17/08/06 11:30:51.57 CAP_USER9.net
加藤勝信拉致問題担当相、厚労相兼務に懸念 拉致被害者家族ら「できるか疑問」
2017.8.3 21:22
URLリンク(www.sankei.com)
北朝鮮による拉致問題担当相は、厚生労働相となった加藤勝信氏が引き続き兼務する。拉致被害者の家族らからは「継続して問題に当たるのは評価できる」とする声の一方、「多忙な厚労相と兼務で余裕があるのか」との懸念も聞かれた。
問題が長期化する中、これまでも早期解決を誓ってきた加藤氏。改めて「拉致被害者の一日も早い帰国を目指す」と抱負を語った。
横田めぐみさん(52)=拉致当時(13)=の母、早紀江さん(81)は「拉致問題も国際情勢も先行きが見えないが、家族は高齢化して本当に時間がない。安倍晋三首相とともに、全被害者の救出までしっかり責任を持ち、引き続き問題に当たっていただきたい」と述べた。
被害者の即時帰国を切望する家族の思いに反し、北朝鮮は核・ミサイル開発を加速し、国際的批判に態度を硬直化。米国は軍事行動も示唆し、朝鮮半島は緊迫している。
増元るみ子さん(63)=同(24)=の弟、照明さん(61)は加藤氏が拉致担当相を継続することを評価する一方、「厚労相と兼務できるか疑問。交渉が高度な政治判断なら、首相直轄で素早く対処する部署の設置を改めて検討すべきだ」と指摘した。有本恵子さん(57)=同(23)=の父、明弘さん(89)は「北朝鮮への圧力は天が与えたチャンス。内閣改造に関係なく、拉致は安倍首相を中心に政府全体で本気で取り組まないと解決しない。この1年が勝負だ」と語った。
救う会の西岡力会長は「兼務は激務かもしれないが、拉致問題をおろそかにせず、最優先に命がけで取り組んでいただきたい」とした上で「拉致担当相は予算獲得など表の仕事が中心。安倍首相の下、救出に向けた実務では拉致問題対策本部の役割がさらに重要になってくる」と強調した。
特定失踪者問題調査会の荒木和博代表は「兼務が難しい局面があれば、拉致問題に特化した副大臣ポストなどを設けてほしい。われわれ民間が突破口を作るべく動かなければならない」と話した。