08/03/01 19:08:30
どさくさまぎれに9期です。
●サイボーグ009(19)(20); 現行版通りだが、連載の時系列で収録。
●ミュータント・サブ(3)(4)完: 3巻は「ぼくら」のサブシリーズ後半と「別冊マガジン」連載分。マガジン版は傑作揃いだが、『闇の叫び』はオリジナル版の方が断然いい。『魔女の条件』って良いツンデレ。
4巻はシリーズの原型の「少女版サブ(サンリオ版で欠落の138Pを復元)」と、そのまた原型(未完の「ミュータントX」を5年後に書き足した)作品「X指令」。さらに後期の作「ひとりぼっち」を初収録。
●フラッシュZ: 双葉社版では欠落していた P274の原稿を復元。
●少年同盟(1)-(3); 「少年」版のリメイク。小学生新聞へ毎日連載なので、まとめて読むと2.3ページごとの、「引き」の連続を楽しめる。ラストを含めた数ヶ所の代筆が残念。
●番長惑星(1)-(3);現行版と同じ。
●CM野郎; 表題作は、マガジンの谷岡ヤスジや秋竜山のナンセンスマンガに対抗して、サンデーで連載されたのではないかと思われるが、もはや狂気の領域に近いギャグ漫画。
サンコミックス版と比較すると、編中使用の写真は原住民さんの分まで丁寧にも差し替えられている。「鞄を担いだ男」「シュール・シュール・シュール」を併録。
●CMコマちゃん(1)-(2); CM野郎の姉妹編。1巻の2、5話と2巻の全エピソードは今回初単行本化。なお社長のキャラは小松左京のゴエモンを引用。
余談だけど、表現規制が盛り上がった時期に009やサブは作者自身が改訂を行なったため、オリジナルで復刻できないのと比較すると、当時重版されていなかった作品は結果的には幸運。
●ワイルドキャット(1)-(2); アクションで「009ノ1」、ビッグコミックで「佐武と市」と、青年誌の創刊ブームにおける連載の柱となってきたわけだが、プレコミ創刊には最強の美女ネネを擁して登場。
連載当初のタッチに、小島功や棚下照生などの大人まんがの影響を見るのも楽しい。
●ストレンジャー(1)-(2); 現行版通り。SFブームの渦中、プレコミに連載。同誌の当時の人気作に松本「ハーロック」吾妻「やけ天」。
●大江戸医聞 十八文(1)-(3); SW版と同じ。
●風の鈴; 双葉社版とは異同あり。表題作に「チャーイ」「ヒュプノス」「突撃カメラマン」を併録と、応援していた中村ブンの曲をマンガ化した「花泥棒に行きましたね」を初収録。