政無線のサイレンがいつもと違う不気味な音だったので何かがあったと感じ、不安になりました。ミサイルが落ちてこないか今後も心配です」と話していました。
また、67歳の男性は、「ミサイルが日本の上空を通過するまでの間、不安な気持ちが続きました。今後もミサイルの発射が続くといか釣り船団などの漁に影響が出ると思う」と不安そうに話していました。
一方、山形県によりますと、県内の漁協に所属するいか釣り漁船3隻が、当時、ミサイルの飛行ルートに近い北海道の北西沖の海域を航行中だったということで、県が引き続き情報の収集を進めています。
北海道の「えりも漁業協同組合」によりますと、29日朝はミサイルが発射される前から15隻ほどの漁船が漁に出ていたということです。
組合長を務める神田勉さんは北朝鮮のミサイル発射について「襟裳岬付近の上空を飛んだということで非常に驚いている。これまでに被害の連絡は入っていないが、大変危険なことで、心配している。きょうのようにいきなり発射情報が出された場合、沖合に出ている船にどのように周知できるのか今後、協議していくことになると思う」と話していました。
北海道東部の根室市の花咲港には午前9時ごろ、太平洋でサンマ漁をしていた小型船1隻が戻りました。
58歳の漁業者の男性は、「頭の上に飛ばされたようなもので、危なくて心配です。落下地点はサンマの漁場の近くなのでなんとかしてほしい」と話していました。
■ツイッター上でも
インターネットのツイッター上では、突然の避難の呼びかけに戸惑う投稿が相次いでいます。
このうち茨城県在住と書かれている人は「付近の頑丈な建物か、地下に避難といわれても、そんなの有りません。とりあえず、家中の窓とカーテン、シャッターを閉めて子どもたちを一階の部屋の真ん中へ集めておきました」と投稿しています。
また栃木県に住んでいるという人は「頑丈な建物や地下に避難してくださいといわれても、そんな建物はない」と書き込んでいたほか、別の人は「外に出るよりうちにいよう。でも避難所くらい確認しないと。反省」といった投稿も見られました。
配信8月29日 10時39分
NHK NEWS WEB
URLリンク(www3.nhk.or.jp)