08/01/05 03:24:20 NRbOU0Y6
澄み渡る碧い空。私は崩れ落ちそうな廃屋にいる。別に悲しくはないし、寂しくもない。
ただ、何もないだけ。
真っ赤な私の弐号機。もう動いてはくれない。もう私は必要ない。
誰にも負けたくなかった。自信もあったのに。
碇シンジ。あんな奴に負けた。情けなくて、バカで、グズな奴。
なんでキスしたんだろ。なんで、欲しかったんだろ。
少し、会いたい。
綾波レイ。ファースト。あんな奴に負けた。無口で、無愛想。何考えてんだかわかんない。
でも、皆はあいつを選んだ。
なんでなの?
なんであたしじゃないのよ!
なんでみんなあたしを選んでくれないの!?
涙がこぼれた。
私は、ただ死んでないだけ
「・・ねぇ・・・起きてよアスカァ・・・・」