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【ソウル時事】北朝鮮国営の朝鮮中央通信は9日、新型の地対艦巡航ミサイルの発射実験に成功したと伝えた。
金正恩朝鮮労働党委員長が立ち会い、発射されたミサイルは日本海上に浮かべた標的の船に命中したという。9日付の党機関紙・労働新聞(電子版)は、発射や命中の瞬間などを捉えたとされる写真を掲載した。
北朝鮮は8日、東岸の元山から日本海に向け、巡航ミサイルとみられるミサイル数発を発射しており、これを指すとみられる。韓国軍によれば、約200キロ飛行し、最高高度は約2キロだった。
標的の船に命中したとされる北朝鮮の新型地対艦巡航ミサイル(右)=9日付の朝鮮労働党機関紙・労働新聞(電子版)より
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朝鮮中央通信によると、このミサイルは、4月15日の故金日成主席生誕105周年を祝う軍事パレードに登場したもので、「敵艦船集団を地上から思い通りに攻撃できる強力な攻撃手段」とされる。
発射実験では、超低空飛行での安定性や機動性、標的捕捉能力、誘導性能などを検証。
さらに、新開発の無限軌道式発射台の機動性や迅速な発射準備態勢も確認した。
金委員長は実験結果を高く評価し、「国防科学部門は最近、地上、海上、空中の兵器体系を次々と開発し、わが国の攻撃能力を誇示している」と満足の意を示したという。
北朝鮮の新型地対艦巡航ミサイルの発射実験=9日付の朝鮮労働党機関紙・労働新聞(電子版)より
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配信 (2017/06/09-11:32)
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