17/08/29 19:56:55.99 CAP_USER9.net
「見ざる・言わざる・聞かざる」で有名な日光東照宮(栃木県日光市、世界遺産)の彫刻「三猿」の目が今春の修理で、まるでゆるキャラのように大きくなっている。目の幅は以前の3割増しほどで、過去のどの写真よりも大きい。専門家は「過去の再現として問題があり、次回修理で描写を再検討すべきだ」という。
3月にお披露目されて以降、ネット上で「下手すぎる」と評判になっていた。そこで、名古屋城復元の専門委員などを歴任する奈良文化財研究所の元建造物研究室長、窪寺茂さんに一緒に取材してもらった。
東照宮は頻繁に修理を繰り返し、常に「新しい」状態を維持しているのが特徴。三猿も明治期以降、今回に加えて1900年、23年、51年、73年に修理で塗り直されてきた。修理は日光の2社1寺がつくる職人集団、日光社寺文化財保存会が行っている。
保存会に残る最古の写真は51年修理の直前のもので、23年修理の塗装の一部が確認できる。窪寺さんは、これとその後3回の修理後の写真、今回修理の手本に使われた見取り図を使い、「言わざる」の左目の幅を比較した。
その結果、51年修理ではまず… 残り:1134文字/全文:1596文字
修理で塗り直され、3月30日から神厩(しんきゅう)に再び設置された三猿=5月30日、栃木県日光市の日光東照宮
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昨年度の修理後の「言わざる」=5月30日
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1973年修理後の「言わざる」(日光社寺文化財保存会提供)
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1951年の修理後の「言わざる」(日光社寺文化財保存会提供)
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1951年修理直前に撮影された「言わざる」。1923年の修理の塗装が一部残る(日光社寺文化財保存会提供)
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昨年度修理の主要な手本となった見取り図の「言わざる」(日光社寺文化財保存会提供)
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配信2017年8月29日16時37分
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