08/06/29 09:55:03
>>785
エリス「……あ、男……君…?来て…くれたの?」
男「どうしたんだよ、エリス。えらくしょげちまって。お前らしくもねぇな?それに…その体…」
エリス「う……うん……先週ザンスパインと戦った時にね…」
男「ああ…気にするな。あいつの強さは異常だった。マーク大尉でさえ撤退させるのがやっとだったんだぜ」
エリス「とても強かった…あいつは…遊んでた…左手…次は右足…一つずつパーツを打ち抜いて…私を嬲ってた…そして最後はコクピットを…」
男「………」
エリス「……何とか命は助かったわ。だけど、その代償が左目と右足と左手よ。それに内部もいくつかもってかれてる……」
男「死ぬよりはマシじゃないか。生きている方が何倍もいい。今は義手義足もあるしな…」
エリス「無責任なこと言わないでッ!例え義手義足をつけたとしても二度とMSには乗れないのよ!」
男「…お前はMSに乗るような女じゃあないさ…」
エリス「知ったような口を…!私にはMSパイロットしかなかったの、MSに乗ることでしか存在意義を示せなかったのよっ!あなたにわかる?生きる意味を奪われた人間の気持ちが!うっ…うぅっ…」
男「……ギュッ」
エリス「な、何をするの!?離して、離してよっ!」
男「生きる意味が奪われたというなら…俺が与えてやる……それでは駄目か?」
エリス「え……っ?」
男「俺の帰るべき家を守ってくれ……それも立派な務めだろう?」
エリス「い…いいの…?私…私こんな体に…」
男「どんな姿であろうと俺にはいつものエリスにしか見えないさ。だから…そんなこと言うなよ」
エリス「う……ん…あり…がとう、男君…ぅ…うぇぇぇ…ぇぇぇぇぇっ……」
男「ポンポン これからは俺がお前の分も皆を守ってやるさ。だから……幸せに暮らしなよ」
こんな会話が浮かんだ。
鬱……かなぁ。