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国家戦略特区での獣医学部の新設をめぐって、内閣府は、国家戦略特区諮問会議のワーキンググループが愛媛県などを対象としたヒアリングの議事録を、予定よりもおよそ2年前倒しして公開しました。ワーキンググループの座長は、先に公開した議事要旨の作成にあたり不適切な処理がなされたかのような疑念が持たれたことなどから、公開を決めたとしています。
国家戦略特区での獣医学部の新設をめぐって内閣府は、国家戦略特区諮問会議のワーキンググループがおととし6月、愛媛県などを対象に行ったヒアリングの議事録について、原則、会議から4年後に公開するとしていたのを前倒しして25日ホームページ上で公開しました。
公開された議事録には、内閣府の職員がヒアリングの冒頭、提案内容や議事内容を公開して良いか質問したのに対し、愛媛県の担当者が、新設に対抗する勢力がいることなどを理由として「非公開でお願いできたらと思っている」と答えたやり取りが記載されています。
これについてワーキンググループの座長を務める大阪大学の八田達夫名誉教授は「議事録の公開に先立って公表した議事要旨について、不適切な処理がなされたかのような疑念が持たれたことなどから公開を決めた」とするコメントを発表しました。
先に公表された議事要旨をめぐっては、民進党などが内容が改ざんされているのではないかなどと追及していました。
8月26日 4時40分