【斧谷稔】大富野教信者の会part74【井荻麟】at X3
【斧谷稔】大富野教信者の会part74【井荻麟】 - 暇つぶし2ch187:通常の名無しさんの3倍
08/05/24 14:22:42
新ネタがなければ過去から発掘してくればいいじゃない。
というわけで、1982年7月発行のムック「少年マガジン特別別冊 伝説巨神イデオン&富野喜幸の世界」より

河西隆史というライターの記事「人形つかいとしての富野喜幸論」冒頭から、当時の空気

昨今の「富野人気」には、目をみはるものがある。
ファンが作品を支持する、という事なら、それほど珍しいことではないだろうが、どうも富野人気はそれだけで収まらぬモノらしいのだ。
―小学生が彼の似顔絵を「お便り」に託して送りつける、彼個人への質問が殺到する、富野氏見たさにイベントにかけつける……
これはもはや「ガンダム」「イデオン」といった作品への支持というより、彼個人に向けられた熱い視線(!)なのだ。
漫画家ならともかく、アニメの監督が、ファンに対してこれほど鮮烈なイメージを、思想を、メッセージを、焼きつけられるものなのか。
極言すれば、ここまでファンへの印象が強烈なアニメ作家は、手塚治虫氏と松本零士氏くらいなものではないのか。
手塚、松本両氏とも、独自の作品世界と、何よりもキャラクターとを備えている。いちいち例を挙げるまでもあるまい。
だが、富野氏にはそういった武器はない。
―ガンダムにおけるシャアやララァは(私の愛してやまぬセイラさんは)安彦良和氏の個性によるところ大だし、
イデオンにおいては湖川氏が、アメコミタッチの洗練されたキャラをもって、その役を果たしている。
あるいは、メカにおける大河原氏の功績を挙げてもよい。
―ということは、単にキャラにほれて商品を買い、メカが気に入ってプラモを買う分には「富野人気」は生まれないはずなのだ。
では、いったいこの現実は何なのだろう。


ということで、当時は「アニメ監督」が人気を得る、というのはかなり異例なことであり、
それ以前に漫画家・原作者である手塚・松本と一緒に「アニメ作家」という分類でくくられちゃい、
キャラクターの人気はあくまで絵柄の問題に回収されるのが当たり前、ってくらい「監督」の存在は認知されてなかったんだな。


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