【フランス】ベルサイユのばら part7【革命】at RCOMIC
【フランス】ベルサイユのばら part7【革命】 - 暇つぶし2ch128:愛蔵版名無しさん
08/08/14 00:34:07
(前略)地味な夫が英雄的使者と会談するため、王妃の部屋を訪れる。フェルゼンが提案した逃亡計画を、
ルイ16世はしりぞけるが、それはまず実行不可能と思われたからであり、もう一つの理由は名誉心である。
何故なら王は国民議会でパリに留まると約束したため、自分の言葉を裏切りたくなかった(これについて
フェルゼンは日記に敬意を込めて書いている、「彼は名誉を重んじる人間だ」)。
 王は、互いに信頼しあう男と男として、頼りがいあるフェルゼンに自分の立場を説明する、「ここだけの
話として聞いて下さい。私は臆病で決断力がないと非難されているのは知っています。だが、これまで誰も
私のような立場に立たされた者はいないのです。絶好の機会(逃亡のための)だった7月14日を逸したことも
知っています。それ以来、チャンスは二度となかった。全世界が私を見捨ててしまったのです」。
 王は更にこう言った。自分も王妃も、救われる希みはもはや持っていない。列強各国は二人の身の上など
かまわず、考えうる限りどんなことでもやりかねない。自分がここで色々な承認を与えたところで、驚いて
さえいないはずだ。今の状況では、心に染まらないことでもやらざるを得ない。自分達は時間稼ぎしかできない
のだから、救助自体は国外からこなければならない、と。


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