【原爆投下72年】「焼き場に立つ少年」血にじむ唇 米写真家の被爆地記録at NEWSPLUS
【原爆投下72年】「焼き場に立つ少年」血にじむ唇 米写真家の被爆地記録 - 暇つぶし2ch1:ばーど ★
17/08/09 20:50:28.14 CAP_USER9.net
焼き場に立つ少年。幼子の亡きがらを火葬にする順番を、歯を食いしばって待つ様子をとらえた(1945年、長崎、ジョー・オダネルさん撮影、坂井貴美子さん提供)
URLリンク(www.asahicom.jp)
原爆投下後の長崎で、亡くなった幼子を背負う「焼き場に立つ少年」。撮影した米国の従軍カメラマン、故ジョー・オダネルさんの妻が夫の生涯をたどり、長崎原爆の日の9日に著書が出版された。「投下した側」でありながら、投下は過ちと訴え続けた足跡を写真と共に追っている。
オダネルさんは被爆後の広島、長崎などで、私用カメラを使って約300枚を撮影。フィルムは封印していたが、1989年に反核の思いが込められた彫刻像を見たのを機に、「核戦争を繰り返さないことにつながるなら」と写真展を開いた。原爆正当化論が根強い米国で批判に耐え、2007年、8月9日に85歳で亡くなるまで各地で写真展を開き、戦争反対を訴えた。
本は「神様のファインダー 元米従軍カメラマンの遺産」。掲載されている被爆地の写真で、著名な「焼き場に立つ少年」について、幼子を火葬にする少年の様子をオダネルさんはこう記す。
「炎を食い入るように見つめる少年の唇に血がにじんでいる」「少年があまりきつくかみ締めているため、血は流れることもなくただ少年の下唇に赤くにじんでいました」
妻で米在住の坂井貴美子さん(56)が2年ほど前に出版社の打診を受け、オダネルさんの遺志を尊重して、応じた。坂井さんは取材に対し、「人間の存在の原点を、占領者としてではなく同じ人間としてカメラに収めている」と表現。そして核廃絶へのメッセージとして、こう語った。「ただ『忘れない』ということが大切と思う」。
ジョー・オダネルさん。背景に自ら撮影した写真が並ぶ=妻の坂井貴美子さん提供
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上空から撮影した被爆後の広島。中央の建物は広島流川教会とみられる
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長崎の小学校にて。教室の窓の外に、完全に破壊されたかつての校庭が広がっていた
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長崎の爆心地の外れで出会った子どもたち。リンゴをあげると、3人で分け合い、むさぼるように食べたという
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配信 2017年8月9日18時37分
朝日新聞デジタル
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