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◆【移民ショック】ドイツに移民続々到着、「公正な分担」見えず
中東や北アフリカからの移民や難民が欧州に大量に流入している問題で、
ハンガリーを出た移民らが、オーストリア経由で6日までに続々とドイツに
到着した。
ようやく“希望の地”を踏みしめた移民らだが、あくまで今回は例外的措置。
欧州連合(EU)は加盟国間で受け入れの公平な分担などの対処を急ぐが、
東欧諸国の反対もあり、議論は難航している。
ドイツ南部ミュンヘンの中央駅では5日午後、
移民らを乗せた列車が相次ぎ到着。
オーストリアからの搬送は6日も続き、警察当局によると、
同日午前までに同駅に着いた移民は1万人超。
移民らはその後、バスや列車に乗り換え、
ミュンヘン市内外や西部ドルトムント、中部フランクフルトなど
国内各地の収容施設に向かった。
ホームや駅周辺には5日、多くの市民らが集まり、拍手するなどして
移民らを歓迎。
子供に菓子を差し出す市民の姿もあった。
シリア出身の移民の男性は「感激した。ドイツに感謝する。
早くドイツ語を勉強したい」と語った。
トルコからギリシャに渡り、バルカン半島を北上してくる移民の多くは
生活水準の高いドイツを目指す。
ドイツでの難民申請者は8月だけで10万人超。
今年は昨年の約4倍の約80万人が見込まれ、
独メディアは受け入れにかかる費用が100億ユーロ(約1兆3千億円)に
上るとの試算も報じた。
メルケル独首相は5日、
「課題が困難だから均衡予算が重要でなくなるということはない」と強調。
国民への追加負担なしに財政規律も維持する考えを示したが、負担は重い。
EUでは本来、最初に移民らが入った加盟国が責任を担うことになっており、
メルケル氏はハンガリーのオルバン首相とも今回の措置が
緊急措置であることを確認した。
一方、EUは5日、非公式の外相理事会を開いたが、
具体策で進展はなかった。
特定国に負担が偏るのを避けるため、難民申請者の受け入れを
加盟国で義務的に分担する制度の導入では意見が割れたもようだ。
義務的な分担は欧州委員会が加盟国に提案して一度拒否されたが、
ドイツやフランスの支持を受け、ユンケル欧州委員長が規模を拡大して
近く再提案する方針。
だが、ハンガリーなど東欧諸国は、難民申請者らは
いずれドイツなどに向かうため機能しないなどとして反対しており、
EUは一枚岩にほど遠い状況だ。
写真:ドイツ南部のミュンヘン中央駅に到着した移民ら。
歓迎する地元市民に対し、腕を振り上げて喜びの表情をみせる人の姿も。
URLリンク(www.sankei.com)
産経ニュース 2015年9月6日22:54
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