07/08/26 14:54:02 RjMyQSbE0
今月号を読んでネタばれ。
あの目つきの悪い女のフルネームは山崎加奈子。車椅子の少女は伏見やよゐ。
やよゐはあらしやカヤと同じ女学校で彼女たちの後輩。あらしやカヤは
やよゐを含む下級生たちにとって容姿端麗、声楽の実力などから憧れの的
だった。やよゐはピアノの伴奏をしていたようだ。
加奈子は台詞からして女学生ではなく女工で、最初は役に立たない女学生
あがりの学徒たちに嫉妬に近い感情をもっており好印象をもってなかった。
加奈子とやよゐは女学校の敷地内に増設された海軍航空隊の戦闘機整備所か
ラボ?で知遇を得る(背景の軍用機は零戦のようだ)。
加奈子は自分たち二人の生活の邪魔する連中を排除するためスタンガンや
先月のボウガンやグルカ刀?らしき物騒な武器を携帯してる。
仁丹氏なかなか調べているなあと関心してる。セリフでも女学生の学徒は
役立たずのような表現があるが、当時のことを記した文献を読んでみると、
いいとこ出のお嬢様たちが即席教育で工場労働者の作業が満足に出来る
わけもなく、怪我ばかりして、完成品や整備品は欠陥品だらけでとても
軍に供給出来る物ではなかったらしい。またスクールランブルと違って、
脇キャラの女学生たちはイモっぽくかかれており、なんとなく当時の
雰囲気がでてる。数ヶ月前に観た現都知事製作総指揮の特攻映画なんか
学徒女学生がみんな美形ばっかで違和感おぼえたもんなあ。
加奈子はあらしやカヤを結髪も出来ない上級生と評していたけど、確かに当時の
女学生あがりの女工たちはオカッパにしていたか、髪が長い場合は作業の支障に
なるから結髪していた。あらしやカヤのストレートのロングはそれこそ風紀
違反になっただろうな。彼女たちモンペ姿でもないから1巻末で同級生に
注意される場面もあるし。なんか俺の厨房時代の風紀規則みたいでヤダな。