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産経ＷＥＳＴ2017.7.29 14:06更新
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学校法人「森友学園」の小学校設置認可をめぐる問題で、大阪維新の会府議団は２８日、府庁で政調会を開き、府議会が１０日に参考人招致した学園の籠（かご）池（いけ）泰（やす）典（のり）前理事長の証言を検証した。
籠池氏は１０日の質疑で、元府議を通じて設置認可を申請した当時の府の担当部長に働きかけたとしたうえで、部長から直接連絡があり、「頑張らせていただきます」と言われたと証言した。
これについて、政調会に出席した当時の担当部長は「籠池さんとはお目にかかったことは一度もない。電話で話をしたことも一切ない」と完全否定した。
認可を所管する府教育庁私学課の課長も出席し、「籠池前理事長から、私学課が優遇したというような発言があったが、森友学園の設置認可申請にあたり特別な対応をしたことはない」と強調した。
籠池氏は申請書を提出した後、同課の担当者から「『（認可の可否を審議する府の）私学審議会これでいけます』という言葉をいただいた」と証言したが、課長は「『この内容で私学審に諮問します』との発言だ」とするなど、籠池氏の複数の証言について事実とは異なると述べた。