17/04/14 12:06:20.39 CAP_USER9.net
春を迎え、街中のいたるところで黒や濃紺のリクルートスーツに身を包んだ若者を見かけるようになった。
サクラと花粉症と並ぶ日本の春の風物詩、就活シーズンの到来である。
会社員の多くが通過してきたであろう就活。
あの企業に入りたい、あんな仕事をしてみたいと夢見るのと同時に、企業から日々届く不採用通知、通称お祈りメールに頭を抱えていたことを思い出す人もいるだろう。
■アイス、コーヒー、うどん、どれが好き?
さて、都内大学に通うAくんはただいま就活真っ只中。
慣れないスーツを着込み企業の説明会に赴いたり、大学の友人たちと情報交換したりしているが、彼には幼いころから働くことを夢見ている会社があった。
鉄道会社である。
幼少期に鉄道に魅せられた彼は、時とともに立派な鉄道オタクとして成長。
そして就活生となった今、彼が目指すのは“××鉄道”ただ一つとなっていた。
「こんなに××鉄道が好きなのだから、僕は絶対受かる」、そんな熱い想いをエントリーシートに込め、いよいよ迎えた一次面接。
志望動機や大学でやってきたことなど、一通り想定していた質問に答え、そろそろ面接も終わりかな……と思った時、ふいに一人の面接官が口を開いた。
「あなたはアイスクリーム、コーヒー、うどんのなかでどれが好きですか?」
あまりにも想定外だった。
いったいこれはなんの質問なんだ……。
ぐるぐると疑惑が頭を�