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官房長官 獣医師会側の記録は不正確との認識 | NHKニュース
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7月21日 15時06分
国家戦略特区での獣医学部新設をめぐり、菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、日本獣医師会の会長が山本地方創生担当大臣と面会した際に、新設の候補地として四国と京都の名前があがったと述べていると指摘しました。そのうえで、設置場所の決定前に山本大臣が愛媛県での新設を伝えたなどとする獣医師会側の記録は不正確だという認識を示しました。
国家戦略特区での獣医学部新設をめぐり、設置場所などが決まるおよそ2か月前の去年11月、山本地方創生担当大臣が日本獣医師会の藏内会長らと面会し、愛媛県今治市での新設を伝えたなどとする記録が獣医師会側に残っていたことが明らかになりました。
これについて、菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、「藏内氏は地元テレビ局のインタビューで面会の際に『四国と京都の名前があがった』と発言している。そして、面会のあとに『獣医師会としては1校に絞ってほしいと要請した』と発言している。当初から加計学園ありきということではなかったのかなと思っている」と指摘しました。
そのうえで、菅官房長官は「山本大臣は『会議の記録として双方が覚書として残していた文書ならともかく、主観や思い込みなどが含まれかねない文書が唯一の記録なので、そっちが事実だと決めつけるのは一方的ではないか』と発言している」と述べ、獣医師会側の記録は不正確だという認識を示しました。