08/01/07 22:54:35
一体、何処に行ってしまったのだろうか?
私の周りにいた人達は。
とても大切な友人達は。
幸せにはなれたのだろうか?
少し寂しいが、幸せになれたのであれば、何も言うことはない。
……そう、何も言うことはない。
―ごめん、待たせちゃったね
―ほら、一緒にいきましょう
―全く、早くしないと置いてくわよ!
不意の声に、私は振り向いた。
何だろう、この目から溢れてくる液体は。良く分からない。
それでも、一つだけ分かる事がある。
……ああ、やっぱり私はこの人達が好きなのだ。
皆で過ごした、奇妙だがとても楽しい時間。
それが宝物なのだ。
また……また皆一緒にいられるのだな。
ずっと一緒に……
〇月×日(何かの液体が滲んでおり、名前を読み取る事は出来なかった)