07/12/19 07:39:30
キタキタ親父の勇者としての潜在的能力、あるいは勇者を庇護する何らかの力による恵み
によって、彼はグルグルにさえも打ち勝ったのではないだろうか。
正直に言って、推測と屁理屈を重ねてここまで辿り着いたので根拠が薄いのは仕方がない。
しかし、敢えてこの仮説を支持したくなる要素を挙げるとすれば、次の2つだ。
１、親父はガタリの啓示を受けておらず、その潜在的能力を検証する機会は最後までなかった。
２、結果的に天界の公式な記録では、魔王ギリはキタキタ踊りによって封印されたことになった。
8巻におけるルンルンの、「みんながよってたかって勇者の夢（ホラ話）を叶えた。もしかしてこれが
勇者なの？」というセリフは、ここに繋がっているのではないかと推測する。
ではニケが勇者ではなく、真の勇者はキタキタ親父であるとすれば、なぜニケは勇者として冒険に
発ち、親父は半裸の奇人として旅を送ったのか。
そもそもククリは幼い頃から自分を迎えに来てくれる勇者様に憧れていた。つまり、勇者と共に
魔王ギリを倒す旅に出るのは子供の頃からの規定路線であり、ククリの望んだ世界であった。
埋まっていない最後のピースは、その勇者様が誰なのかという点だけ。
そこに、本来勇者としての運命にないニケが現われる。ククリは勇者との冒険への憧れからニケを
受け入れてしまう。ニケを勇者と信じる気持ちから、グルグルがその思いを叶え、ニケは勇者として
の資質を手に入れることになる。
互いの信頼関係が深まる（ククリがニケを勇者として必要とする）につれ、形の合わないピースも
はまってしまい、逆に本物のピースは歪な形に見えてしまうことになった。
長々と駄文を失礼しましたが、以上がキタキタ親父勇者説及びニケ一般人説であります。