08/06/11 13:58:17
五代が合コンで白石衿子と出会う話を読むと、当時の大学生の
性体験率が決して低いものではなかったことが分かる。童貞、処女
なのは五代とこずえだけで、五代やこずえの友だちは皆、経験豊富
なことが彼らの会話から伺える。
ところで響子は惣一郎が死ぬ前と後では性格が違うのではなかろう
か。惣一郎の死後は陰影のある、よく言えば奥ゆかしい、悪く言えば
暗い性格になったのではなかろうか。しかし五代はそういう響子に
惚れた。
白石衿子と響子は性格や容姿が少し似ており、五代は衿子にかなり
の興味を引かれていた。こずえや八神以上に衿子に魅力を感じてい
たようだ。きっと五代は響子や衿子のような、どこか過去というか陰り
のある、それでいて清純そうな性格の美人が好みなのだろう。