07/10/28 15:13:08
る
151:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/28 19:00:22
と
152:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/28 19:11:14
せ
153:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/28 19:15:05
く
154:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/28 19:25:23
ろ
155:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/28 20:56:38
す
156:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/28 21:26:29
XXシリーズとなら可。
157:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/29 18:16:02
レ
158:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/29 18:44:52
イ
159:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/29 19:39:10
は
160:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/29 20:17:53
南
161:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/29 21:37:33
北斗の拳ネタなどさせるか!
162:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/29 22:25:04
朝
163:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/29 22:26:13
時
164:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/29 22:27:38
代
165:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/29 23:36:08
あさとき・だい?
そんなキャラいたっけ?
166:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/30 00:25:25
>>165
ネタだよな?
167:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/30 00:25:26
どうみてもなんちょうじだいです
168:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/30 00:28:42
最近のゆとりは南北朝とか知らない訳?
169:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/30 01:15:42
低年齢者の知識面の低下率は異常。
ゆとりなんて愚かな選択をした政府を呪いたい。
亀田のベトナム語発言を鑑みても・・・アレは別か、ボクシングに半生を捧げた代償?
170:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/30 07:55:46
ゆとりもそれぞれだと思
俺ゆとりだけど中国の王朝は全部詰め込まれた
171:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/30 08:01:20
>>170だけどごめん 上の流れは日本史だな
世界史だとおもったorz
172:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/30 09:10:15
いや……こんなにマトモ?に受け止められるとは思わなんだ。
ネタにもならないと思ってたんだが……。
173:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/30 22:39:59
保守っとくかい?
174:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/31 00:51:31 58D702dG
ア
175:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/31 04:14:19
ス
176:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/31 07:32:22
カ
177:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/31 07:56:37
時代
178:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/31 20:24:04
歴史関係多いなw
179:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/31 22:05:29
ほしゅがてら
はいアスカ
URLリンク(imepita.jp)
180:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/31 23:13:33
>>179
下半身の肉付きがたまらんなぁ 線濃くしてー
181:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/10/31 23:53:39
>>179
上手ですね。絵心ある片が羨ましいです、ほんとに。
先日は投下予告しつつも、ばっくれて申し訳ありませんでした。言い訳になりますが、病気で寝込んでいたのです。皆さんも季節外れのインフルエンザ+気管支炎には気をつけて下さい。明日は必ず投下致します。
182:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/01 02:06:22
>>181
おぉ、待ってました!
明日楽しみにしてます。
183:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/01 11:28:57
劣化したなあ=3
184:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/01 23:15:10
>>181
お大事に!
待ってるぜ
185:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/02 03:15:11
でもってまたもや有言不実行か
体調やら不確定要素多いなら期限は余裕見なきゃ
186:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/03 00:00:51
期限切って自分鼓舞するのはいいけど
コケてヘコんでなお遅れたら本末転倒だって
「今進捗○○%で調子が上がってきてるから上手くすれば明日には投下できそうです」
ぐらいの玉虫色っぽいか?レベルでいいんだよ、予告は
187:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/03 16:09:34
今日は来てくれるよね…
188:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/03 23:33:19
もうあの場所へ戻れない~
189:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/04 05:01:31
風邪が悪化したのかな?
お大事に
190:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/04 13:20:18
>>188
何の歌だっけ?
微かに覚えがあるんだけど思い出せない
191:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/04 17:27:27
鈍い痛みはもう感じない
192:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/04 17:29:27
壊れ始める…
193:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/04 18:02:11 VBR8cn/X
何でなんだ
何でなんだ
何でなんだ
194:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/04 20:44:49
>>190
cave
195:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/04 21:51:00 VBR8cn/X
っっっ父さん、ここから出してよぉぉぉぉ!!
196:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/04 23:50:08
エヴァ板自体今盛り上がってないから気長に待つよワシは
197:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/05 06:33:31
輝く涙を集めて時間の海を渡ろう~
198:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/05 13:45:04
果てのないこの闇も
繰り返す公開も~
199:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/05 19:45:34
明日造る現実~
200:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/05 21:24:21
歌いすぎw
201:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/05 22:47:16
重ね重ね申し訳ございません。
投下いたします。
202:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/05 22:49:12
見渡す限りに深遠の闇が続き、この空間の果ては誰にも捉えられない。
魔法によって作り出された赤き焔の中、床に浮かび上がるセフィロトの木の紋様がその場の一種異様な空気を演出していた。
セフィロトの木を取り囲むように3メイルはあろうかという巨大な七枚の石版が聳え立っている。それら石版の正面上方には、1から7までの数字が重なることなく刻まれていた。
全ての石版には純度の高い風石が埋め込まれ、高度な風魔法が施されている。その風石を媒介することによって、遠方の人物との会話を可能にしていた。
秘密結社【教会】の最高幹部である彼ら七人はお互いの素性も知らなければ、顔すらも知らない。なぜならば、彼らは例外なくこの石版を介し、今後の行く末を決めてきたのだ。
それなりに高い地位にあるだろうと、長い付き合いの中で、お互いに確信しているものの、それ以上を知ろうとは誰も考えない。
彼らの信頼関係に、そんな知識は必要ないのだ。彼らが掲げる理想こそが、彼らを強く結び付けている事実を、彼らは良く知っているのだから。
深く沈む闇の中、弱々しく輝く焔がかすかに揺れ、【02】と刻まれた石版から抑揚のない言葉がこだました。
「つまり、アルビオンに突如現れたその巨人はアダム族に間違いないというのだな」
203:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/05 22:50:44
【03】から深い呼吸の音が洩れると、声が響き渡る。
「諜報員の報告では『肉眼で心の壁を確認した』とのことだ。間違いかろう」
【07】から忌々しげな声がこぼれた。
「我々のシナリオにはない事態だ」
「なに。何事にもイレギュラーはつきものだ。修正可能な範囲だよ」
「そのアダム族が魂を有しない亡骸だとしても、同様のことが言えるかな」
【03】の言葉に、【04】がいぶかしげに応える。
「魂のないヒトに活動することなどできん。何を根拠にそんなことを」
「アダム族に同化するものがいた。しかも、その同化せしめし存在は……」
【03】は息をのみ、躊躇い気味に言葉を続けた。
「かのガンダールヴだ」
一瞬の沈黙のあと、【06】が興奮気味に言った。
「ガンダルーヴだと……!ここにきて、何の為に現れたのだ」
204:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/05 22:52:45
「待て。その前に聞きたいことがある。ガンダールヴが現れたということは、それを使役する者もいるはずだが、それが誰だか分かっているのか?」
「トリステインの有力貴族、ラヴァリエール公爵家の三女、ルイズ・フランソワーズに間違いないそうだ。今はトリステイン王国立トリステイン魔法学院に在籍しておる」
【06】から、拳で力任せに机を叩く音が鳴り響いた。石版越しからでも、その激昂具合が良く見てとれそうである。
「オスマンの狸爺……!この事実を知っていながら、今まで隠匿しておったな。教皇!オスマンの独断は、もはや看過できる状態ではなかろう。このまま、リリスの肉体をやつに預けるのは危険だ」
「落ち着け。オスマンが何を企もうと、我々の計画を阻むことはできんよ。今回の件に関してだけ言えば、確かに、我々は一歩出遅れてしまったようだ。
だからといって、時計の針を戻すことは出来ん。しかし、我々の手で進めることはできる。そして、その為の駒も我々にはたくさんある」
教皇と呼ばれた【01】は実に落ち着いた口調で言った。
「教皇の言うとおりだ。しかし、一度は接収したアダム族とガンダールヴ、そしてその主、これを取り逃してしまったのは痛いな。ワルドは一体何をやっているのだ。今回の件に関してもろくに報告がないようだが」
205:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/05 22:54:09
「鳴らない警笛に意味はないが、あえて消す必要もなかろう。今しばらくはこのまま泳がせておけばいい。しかし、オスマンはこのまま放置しておくわけにもいかんな。教皇、どうする?」
「レコン・キスタを使って、トリステインを突いてみれば良い。それで、奴の出方も見えてくるだろう。それと、仮初のアダムの魂、そして、タブリスを解放しよう」
「仮初の魂はともかく、タブリスの解放は時期尚早ではないか?」
【07】は平静を装っていたが、その声はかすかに震えていた。
「オスマンの裏をかいてみるのも一興だ。それにタブリスがガンダールヴとの物理的接触を望んでいる。ならば、拒否する必要もなかろう。彼が我々を裏切ることなどあり得んからな。うまく事を運んでくれるだろう。安心したまえ。全ては我々の理想に向かって進んでいる」
「佐用。全ては【楽園創生計画】の為に……」
206:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/05 22:55:44
シンジ達の救出に成功したルイズの役割は自分の胸の中で泣き咽ぶ少年を慰めることだった。そのまま、ギーシュと合流し、来たときと同じように、初号機を疾走させスカボローの町に向かった。
初号機を駆使し一隻の軍船を拿捕した一行は魔法学院を目指して飛行した。
シンジはルイズの横で、アルビオン大陸を見上げた。雲と空の透き通る青さの中に、アルビオン大陸が溶けてゆく。短い滞在だったが、色んなものをシンジの胸に残した白の国が遠ざかる。
シンジはルイズを見つめた。白い頬は、血と土で汚れていたが、高貴さと清楚さは、そのままだった。目から頬に涙の筋が伝っている。
シンジがルイズの頬を袖で拭うと、ルイズは呆れたように微笑んだ。
「あんたの顔のほうが酷いわよ」
タバサは二人のやり取りをつまらなそうに見つめた後、ポケットから取り出した小説に目を落とし始めた。
ギーシュは空を見つめながら、此度の活躍を恋人のモンモランシーに向かって、どのように伝えようか考えあぐねている。
ルイズはぼんやりと思い出の糸を手繰ってみた。
故郷のラ・ヴァリエールの領地。
忘れ去られた中庭の池…。
そこに浮かぶ小船の上……、ルイズは寝転んでいた。
つらいことがあると、ルイズはいつもそこで隠れて寝ていたのであった。自分の世界。誰にも邪魔されない、秘密の場所……。
ちくりと、ルイズの心が痛む。
もう、ワルドはここへはやってこない。優しい子爵。憧れの貴族。幼い頃、父同士が交わした結婚の約束……。
207:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/05 22:57:39
支援いたす
208:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/05 22:58:31
幼いルイズをそっと抱え上げ、この秘密の場所から連れ出してくれたワルドはもういない。いるのは、薄汚い裏切り者。勇気溢れる皇太子を殺害した残忍な殺人者。
だけど、皇太子を手にかけた時、彼が瞳に浮かべたあの色はなんだったのだろう……。
ルイズは首を振った。
ふと少年の顔が目に入る。
少年は言ってくれた。この世で、私よりも大切なものはないと。自分の命より大事だと。
どこまで本当だかは、分からない。
だけど、今はその言葉を信じてみたかった。
優しい風が頬をなぶる。
心地よい風だ。
温かい何かが心に満ち、悲しい出来事の連続によって傷ついた自分の心が癒されていく。
せめてこの風が……。
異世界から吹く、この心地よい風が……。
頬をなぶる間は、信じてみようと心に誓った。
「あの、ルイズさん……」
「ん、なに?」
前を見据えたまま口を開いた少年に、ルイズは顔に絡まる桃色髪を払いながら応えた。
「あの、どう言えば伝わるかわからないんですけど……。胸がざわざわするんです。
……考えると怖くなるんです」
「はぁ?」
209:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/05 23:01:04
「だから、お願いです、ぼくを一人にしないで下さい……」
ひんやりと胸を指す感情をこの少年が、自身と同様に抱えていることに改めて気付きルイズははっとした。
彼女は不意に訪れる孤独感のつらさは他の誰よりも良く知っている。
一人で逃げ込んだ小船。湖にぽつんと浮かでいたそれは、まるで、自分の小さな世界を象徴しているようだった。
それが寂しかったし、なによりも辛かった。
だけど、逃げ場所はそこしかなかったのだ。
ワルドはそんな私をいつも救ってくれた。差し伸べてくれたあの暖かい手をよく覚えている。
殺人者と同じ事をするのは癪だったが、ルイズは少年の手をそっと握った。そして、出来る限りの笑顔を少年に送った。
あの時の子爵の様に……。
「なによもう、あったりまえじゃない……」
210:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/05 23:04:12
第七話 終わり
投下終了です。
ご支援ありがとうございました!
211:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/05 23:10:25
風邪は完治かい?ナンにせよ乙
カヲルが出てきそうな勢いだなwwww
でも、まだカヲルとシンジって会ってないんだっけ?
212:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/06 16:25:57
カヲルじゃないタブリスかもね
ほらロマリアの方にそれらしき人物が…
213:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/06 21:49:46
冴えない氏乙
>>212
まさかのジュリオかwwwwwwwwww今考えるとキャラそのままだな
夢のWギーシュなるか
住人減った感じがするなぁ
214:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/06 22:44:21
乙
215:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/07 18:16:23
いいや、おれがいる
216:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/08 00:05:16
投下乙wwwwww
いや俺もいるぜ
217:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/08 23:43:12
いやいやオレも居る
218:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/09 09:51:12 lRGjSRPZ
ル
219:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/09 17:41:16
フ
220:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/09 18:18:45
ラ
221:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/09 18:59:49
ン
222:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/10 06:18:09 WiiH3U0N
を
223:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/10 13:22:34
歌
224:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/10 13:26:45
い
225:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/10 14:31:47
な
226:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/10 19:38:39
さ
227:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/10 21:08:50
い
228:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/10 21:22:44
と
229:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/10 22:14:05 ay1nPoqp
言
230:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/10 22:23:25
わ
231:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/10 22:28:22
ざ
232:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/10 22:33:46
る
233:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/10 22:44:33
を
234:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/10 22:57:30
え
新住人です。
これおもしろい!まとめサイトで最初から読みましたがシンジのキャラが凄く善くでてる!
ちょっと貞シンジみたいな気もします。
ゼロ魔の方は詳しく読んだ事ないですか
ルイズのツンデレ具合が可愛いです。
次の投下楽しみにしてます!!
235:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/11 01:10:10
な
236:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/11 01:10:46
い
237:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/11 01:13:40
。
238:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/11 14:23:10
ル
239:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/11 14:45:28
イ
240:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/11 15:35:19
ズ
【教会】のゼーレっぷりに麦茶噴いたw
241:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/11 16:57:38 HOyauD8Z
フ
242:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/11 17:08:47
ラ
243:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/11 21:17:01
ン
244:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/11 21:36:53 w4Tpzd2w
ソ
245:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/11 22:51:39
ワ
246:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/11 22:52:06
ル
247:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/11 22:56:33
( ゚Д゚)
( Д )゚ ゚
(゚Д゚)
248:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/11 22:58:46
>>246
お前には失望した。
249:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/11 23:29:43 w4Tpzd2w
>>246
_/,'  ̄  ̄ 9{_
{゚>‐一 ¬ ̄ ̄`ヽ、 j. \
/ / { \ { ヽ
/ ヽ { ヽ、 \ l ヽ〉. i
/ ∧ l__\ 代ー 、ヽ | |
{ { X´l ヽ\} \_ヽ | l
ヽ \∨ ヽ __ | !
\小. ィ= ´ ̄ ` l ,′
l } ' ,' / ………
|:八 ヽ _フ / /
l 个 、 ィ/ /
l / _>r 'チー/ / _
! !/ } │ / , <_ _, イ´/ ヽ
/\/ヽ { __ノ/⌒ヽ./ / /7'´ / l
250:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/12 11:07:47
まとめ更新いたしました。
今北の方は>>1のリンクより、ご覧下さい。
251:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/12 11:18:56
まとめ更新いたしました。
今北の方は>>1のリンクより、ご覧下さい。
252:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/12 14:57:12
よーやく帰ってきてくれましたか
ささ、体調も良くなった事だし、さささ、続きを
ずずぃと書き連ねなされ
253:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/12 21:58:19
>>246
話んなんねーよ貴様は
>>250
冴えない氏おかえり!
254:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/13 12:33:16 68W6zxOs
キ
255:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/13 12:51:14
バ
256:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/13 13:13:14
ヤ
257:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/13 14:22:54 McqS0yZV
シ
258:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/13 17:08:43
お帰りんご
259:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/13 17:16:26
で
260:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/13 17:22:00 ABZDj5Wa
れ
261:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/13 17:37:20
ー
262:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/13 18:28:43
た
263:冴えない ◆YUq/JXG2n2
07/11/13 19:30:29
碇
264:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/13 20:01:02
ゲ
>>263
ってかさり気なく何してんだよwwwwwwwwww
265:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/13 23:14:18
ん?
266:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/13 23:27:01
どうした?
267:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/13 23:31:31
うめぇw
268:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/15 00:20:36
とんこつうめえよな
269:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/15 09:43:25
りきまるの豚骨は本当に美味しい。
270:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/15 16:05:23
つーか、いつまで続くんだよw
271:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/15 21:47:20
このスレ終わるまで
272:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/15 21:50:24
はぁ?
273:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/15 23:31:53
投下します。
第八話 涙
274:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/15 23:33:34
「五度目の滅びの時を起こそうとしているのよ、オリジナルのアダムとリリスを使って。それこそが教会の掲げる【楽園創成計画】の実態……」
地下通路に漂うひんやりと湿った空気を切り裂くように飛翔するシルフィードの背に跨がったロングビルは、腰の前に広げた羊皮紙の地図を見定めながら、背後に跨がるシンジに、今現在、ハルケギニアを覆う陰謀の真相を語っていた。
土地柄、トリステインに数多く伸びる地下水脈の跡をそのまま利用したこの通路は、縦横無尽に入り組んでいる上に、申し訳程度にしか魔法灯が設置されていない為、著しく視界も悪い。地図を持たない者からすれば迷宮に等しく、しばらくは追っ手を気にする必要もなさそうだ。
しかし、二人に残された時間は限りなく少ない。
275:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/15 23:35:02
彼女達の背後では、城内へと侵入を許してしまった連合国軍に対して、トリステイン、ゲルマニア同盟軍による最後の抵抗が行われている。
オスマンの拘束は、もはや時間の問題だ。そして、リリスの接収を果たした教会は、直ぐさま滅びの時の儀式を始めるであろう。
ハルケギニア全土を巻き込んだ此度の大戦は、トリステイン王国が王都トリスタニアの陥落によって、一応の決着を付けようとしていた。
寡兵のトリステイン、ゲルマニア同盟軍は数の上で圧倒的優勢な連合国軍に対し、有効な策を立てられず、敗退に敗退を重ね、戦端が開かれてから間もないうちにトリスタニアへと押し込まれてしまったのだ。
もちろん、優秀な指揮官の下で、局地的に戦果を挙げることもしばしばあったが、戦の趨勢にはなんら影響を及ぼさなかった。
276:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/15 23:36:23
「種の生存競争を自ら放棄して、他の生命体に未来を託す……。私からすれば、それこそ悪魔の所業よ。彼等はアスモダイの血を憎むあまり、自身も悪魔に成り下がっていたことに気付いてないの」
ロングビルは肩越しにシンジの様子を窺った。少年は膝を曲げ俯いたままだ。
ロングビルは小さく息を吸い、決意を込めて口を開いた。
「いい、シンジくん。あなたが成すべき事は三つ。リリスの模倣体、……つまり、あなたがエヴァと呼ぶ存在の奪還、楽園創成計画の要であるジュリオの殲滅、そして、ルイズの覚醒と解放。一つでも取りこぼしは許されないわ。生き残る手段はそれしかないの」
「……もういやです」
シンジの消え入りそうな呟き声は、一瞬にして向かい風の中へと溶けていった。
「何を言ってるの?」
「もういやだ。なにもしたくありません……」
ロングビルは眉をひそめた。
「分かってるでしょ。逃げ場なんて、もうどこにもないのよ」
277:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/15 23:38:06
シンジは必死に声を搾り出した。
「ジュリオさんが言ってました。ぼくの世界、……今から二万五千年前、エヴァとぼくを失った世界は三度目の滅びの時に見舞われたそうです。ぼくの知っている人もほとんどがそのせいで死んでしまった。
今の時代もそうです。ぼくのせいで…、ぼくなんかがいるせいで……、みんなが」
何かに追い詰められたように自身の前髪を乱暴に掴み上げると、シンジは言葉を続けた。
「ぼくに何かが起こる度に誰かが傷付いていくんだ…、ぼくが何かをする度に誰かが死んでいくんだ…。だったら、何もしない方がいい、何もしないで死んだ方がましだ……っ!」」
「今更、泣き言なんて聞かないわよ。同情もしない。分かって、私達はもうジリ貧なのよ」
ロングビルは胸に溜まりいく同情心を理性で無理矢理押さえ付け、厳しい口調で言った。
「……ぼくは戦うしかないと思ってた。周りの人の為に戦うしかないと思ってた。だけど、そんなの思い上がりだ…っ。人の為に頑張ってるんだ、なんて思うこと自体、甘えに過ぎないんだ。
結局、ぼくは楽な生き方を選んでいただけなんだ…。何も知らない…、何も分からないぼくに戦う資格なんてないんだっ!」
小さく息を継ぎ、シンジは再び膨れ上がった剥き出しの嫌悪感を吐露し始めた。
「ルイズさんに酷いことしたんだ……。ぼくのせいでワルドさんも死んでしまった。ギーシュさんも、キュルケさんも、タバサさんも、みんな死んでしまった。だけど、涙すら出てこないんだ……。ぼくには優しさなんてかけらもない。狡くて臆病で卑怯なだけだ」
278:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/15 23:39:16
その時、前方からまばゆい光が差し込み、薄闇に慣れた瞳を焼かれるような感覚が襲ったので、ロングビルは瞼を軽く閉じ、小さく呟いた。
「着いたわね」
先日、シンジが訪れた謁見の間程の開けた空間に入ると、シルフィードはまるで墜落するかの様に乱雑に着地した。
「……もう限界だったのね」
ロングビルの言葉にシルフィードはきゅいと小さく鳴いて応えると、ゆっくりと瞳を閉じ、そのまま絶命した。息絶えたシルフィードの腹部からじんわりと泡立った鮮血が広がっていく。
魔法によって錬成された大理石仕立ての部屋には、通路とは違い魔法灯がふんだんに使われていた。それが、かえって真紅の液体を不気味な程に映えさせている。
シルフィードの背中から飛び降り、その光景を目にしたロングビルの瞳に水気が増した。
「ここまでありがとう。安らかに眠りなさい……」
ロングビルはシルフィードの頭を優しく撫で、命を失った身体を自身のマントで被ってやった。
それが済むと、歩こうともしないシンジの体を無理矢理引きずり、部屋の奥に位置する金属製の扉に向かった。
「良かった、魔力はまだ生きてる。さすがはトリステイン王族御用達の脱出装置。いけるわね」
279:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/15 23:40:56
ロングビルは振り返り、表情もなく風竜の亡きがらを眺める少年の姿を見つめた。
「シルフィードは死んだわ。そうやって眺めてても生き返りはしないわよ」
「……また、ぼくのせいですか」
「あなたのせいじゃないわ。あなたの為によ」
「どっちだって一緒です」
ロングビルはシンジの腕を掴み取り、少年の小柄な体を扉に向かって乱暴に叩き付けた。そして、瞳の中に苦しみと悲しみの光を浮かべる少年の顔を覗き込んだ。
「いい、シンジくん。ここから先はもうあなた一人よ。全てを一人で決めなさい、誰の助けもなく」
「ぼくはだめなんだ…、だめなんですよ……。人を殺してまで戦う価値なんてないんだ。人を傷つけてまで戦う資格なんてないんだ」
280:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/15 23:42:17
ロングビルは、シンジの頭を挟みこむように両手を壁につけ、静かに言った。
「あなたがしてきたことで救われた人だって大勢いるのよ。一度はトリステインの危機を救った。そして、ウェールズ皇太子の魂を解放したのもあなた。タリブの村人だってそう。全部、あなたがしてきたことなのよ。胸を張っていいことだわ」
「それだって違うんだ……。ほんとはどうでも良かったのかもしれない。ただ……」
数瞬の沈黙が訪れ、耐え切れずロングビルはシンジを促した。
「ただ……、なに?」
少年の心に自己嫌悪が張り付いた。
「ただ……、ルイズさんに褒めてもらいたかっただけなんだ……」
ロングビルは、はっと息を飲んだ。
「それだけの自分勝手な幼稚な気持ちのせいで、誰かを傷付けるのはもうたくさんなんだ…っ!」
少年はどこまでも悲しそうな顔で視線を落とす。
ロングビルは微笑みを浮かべ、少年の頭を自身の胸に優しく抱き留めた。
「好きな人から褒められたいから、頑張るか……。うん、いいじゃない。その方がよっぽど十四歳の少年らしいわよ」
「……だけど」
「じゃあ、シンジくん。最後にもう一度だけ、ミス・ヴァリエールに思い切り褒められることをしなさい」
281:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/15 23:43:46
不思議そうに少年が顔をあげる。
「……え?」
「ミス・ヴァリエールを救うのよ。それが出来るのはあなただけ」
「そんなの無理ですよ…。今のぼくにはエヴァもない。何もないんだ。何もないぼくには何もできやしない」
「何を言ってるの、あなたはガンダールヴであり、二万五千年前、アダム族に決戦を挑んだ最初のリリス族であり、五千年前、アスモダイの祝福を受けた唯一のリリン。伝説を三つも持ったあなたに出来ないことなんて、何一つありはしないわ。
シンジくん、確かに全ての事象はあなたを中心に廻っている、二万五千年前を契機にね。だからこそ戦いなさい。自分が何の為にいるのか。何の為にあるのか。今の自分の答えを見つけなさい。そして、全てに決着を着けたら……」
ロングビルはそこで首を振った。
「さ、もう、時間よ」
シンジの背後の扉が音も無く開かれ、もたれ掛かっていたシンジはその中に崩れ落ちた。
「これは……?」
「フライとレビテーションがかけられた昇降籠。あなたを地上まで連れていってくれるわ」
「一緒に乗らないんですか……?」
「あなたと暮らした二ヶ月間、悪くなかったわ。頑張ってね、シンちゃん」
そう言って微笑むロングビルの口端から鮮血が漏れていることに気付き、シンジの目が開かれた。
突如、昇降籠の扉が勢い良く閉じられる。
「マチルダさんっ!!」
シンジの口から紡がれた彼女の真実の名は、厚い石の壁に阻まれ、ロングビルの元へと届くことはなかった。
282:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/15 23:44:59
投下終了です。
それでは失礼致します。
283:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/15 23:49:40
唐突だなwwwwwwww
主要キャラほぼしんどるwwwwww
284:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/16 07:59:43
乙
( ∵)
・・・あれ?
285:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/16 09:23:30
マチルダさんに惚れました。
唐突で思わず戦自のネルフ侵攻を思い出すんですが・・・なんか原作よりマトモw
漢ギーシュの死に様は?!
ルイズはどうなってんの?!
つーか死に過ぎだよ……GJですがw
286:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/16 16:19:10
>ルイズさんに酷いことしたんだ……。
ルイズでオナッたのかwwwwwwwこりねーな、お前もwwww
287:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/16 18:12:19
書くのがめんどくさくなったのかwww
288:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/16 19:48:27
展開が急すぎて何が何やら…
289:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/16 21:32:53
なんで皆死んでるの?
290:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/16 21:35:08
こいつはおでれーた、数話分㌧でるようにしか見えねー
291:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/16 22:54:56
冴えない氏乙
えーと・・・どうなっているのかな?
しばらく見ないうちみんな死んじゃったねぇ
292:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/16 23:18:05
キングクリムゾン!!
293:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/17 16:52:24 eMbV7Bxw
サ
294:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/17 21:50:27
昇降籠が地表を目指し、急激な速度で上昇を始める。
シンジは咄嗟にデルフリンガーを引き抜き、取り乱したように絶叫した。
「デルフリンガー!これにかけられた魔法を解いて!早く!!!」
しかし、デルフリンガーは小さく息を漏らすと、淡々と語った。
「無理だよ。物や人にかけられた魔法は俺にも吸収できねえ」
「……そんな」
シンジは倒れ込むように力無く壁に両肩をついた。
「それに今更戻ってどうするんだい」
「そんなの、決まってる。マチルダさんを放っておくわけにはいかない……」
「お前さんは気付いていなかったようだが、ありゃ致命傷だ。シルフィードだけじゃなく、あの時、マチルダも喰らってたんだよ。むしろ、よくぞここまでもったって感じだ」
絶望しきったシンジは両手に顔を埋める。不意に手を離されたデルフリンガーが床に落下し、渇いた音を響かせた。
295:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/17 21:55:32
「ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう……っ」
呪詛を唱えるかの様に延々と怨嗟の言葉を呟くシンジを見つめ、自身を落としたことを責めるでも無くデルフリンガーは言った。
「相棒はこれまで十分頑張ったよ。いつも離れず相棒の傍にいた俺はそのことをよーく知ってる。辛いなら、何もしなければいい。みんな死んじまったし、今更、お前を責めたてる奴もいやしない」
「……え?」
「放っておけば、間もなく滅びの時が勃発する。苦しみや悲しみもそこで終わりさ。死んでしまえば、何も感じやしないからな」
シンジは床に転がるデルフリンガーを静かに見つめた。
「誤解の無いように言っとくが、皮肉や嫌味じゃないぞ。たった十四歳のガキがここまで踏ん張ったんだ。上出来さ。まあ、地上に着いたら、世界の終わりをのんびりと眺めようや」
まるでこれから舞台観賞に赴くかの如く、デルフリンガーは何処までも暢気に言った。
シンジはデルフリンガーを拾い上げ、光り輝く片刃の長剣を見遣る。
「……滅びの時が起きたら、どうなるの?」
「相棒だって知ってるだろ。間違いなくリリンは全滅さね。今度の滅びの時は、今までハルケギニアで起きてきた半端なものとは、全くの別物だからな」
296:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/17 21:55:49
支援する!
297:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/17 21:57:12
「……ルイズさんは?」
「全滅は全滅だ。ルイズだけ、特別ってわけにはいかねーわな」
シンジは思い詰めたように俯いた。
「ルイズを救いたいのか……?」
「分からない……、何がしたいのか分からないんだ。まるで、自分が自分じゃないみたいで」
デルフリンガーは、そうか、と相槌をつくと、真摯な想いを感じさせる深く落ち着いた声で言った。
「なあ、相棒。見ての通り俺は武器だ。つまり、道具だ。情けない話だが、俺はお前に使われることしか出来ない。だけど、お前には、お前にしか出来ない、お前になら出来ることがあるはずだ。
俺はいつだってお前の味方だ。だから、俺は間違っても強制したりはしない。自分で考え、自分で決めろ、後悔の無いようにな」
「……デルフリンガー」
298:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/17 22:03:40 GLWU09u1
支援
299:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/17 22:03:47
「もしも、お前さんが戦うと言うなら付き合うよ。何もしたくないと言うなら、それにも付き合おう」
「……まだ、間に合うのかな?」
「何にだい?」
「……今からでも、世界を救えるのかな?」
「お前さんがそんなことを考えているうちは、無理だろうな」
デルフリンガーは心底呆れたようにため息をついた。
「何もかも背負いこもうとするのは、もうやめろ。十四歳のガキの分際で生意気なんだよ。いいか、残された時間はほんのわずかだ。
だから、最後くらいは、自分の為だけに戦え。自分の為だけに剣(俺)を振るってくれ。自分がどうしたいのか、自分はどうありたいのか、自分の望む世界は何なのか。それだけを考えろ。
さっきも言ったろ、お前は人の為に十分頑張ったよ。この上ないくらいにな。そんなお前を責められる奴なんていやしないんだ。だったら!最後くらい、ガキのワガママ通してみろよ!!」
300:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/17 22:06:10
少年の顔が一気に歪み、瞳からぽろぽろと涙が零れ落ちていった。
「……ありがとう、デルフリンガー。ぼく、やっぱり、戦うよ。やっぱり、ルイズさんを助けたいんだ…」
「……そうか。じゃあ、一緒にもうひと踏ん張りだな」
シンジは次々と溢れる涙を拭いながら、口を開いた。
「よく分かったよ。ぼくには何もない。力もない。勇気なんて、これっぽっちもない。支えてくれた人達も、もういない。大切な人だって、ぼくの傍にはいない。何もないんだ」
デルフリンガーは自嘲の言葉を並べる少年を心配しつつも、口を開こうとはしなかった。
「何もありはしないんだ。ぼくはゼロだ。ゼロのルイズの使い魔……」
少年が決意に染まる顔を上げた。
「そう、ゼロの使い魔、碇シンジだ……!」
301:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/17 22:08:04
投下終了です。
失礼致します。
302:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/17 22:09:50
乙です
ついに決め台詞まで来てワクワクしております
303:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/17 22:22:57
リアルタイム支援2レスキター。新記録更新。
ありがとうございました!
あと、八話は時系列順にすると、十三話~十四話付近に相当します。
以前にも申し上げましたが、十五話完結予定ですので、物語としては佳境の話です。
一話、二話の時系列を逆転させた時と同様に、一応の意味を込めての展開です。
なので、まだまだ、先は長いですが、何卒、よろしくお願い致します。
304:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/17 22:52:07
>>303
乙カレー
シンジがんば!
305:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/17 23:47:01
いあ…
しかしおもしろいなこれWWW
シンジとデルフリンガーカッコヨス!!!!!
306:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/18 17:51:29
冴えない氏乙
これぞまさに「ゼロの使い魔」だ!!!
307:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/18 19:31:37
纏めを更新いたしました。
今北の方は>>1のリンクからご覧下さい。
308:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/18 20:11:29
乙
309:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/19 13:37:38
冴えない氏乙です。
いきなり話が飛んだのはそういう構成だったんですね。安心しました。
310:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/20 16:26:23
お疲れ様
311:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/21 03:53:35
まず、初めに宇宙人がいた。
【第一始祖民族】とも言われる人型種族は、銀河系の各地に生命の種をばら撒き始めた。
その理由が何だったのか、何を目的としてたのか、今となってはわからない。
はっきりしてる事は複数の種がばら撒かれたことである。
運の悪いことにそのうち二つがたまたま同じ星に落ちた。
白い月のアダム、そして黒い月のリリスである。
ガイナックスの公式設定っぽいものです。
312:冴えない ◆YUq/JXG2n2
07/11/21 16:29:36
直後、昇降籠内に耳を突く金属音が響き渡り、シンジの体を激しい振動が襲った。
目の前の扉が開かれ、その先には緑豊かな森林が広がっている。鳥のさえずりが耳に溶け、木立の隙間から差し込む朝の光が少年の体を照らした。
長い、本当に長かった夜が明けたのだ。
少年は片刃の長剣を握ったまま光りの指す方に向かって森の中を歩いた。ロングビルの言葉が正しければ、その先にトリスタニアがあるはずだ。
しばらくして、その森が小高い丘にあることが分かった。
眼下には、トリスタニアの街並みが広がり、その中央に位置するトリスタニア城からは濛々と白煙が立ち上っている。
威厳に満ち壮麗であったかつての名城も、今では見る影もない。焦げ付いた瓦礫の山を縫うように静々と血の川が流れていた。
「トリスタニア陥落、か。戦端が開かれてから、六日目。シナリオ通りってわけだ。教会の連中は残された一日で全ての片を付ける腹積もりなんだろうよ。神様気取りにも程があらぁ」
デルフリンガーの言葉には応えず、朝の陽光に映える澄み切った青空をシンジは静かに見上げた。
「ギーシュさんの言う通りだ。こんな時でも、空の青さだけは、変わらないんだな……」
青年の言葉がリフレインする。
【辛い時は空を見上げればいい。そして、ぼくの言葉を思い出せ】
枯れたはずの涙が再び溢れ、片刃の長剣を握る右手に一層の力を込めた。
「行こう。ゴルゴダの丘に……。ギーシュさんの言葉に応える為にも、そこで、ぼくはぼくの世界を作る……!」
313:冴えない ◆YUq/JXG2n2
07/11/21 16:31:48
第八話 涙 終わり
314:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/21 20:18:02
乙です
コレでまた話が元に戻るのか~wktkして待ってます
315:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/23 00:32:34
wktk
316:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/24 13:43:56
乙
317:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/24 18:44:27
おっちゅ
318:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/25 17:28:14
hosyu
319:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/26 18:42:39 83lDP/n6
ギ
320:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/26 21:08:19 SRca5Fm9
ア
321:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/26 21:29:15 OERBcUIY
ス
322:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/27 08:35:48
ゼ
323:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/27 19:22:56
口
324:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/27 21:16:59
の
325:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/27 21:19:01
ル
326:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/27 21:20:32
使
327:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/27 21:24:41
>>326
_/,'  ̄  ̄ 9{_
{゚>‐一 ¬ ̄ ̄`ヽ、 j. \
/ / { \ { ヽ
/ ヽ { ヽ、 \ l ヽ〉. i
/ ∧ l__\ 代ー 、ヽ | |
{ { X´l ヽ\} \_ヽ | l
ヽ \∨ ヽ __ | !
\小. ィ= ´ ̄ ` l ,′
l } ' ,' / ………
|:八 ヽ _フ / /
l 个 、 ィ/ /
l / _>r 'チー/ / _
! !/ } │ / , <_ _, イ´/ ヽ
/\/ヽ { __ノ/⌒ヽ./ / /7'´ / l
328:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/27 21:48:11
>>326
( ゚д゚ )ドーン
てか俺>>319なんだが「ギーシュ」にして欲しかった
329:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/27 22:04:58
>>326
お前って奴は…
330:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/27 23:23:16
>>326
絶望した
331:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/28 11:31:00
今更だが、ギーシュが死んでしまうことを悲しんでいる俺がいる。
まあ、GJには違いないが。
332:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/28 12:52:43 kDasLSBJ
モ
333:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/28 20:14:45
フ
334:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/28 21:25:34
モ
335:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/28 22:01:45
フ
336:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/28 22:01:46
フ
337:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/28 23:31:20
モ
338:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/29 00:13:10
ッ
339:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/29 00:18:23
フ
340:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/29 03:17:59
面白そうなスレを発見。
まとめ読んできます、今のところ書いてる人は1人ってこと?
341:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/29 17:46:38
>>340
そそ
342:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/29 21:42:37
>>340
ようこそ、君が2人目のデュナミストだ
343:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/29 22:17:49
>>340
さあ愛を語ろうか
344:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/29 22:39:46
今読み終わった、あれ??なんなんだこの超展開は・・・
読みなおしてきます
345:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/30 13:07:49 ZjAmFoAB
>>344
やっぱりな…
そう思うよな。おれもそうだった
346:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/30 15:44:17
ガチャガチャきゅ~とふぃぎゅ@!
347:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/30 18:53:30
この町に降りたエーンジェル
348:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/30 22:51:23
お出まし愛の原型士♪
349:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/12/01 22:33:39
第九話 心のかたち
350:冴えない ◆YUq/JXG2n2
07/12/01 22:35:35
顔を出したばかりの太陽が優しい光りを振る舞い、朝露に濡れた草原がきらきらと輝いていた。
空を見上げれば、青空に浮かぶ雲が、穏やかな風にのって悠然と地平線を目指している。
もう清々しいとしか形容のしようがない朝だった。
しかし、草原のど真ん中にいた一行は白髪の青年を除き、皆一様に暗澹とした顔をしていた。
「あの、今日中に見つからなかったら、いい加減学院に戻りませんか。もう一週間になりますし……」
シンジは怖ず怖ずとした様子で、露骨なまでに不機嫌そうな主人に提案した。
「却下。【虹の記憶】を見つけるまで、絶対に帰らないんだから」
先日のタリブ村訪問の際にルイズ一人だけをおいてけぼりにしたのは大失態だったようだ。だからと言って、シンジ自身、まさかここまでルイズの不興を買うとは思ってもみなかった。
タリブ村から持ち帰った【竜の羽衣】を、ライバルであるキュルケから見せ付けられたルイズの激昂ぶりは凄まじいの一言に尽きた。
351:冴えない ◆YUq/JXG2n2
07/12/01 22:37:04
そんな彼女の口から飛び出た言葉が暗澹とした旅路の幕開けだったのだ。
「私ならもっと凄い宝物を発掘できるんだからっ!」
そもそも、竜の羽衣はタルブ村の聖堂に鎮座されていただけの代物に過ぎないので、それをお持ち帰りしたからといって、お宝発掘とは言い難い。
しかし、キュルケの挑発に怒り狂ったルイズにそんな理屈は通用しなかった。
ピサの斜塔の如く傾いてしまったルイズの機嫌を元に戻す為ことのみに尽力する、悲しいかなシンジに残された選択はそれしかなかった。
こうして、全く宛もないまま、宝探しの旅に赴くことになったのだが、いかんせん、初号機の使用はオスマンに差し止められたままである。
自身一人でルイズの安全を確保する事に不安を感じたシンジは、ギーシュに同行を求めた。
実のところ、タルブ村での戦闘で、オークの猛攻に晒されたギーシュの傷は、未だに完治していなかった。しかし、自身の価値観に良い変化を齎してくれた少年の嘆願を無下に断るわけにもいかず、ギーシュは快く承諾した。
この面子に加えて、宝の眠る場所に心辺りがあると、自ら進んで旅の同行を求めた酔狂な転校生ジュリオ。
この四人による宝探しは出発から一週間経っても、微塵の展開も見せなかった。
352:冴えない ◆YUq/JXG2n2
07/12/01 22:38:17
「ギーシュさん、すいません。なんか、大変な事に巻き込んでしまったようでて」
「気にするな」
ギーシュはシンジの肩をぽんと叩き、ぶつぶつと不満を漏らすルイズの姿を見遣った。
「しかし、こうなるとルイズを説得するより、宝を見つけだす方が簡単そうだな」
「全くです」
「なあ、ジュリオ。しつこいようだけど、本当にここらで間違いなんだよな?」
ジュリオは静かな微笑みを浮かべたまま澄んだ声で答える。
「一応、そう聞いているよ」
「ゴルゴダの丘の麓に広がりし新緑の絨毯。そこに溜まるは赤き雫。三つの月が重なりし時、朱き雫を跨ぐ七色の橋が架からん。虹の記憶は天使の壮麗たる歌声と祝福共に舞い散るだろう……、か」
ギーシュは、ジュリオから聞いた言葉を反芻し、それから小さくため息を漏らした。
「新緑の絨毯ってのは、この草原のことなんでしょうど、朱き雫の池ってなんなんですかね」
「それっぽいものが全くないしなあ」
「だけど、答えを見つけないと、地獄の行進は終わりませんよ」
「宛もなくひたすら歩くことがこんなにきついこととは知らなかったよ……。ルイズはたいした奴だ。少しずれてるけど」
ギーシュはげんなりしながら、小さく呟いた。
353:冴えない ◆YUq/JXG2n2
07/12/01 22:38:59
短いですけど、投下終わりです。
失礼致します。
354:冴えない ◆YUq/JXG2n2
07/12/01 22:52:59
ここで言うのもなんですけど、2001年から続いていたエヴァ板の長寿スレが、今日の昼頃に埋まってしまいましたね。
あそこで連載してたSS好きでした。
なんか寂しいな。。。
355:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/12/02 16:04:30
冴えない氏乙
356:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/12/02 21:32:35
乙
時代は変わっていくものさ…
357:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/12/02 22:00:28
乙
358:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/12/03 04:48:49
>>354
おつです。
ちなみに2001年からの長寿すれってなんですか?
まとめサイトとかあれば教えていただきたいです。
359:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/12/03 16:47:32
クローン人間は温泉ペンギンの夢を見るか?
スレリンク(eva板)
このスレ
360:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/12/03 18:50:32
>>354
おっちゅ
いつのまにか微笑ましい展開になってるな
361:冴えない ◆YUq/JXG2n2
07/12/05 04:06:00
>>359氏
おお、自分以外にあのスレの住人がいたとはw
>>359さん
上記のスレです。ぜひ、一度ご覧下さい。
では、投下します。
362:冴えない ◆YUq/JXG2n2
07/12/05 04:07:39
「なんか言った?」
「いや、なにも」
ルイズに睨まれたギーシュが惚けた口調で答えたその時、一行の背後から獣の遠吠えが響いた。ルイズは足を止め怪訝そうに背後を覗う。
「狼?」
「いや、おそらくワーウルフだろう。ロマリアは緑豊かな国だからね、トリステインに訪れる前はよく耳にした鳴き声だ。ああして仲間と連絡を取り合っているんだよ」
ジュリオの言葉を聞いて、ルイズが眉をひそめる。
「仲間と連絡…?」
今度は、前方から遠吠えが響き、それに呼応するかのように、一行の前後左右に至る全方向から次々と遠吠えがこだました。
「囲まれているみたいですね」
「ワーウルフは山野に生息する亜人種でしょ。なんで、こんな拓けた草原にいるのよ」
「昨年の異常気象は酷かったからね。猛暑に暖冬、はてさて、大雨が訪れたかと思えば、大干ばつ。森の実りも手痛い被害を被った。その為、餌となる森の生き物が激減したらしいよ。ついに彼らは食料を求めて野に下った。
ロマリアでは、相次ぐワーウルフ被害に王室も頭を悩ませている」
ルイズの顔から血の気が引いた。
「つまり、あいつらって……」
「そう。餓えているんだよ。僕達は彼等のランチにご指名されたようだね」
363:冴えない ◆YUq/JXG2n2
07/12/05 04:09:27
ワーウルフは社会性を兼ね備える亜人種の中でも凶暴で残忍な存在ということで有名だ。慎ましく誇り高いエルフ族とは違いワーウルフは、政治的、宗教的な衝突などなくとも人間を襲う。と、言うよりも、人間狩りに興じる。
他の亜人種と同様に人間よりもはるかに屈強な肉体を誇り、俊敏性のみに注目すれば肩を並べられる存在などあり得ない。
魔法を使えなくとも、それを補ってあり余るほどの能力を持っていた。
つまり、ルイズが恐怖に駆られるのも無理のない話しなのだ。
「あそこにそれっぽいのがいますね」
狼の様な姿をした、それでいて二足直立する奇妙な生き物を視界に捉えたシンジが、その影を指差す。体長はおよそ二メイル程だろうか。
「あっちにもいるわよ」
「どうやら、戦うしかないようだな」
ギーシュは懐から杖を取り出し、足元に控えていた使い魔の大モグラにで指示を下した。主人の命を受けたヴェルダンデは、すぐさま穴を掘り始め、そのまま地中に姿を消す。
ジュリオとシンジは剣を抜き、ルイズを挟むように陣取った。
より甲高い遠吠えの残響が草原に掻き消えると、ワーウルフ達は一行を目指して一斉に駆け出した。
背後に草々を撒き散らしながら、烈風の如く迫り来るワーウルフを見つめ、ギーシュが口を開く。
「二、三十匹ってとこか」
364:冴えない ◆YUq/JXG2n2
07/12/05 04:12:25
「多いですね……。ワーウルフって強いんですか?」
シンジが緊張した面持ちで尋ねると、ジュリオが答えた。
「あの規模の群れを討伐する際は、十人のメイジと五十人の護衛で編成された部隊であたるのが一般的だね」
「つまり、すごく強いってことですね」
「無駄話は後だっ、来るぞ!!」
ギーシュが叫ぶと、最前を駆けていた一匹のワーウルフがシンジを目掛けて宙に飛んだ。
立派な牙を剥き出し、涎を振り散らすワーウルフの鋭い爪を左手のデルフリンガーで受け止めたシンジは、目の前に接近する醜悪な顔面に向かって右手のマゴロク・エクスタミネート・ソードを滑らせる。
頭部から胸部にかけて両断されたワーウルフは悲鳴をあげることすらかなわずに絶命し、予想外の光景を目にした他のワーウルフ達が一瞬動きを止めた。
その隙を突く形で、ギーシュがすばやく杖を振った。草原の朗らかな風に乗ってバラの花びらがワーウルフ達の頭上に舞う。それを認めたギーシュは、錬金魔法を唱え、全ての花びらを青銅の槍へと練成した。
無数の槍は重力に導かれ、直下のワーウルフ達に襲い掛かる。
避ける間もない。
ワーウルフ達はスコールの様に降り注ぐ青銅の槍によって、次々と串刺しにされていった。
実際はそうでもないのだが、一番の脅威をギーシュと認識した生き残りのワーウルフ達は、お互いに目配せをし、ひとまず、標的を彼に搾ることに決めた。
365:冴えない ◆YUq/JXG2n2
07/12/05 04:15:43
しかし、その判断は彼らの寿命をより一層短くしただけに過ぎなかった。
一斉にギーシュ目掛けて突進したワーウルフ達は、ヴェルダンデによって掘り抜かれた巨大な落とし穴にはまり込んでしまったのだ。大モグラのヴェルダンデからすれば、地表の薄皮一枚のみを残して、その下部を抉り抜くことなど実に容易かった。
「この世に生を受けた全ての者は大地より生まれ、大地に還る。安らかに眠り、次の生命が紡がれる時を待つといい」
落とし穴に嵌ったワーウルフ達に凍土のような視線を投げかけたギーシュは、再び杖を振った。
穴の真上に舞った花びらが大量の土くれに変わり、激流の様に流れ込む。抗う術を持たないワーウルフ達はそのまま生き埋めにされ、文字通り息絶えた。
残るワーウルフはいよいよ一匹である。
しかし、始末したワーウルフに比べると、異様に巨大な体躯を誇っていた。恐らく群れの長なのだろう。
ワーウルフは地を這うような怨嗟の唸りをもらした。
「ワーウルフの群れの絆は強い。仲間を殺されて怒り狂ってるんだ」
ジュリオは誰に言うでもなく小さき呟き、剣を構えたままワーウルフを見据えた。
ギーシュは杖を振り、七体のワルキューレを練成した。
得物を振りかぶったワルキューレ達が、ワーウルフに向け突進を始める。
ワーウルフは空気を揺らすほどの咆哮を上げると、目前に迫った二体のワルキューレの頭部を掴む。生まれながらにして兼ね備えた膂力をいかんなく発揮したワーウルフは、ワルキューレの身体を宙に持ち上げ、頭部を握りつぶした。
「嘘だろ……、ぼくのワルキューレは青銅製だぞ」
思わず驚愕の声を上げたギーシュを尻目に、剣をわき腹に構えたジュリオが、ワーウルフの懐に入り込もうと試みる。しかし、風を受けた秋の落葉の如く次々と降りかかる巨大な爪に阻まれ、思うようにいかない。
366:冴えない ◆YUq/JXG2n2
07/12/05 04:18:17
その間にワーウルフの背後に回ったシンジは、敵の死角から音もなく二刀の斬撃を放った。
しかし、風の流れが微妙に変化したことを察知したワーウルフは、シンジの攻撃を難なくかわす。
裏をかいたつもりのシンジにとって、渾身の攻撃をかわされるとは思ってもみないことだった。そのため、空を切った剣の勢いを殺せず、その場でたたらをふんだ。
無防備な姿を晒した少年の胸部をワーウルフの巨大な拳が貫く。
「つっ!」
肺から空気を無理やり押し出された少年の口からは短い悲鳴しか出ない。
ワーウルフに比べると小柄すぎたシンジの身体が、後方へ十メイルほど吹き飛ばされた。
苦痛に悶えるシンジの視界に、追撃を狙うワーウルフの爪が光った。
シンジが、すぐ後に訪れるであろう死を覚悟した瞬間……。
彼の目前で、陽光に輝く桃色髪が舞い散った。
367:冴えない ◆YUq/JXG2n2
07/12/05 04:21:18
投下終了です。
368:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/12/05 10:44:18
乙
実際はそうでもないとかギーシュかわいそすぐるwwwww
369:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/12/05 22:39:15
いつも楽しく読ませてもらってます(*^^*)
投下乙です!
370:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/12/06 23:18:08 6iT/kEFz
ほす
371:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/12/08 21:02:10 omZthNXd
超展開になってから住人減ったか
まぁ少ない方がマターリしてていいけどな
372:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/12/08 23:57:45
「これだから、バカシンジは。私がいないと何にもできないのね。ほんっとにバカなんだから……」
言葉の内用とは裏腹にルイズの口調には穏やかな含みが滲んでいた。
「……ルイズさん?」
草原に倒れ込むシンジの体を庇う様に覆い被さっていたルイズの両腕から力が抜け、鳶色の瞳がゆるやかに閉じられた。
事態を飲み込めないシンジは仰向けのまま呆けた様子でルイズの背中に両腕を回す。指先がぬらりとした不快な液体で濡れた。
それが鮮血であることに気付いた少年の瞳孔が一気に萎縮し、瞼が開かれた。
「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁあっ!!」
少年の慟哭が広大な草原に散る。
373:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/12/09 00:01:04
皮肉なことにシンジの悲鳴は狂気に満ちた人獣をさらに興奮させる結果となってしまい、鋭利な爪による一撃が再びルイズの背を襲った。衝撃によってルイズの体は小さく跳ね、鮮血が舞った。
その場に駆け付けたジュリオは、ワーウルフの脇腹に向かって前蹴りを浴びせると、よろめくワーウルフとルイズ達の間に転がり込むようにして割って入り、なおも執拗にルイズの血を欲するワーウルフの前に立ちふさがった。
しかし、背後の二人を守る為にはワーウルフの攻撃を左右に避けるわけにもいかない。
地に足をつけてワーウルフの猛攻を凌ぎ続けるジュリオの体に、次々と生傷が刻まれていった。
「まずいな、このままだと押し切られる」
ジュリオはワーウルフの背後にいたギーシュの様子を窺った。
「かといって、タブリスの力を解放するわけにもいかない、か……」
374:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/12/09 00:06:01
1対1では分の悪いジュリオの負担を少しでも軽減する為に、ギーシュは残る全てのワルキューレをワーウルフへの攻撃に投じた。
しかし、これはかなりリスクの大きい賭けだった。
一行の中でギーシュの近接戦闘能力はルイズに次いで脆弱なのだ。
ワーウルフの標的がギーシュに変わろものなら、護衛を持たない彼が一瞬のうちにほふられるのは間違いない。
しかし、ギーシュは最悪の想定に構うことなく、ワーウルフの横をすり抜け、ルイズの元へと駆け寄った。
ルイズの呼吸は不自然なまでに短く、切り裂かれたマントと衣服の下からは、深い十字の切り傷が姿を覗かせていた。
しかし、今は応急手当てをしている暇すらない。ギーシュは力を失したシンジの腕を掴んだ。
「何をしている?早く立て!」
「ルイズさんが……、ルイズさんが……、ルイズさんが……」
主人の名を呟き続けるシンジの目の焦点は全く定まっておらず、恐慌を来しているのは明らかだった。
「ルイズはまだ生きてる!今はあいつを始末するのが先だ!」
「ルイズさんが……」
「ばかやろう!ほんとにルイズを殺す気か!?」
「ルイズさんが……」
375:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/12/09 00:08:47
ギーシュは深く息を吸い込み、シンジの胸ぐらを掴みげると、少年の頬を渾身の力で殴打した。
「すまんな、平民。ぼくはお前を殴らなくてはならない。殴らなくては……、気が済まないんだっ」
ギーシュは、あの時、自身がシンジに向かって吐き捨てたセリフを正確にトレースした。
彼からすれば、卑小で無知だった過去の自分を想起させる忌避すべき思い出である。
376:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/12/09 00:10:29
投下終了です。
377:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/12/09 02:56:25
乙
378:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/12/10 01:01:32
冴えない氏おちゅ
ギーシュにあのセリフは似合わんなぁ・・・
379:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/12/12 19:51:30
乙です!!
ルイズさんがっ…!
ルイズさんがああぁぁっ!!!!
380:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/12/15 21:18:17 QSh6gOHn
ho
381:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/12/22 19:11:52
ほほほほしゅ
382:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/12/22 22:06:22
「職業はガンダールヴとありますが?」
「はい。ガンダールヴです。」
「ガンダールヴとは何のことですか?」
「使い魔です。」
「え、使い魔?」
「はい。使い魔です。武器を取ると覚醒します。」
「・・・で、そのガンダールヴは当社において働くうえで何のメリットがあるとお考えですか?」
「はい。敵が襲って来ても守れます。」
「いや、当社には襲ってくるような輩はいません。それに人に危害を加えるのは犯罪ですよね。」
「でも、ワルドにも勝てますよ。」
「いや、ワルドごときとかね・・・」
「エヴァだって動かせますよ。」
「ふざけないでください。それにエヴァって何ですか。だいたい・・・」
「汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオン初号機です。最近はヱヴァとも書きます。エヴァというのは・・・」
「聞いてません。帰って下さい。」
「あれあれ?怒らせていいんですか?帰りますよ。日本。」
「……いなくなったらやだ。……なにしてもいいけど、それだけはダメなんだから。」
「運がよかったな。エヴァ12巻はいつ出るか僕にもわかりません。」
「あんたの忠誠に報いるところが必要ね!めめ、面接官の体、一箇所だけ、好きなとこ、ささ、触ってもいいわ!」
383:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/12/23 07:39:53 jybGYynI
これコピペ?
384:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/12/25 21:13:44
宇多田ヒカルさんが好きです。
385:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/12/25 21:19:47
だけど、眼鏡をかけた宇多田ヒカルさんはもっと好きです。
師走に入ってから、ばたばたしてます。更新遅れて申し訳ございません。
最後に。
メリークリスマス♪
386:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/12/27 22:49:11 mHHhij3y
>>385
メリークリトリス
387:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/12/31 16:37:24
卑猥
388:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/01/02 16:54:21 +7toa0n4
あけおめ
389:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/01/09 22:42:23
あのサイトが好きだったルイズがシンジを好きなんて考えらんないだろ。真逆のタイプだし。ていうかルイズって名前のアスカだろ、これ
390:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/01/10 18:24:04
>>389が見えない
391:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/01/20 18:34:47 uhovYzLy
書き込みが十日もないとは…
392:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/01/22 00:21:22
飽きたんだな
393:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/01/22 20:47:49
3~4月、8~9(9~10)月、12~1月の境はネット小説にとってハードルだよな
394:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/01/23 19:51:04 sxKAD4XA
あげ
395:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/01/23 23:33:28
/:::::::::::イ::::::::::ハ:::::::::::::::::::::::\
/::::::::::::::::/::::/:::l:::::::\\:::::::::::}
イ:::::::::::::::::::::::::::::/|:|:::::::::::::::::::::::::::|
イ:::::::::/|:::/|::::/ |! | l|::::ハ:|:::::::::::ト どうしてルイズはぼくを召還したんだよ
イrl:::/_|/__|/|_, | 、__|/_|_|:l::::ハ
{k〈ャ'´ヒソ` ヘ. '"ヒソ`'ァ/k)
ヽヘ. /‐'
\ , _ /
rへ、 ‐― /|l \_
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/ ∠ -┴ヘ‐-、三7 / へ、| \
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l.:.| :/ .:./.;イ :ヽ:...:.:l.:.: .:|:..:l l: ! じゃ、じゃあ、帰りなさいよ!
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ヽハ:l:.| !:.:.:jV\{:八 .:.::.l }:/_,j;ィト:.l .:l:.: |
ヽ从:.: iイfチ心ハ 、从ィ厶斗<V .:.jl:.: |
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396:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/01/23 23:42:36
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,-、iiii/liトハiiハiii/ lハliリiiiiiiil"`' この世界って、魔法を使えるのが貴族で、
〈 `'jV .____,,,i,,__ii _,,,iiトiiiハ/ 使えないのが平民なんだよね。
ヽ、_ '" r-ョァー "ya-//"
ヽ ゛~` '、 "~'/''"
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ノ.:.::人:. ヽ ゝ-' ト;'ソ//!
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397:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/01/23 23:44:12
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,-、iiii/liトハiiハiii/ lハliリiiiiiiil"`' ルイズって、貴族なのに、
〈 `'jV .____,,,i,,__ii _,,,iiトiiiハ/ どうして魔法が使えないの?
ヽ、_ '" r-ョァー "ya-//"
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398:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/01/23 23:45:33
/ / l / ハ \ 、 ヽ ヽ
i /l l /l / / \ ヽ 、 ヽ i i i ヽ l
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l ハ ヽ ヽ,ヽ- ,==-_ ノ /_,∠、l/ //ノ ま、魔法が使えるから、貴族っていうのじゃないのよ・・・・・・
l l ヘ ヽ iヾ`(::ヽ-ー)`  ̄ '7ヽつ,ヾィ' '/イ 貴族ってのはね、命より名誉を大事にする者のことをいうのよ・・・・・・
リ ヘ \ ヽ  ̄ ̄ ̄ `ー-' / / l
/ ∧ ヘ \ヽυ 丶 .i / lヘ
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/ ´ 〉 l ヽヽ '、二二ン / / l \
./ / ヘl ヽヽ 、 _ ¨¨ , ・ '/ / ヘ \
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/ l i i\ /ヘ l / l i ヘ、_ ヽ
/ l l l \ゝ'-'-- 、l l \ヽ l l
399:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/01/23 23:46:24
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,-、iiii/liトハiiハiii/ lハliリiiiiiiil"`' さっきと言ってることが違うよ?
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ヽ、_ '" r-ョァー "ya-//"
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' '~` ̄ 'l
400:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/01/23 23:48:01
/ / l / ハ \ 、 ヽ ヽ
i /l l /l / / \ ヽ 、 ヽ i i i ヽ l
l i l __l_l_l_|i___| ll. リ i li__A-ナ、 l l lリ
l l i l l ヽ\ ¨ヾー-- レl ナレ l /l / /l/ /
l ハ ヽ ヽ,ヽ- ,==-_ ノ /_,∠、l/ //ノ あんたみたいな使い魔は、ご飯抜きよ・・・・・・・
l l ヘ ヽ iヾ`(::ヽ-ー)`  ̄ '7ヽつ,ヾィ' '/イ
リ ヘ \ ヽ  ̄ ̄ ̄ `ー-' / / l
/ ∧ ヘ \ヽυ 丶 .i / lヘ
/ / ヘ i ヽヽ __ / / il \
/ ´ 〉 l ヽヽ '、二二ン / / l \
./ / ヘl ヽヽ 、 _ ¨¨ , ・ '/ / ヘ \
, - 、/ l ヽヽニ―=、' l¨¨, `l / ヘ \
/ l i i\ /ヘ l / l i ヘ、_ ヽ
/ l l l \ゝ'-'-- 、l l \ヽ l l
401:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/01/23 23:49:17
_,,_,,,,,
,,r '";;iiiiiiiiiiiiiiiiiii;;`i;,,、
/::::;;;;;iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii;;;;;;;;::`;,、
/::;;;;;;iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii;;;:::::\
l:;iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii;:r、
'liiiiiiiiiiii/iiiiiiトiiiiiiiiiiiiハiiiiiiiiiiiiiiiハヽ
,-、iiii/liトハiiハiii/ lハliリiiiiiiil"`' ごめん。ルイズ。傷つけちゃったみたいで。
〈 `'jV .____,,,i,,__ii _,,,iiトiiiハ/ わかったよ。ご飯抜きでいいよ。
ヽ、_ '" r-ョァー "ya-//" ぼくみたいな駄目な使い魔は、ご飯を食べる資格もないんだ。
ヽ ゛~` '、 "~'/''"
_r-|ヽ、 _ _'" , '
_,./'/ ii ` 、 ' , rt,_
'"_,, / l" `''";l、ヽ, "' ,
/ `, `〉 i、 ` ,、
/i i,ー-、 _,,r`i ヽ, \、
/ ,_ヽー-- -ー''l ヽ 'i,
' '~` ̄ 'l
402:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/01/23 23:52:05
/ / 、 \ ヽ 、
l / | \ ヽ ヽ ',
|/ / 人 ヽ, ', | ! シンジ、洗濯くらいやりなさいよ!
|| !. l 、| / ヽ l /l |_, ! ヽ あんた、あたしの使い魔でしょ!
ヽ |l | /ヾ|、 ノイ /! /_,|イ'l´ | \
〉!ヽ\|ー,‐≧、,ノ /_ノ≦___| / ト、 ヽ
/ |\! ゝー'゙  ̄ ´ ゝ、_ノ 7 .! ヽ \
/ | | / |ヽ、| 〉
ヽ | l u u./. |:::::::メ, /
〉 r'゙/ ヽ ー─--、 / |::::::::::::}_ /
/ {./ |>- ` ー一'_, イ /:::::::::´::::::ヽ `ヽ
/ r'7 ノ:::::∧` >< / /:::::::::::::::::::::::ハ ` 、
/ /´/ ∧:::::::::∨ ,、 ∧ ヽ; -ー' ´::::::::::::}. \
. / |::/ /::::::\:::::∨ | /:::::ヽ \::::::::_,::::ハ \
〈 / /:::::::::::::::\ ヽ7::::/::ヽ ヾ´::::::::::::::::l \
ヽ / /::::::::::::::::::::::::`::^__´::::::::::l |::::::::::::::::::ヽヽ ヽ
} 〈 ∧::::::::::::::::::::::::::::::::::::`'一::〉 l:::::::::::::::::::::', | /
〉 ∧ ヽ::::::::::::::::::::∧:::::::::::::/ /::::::::::::::::::::::∨ /
. / |:::::ヽ ',::::::::::::/| ト;:::::/ /::::::::::::::::::::::::::::ヽ /
. / l:::::::::} }::::::/ || || ∨ /::::::::::::::::::::::::::::::::::::\〈
403:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/01/23 23:52:38
/iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiリ ___/
/iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii/⌒ヽ, ノワ"`' ー--、_,_/
liiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiil {ヘ,. 'r-</ l l
liiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiハiil `/ / / / l ・・・・いやだ
liiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiリiiiiハil ` _,/ / l ,l もう、なにもやりたくない
リiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii/__lリ l / l
liiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii/liトr。、''i` , / l
リliiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiハiii/ li '゚”~ i r---、 l
ノハiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiリ/ リi / ヽ、 ヽ、 l
リハiiiiiiiiiiiiリliiiiiiii/リ 、 /‐- 、,, ヽ `‐- 、l
i \iハiiil 'liiii/''\, ,i_ 、.っ / _,,... `/'> /
li li/ `-'=‐-y- 、,,___ __,,イ、, ,_/ /ー,
,/ l '、 ̄ / / /
/ ヽ r‐‐i, ヽ, // ,/
/ l l l \, // /
/ \l `¬ー--'"
404:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/01/25 23:10:07
まぁ気長に待つさ!!
405:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/01/29 16:40:59
AAおもしろい
406:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/02/04 23:29:51
, --- _
/ ,. -' , ー 、
i '" / / 、 ヽ ヽ
ン´./ { /ヽ、 |、 _ゝ ヽ. i フフフ、平民君、このぼくの
i,ィ / ト‐{-、 ヽノ'乏i.、 | | ワルキューレと戦おうというのかい?
ヽト、 ヽ〈下j └' "ヽi {
/ ー- 、.,、 ヾ、ヽ ´ ! 〉ヽ=、
,-─┘ __、,、 ,、 ノ⌒ヽゞ_ゝ-─'"フ ̄レ'
/ヽ `ヽ、! ヽ (ヽ .| |〃ム薔ラ冫' コー-' ヽ〈 ヽ_
/ / 心 ヾj .ヽヽj |`>=ヽ/ /ヽ / ) \;;;;;ー、
./ く 弋ノ |_, -‐、(ヾヽ ン /´ _ /`ー /‐' / ヽ;;;;;;;i
>-、 ,-'_, - ' .ヽ`'ーン. j-‐'´cヾ____/ィ--、___ヽ;;;;;|
ヽ /-、,─< ̄`ヽ、 /ー 、--、./ ,.ィ;;;;;;;;;;;;∧ー┬‐ァベ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
ー< ヽ \ `ヽ、 `ヽ___/ ヽ .\/| | ./ .|;;;;;;;;;;;/ヽ', ┴'/_ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
Vヽ、 ヽー 、 ヾー-ヽ  ̄\ヾァ-' .| |/ /;;;;;;;;;/ーヘ>'/、__ ノ \;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;}
 ̄  ̄` .7} .| | /;;;;;;;;ノ{ニー// ̄∧ノ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;{
ヾ、土 | | /;;;;;;;' 厶Y//ーv' /;;;;;;;;;;;;;、;;;;;;;;;;;;;;|
ヾ_くt-ヽ';;;;;;;;;;| ト,ノ | | `> /;;;;ィ'´ ヽ;;;;;;;;;;;;|
~~´|;;;;;;;;;;;;| ト"'´| |Y、 /イ | \;;;;;;|
407:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/02/04 23:33:16
/:: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r' '"__ 、`、::::::::::::::::::
,/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::r- ;;;;;;;;;;、:::::l `,:.:.:.:.:l ',:::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ::::'、 ヽ::::l``‐‐、l l:::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::l `、 l' ',::,、l ' ´/---、__、,,
::::::::::::::::::::::::::::::::::l 〉l´ l/:'' '、
::,;'l:::::::::::::::::l ハl、l l '' '、
ノ 'i:::,、:::ハ:::ll\ `' 'l ,/ ,,; ', ,
l:ハ::l ',l `' 、 ,l; l ,;;'' ',
' `' ` `''''l_;'' '
l:. . ,r,‐‐ッ、 ,:. :.
.,':.:,; :. l l´ `l::::l l_:. /
:::::::::::::::::::::::::::::::::::: `' ´ `´ l'´ . . /_>´
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ``''' ‐::::r'´´/
逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃ
ダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃
げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダ
メだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げ
ちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメ
だ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げち
ゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ
408:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/02/04 23:34:28
/ / 、 \ ヽ 、
l / | \ ヽ ヽ ',
|/ / 人 ヽ, ', | !
|| !. l 、| / ヽ l /l |_, ! ヽ
ヽ |l | /ヾ|、 ノイ /! /_,|イ'l´ | \ シンジ、ぐだぐだ言うひまあったら
〉!ヽ\|ー,‐≧、,ノ /_ノ≦___| / ト、 ヽ 戦いなさいよ!
/ |\! ゝー'゙  ̄ ´ ゝ、_ノ 7 .! ヽ \
/ | | / |ヽ、| 〉
ヽ | l u u./. |:::::::メ, /
〉 r'゙/ ヽ ー─--、 / |::::::::::::}_ /
/ {./ |>- ` ー一'_, イ /:::::::::´::::::ヽ `ヽ
/ r'7 ノ:::::∧` >< / /:::::::::::::::::::::::ハ ` 、
/ /´/ ∧:::::::::∨ ,、 ∧ ヽ; -ー' ´::::::::::::}. \
. / |::/ /::::::\:::::∨ | /:::::ヽ \::::::::_,::::ハ \
〈 / /:::::::::::::::\ ヽ7::::/::ヽ ヾ´::::::::::::::::l \
ヽ / /::::::::::::::::::::::::`::^__´::::::::::l |::::::::::::::::::ヽヽ ヽ
} 〈 ∧::::::::::::::::::::::::::::::::::::`'一::〉 l:::::::::::::::::::::', | /
〉 ∧ ヽ::::::::::::::::::::∧:::::::::::::/ /::::::::::::::::::::::∨ /
. / |:::::ヽ ',::::::::::::/| ト;:::::/ /::::::::::::::::::::::::::::ヽ /
. / l:::::::::} }::::::/ || || ∨ /::::::::::::::::::::::::::::::::::::\〈
409:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/02/04 23:39:47
}'´:::::://:::;ィ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ、
゙|::::://:///::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
`∨:::::::7/;:/://:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ.::、:ヽ.
|:::::::::::::::::::/.イノ:::::/l::::::::,.イ:::∧,.ヘ|\゙::::ヽ、
゙l:::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ノ:::::ヘ::丿:::::::::::::::::::::::、:ヽ.
l:::::::::::::::::::::::::::;i:::::::::::::::::::::::,イ::::::::ハ:::::::::::::::::iヘ! わかったよ。戦うよ。ぼくは使い魔だから。
゙l:::::::::::::/!::::::/|::::::/!ハ:::::::/ i::::::/リ |:::::::::::::::::| ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール様の仰せの通り、
|::::::::::/ |:::/ !:::/ |! i::/ /::::/〃 i:::::!:::::::::::} ぼくは命懸けで戦うよ。
゙l:::/i/ l:/ ___j/_,.」_レ___/:/ !:/|:::::::::::l あの青銅製のワルキューレにボコボコにされても、
}/ ‐リ'´ ‐‐-、 ノ'´ /iノ-!;ィ::八:! ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール様の仰せの通り、
l -r‐c‐-- /二 /' |ノ ヾ. ぼくは自分の身を捨てて、ご主人様の盾となって戦うよ。
ヽ、 ゝ:ノ ノ /r':ノ゙/
ヽ. / ¨´ /
/ ゙、 /
/ ノ /
i' /
- ‐  ̄ `ヽ、 ‐‐ /
〉、 . <_
__ __ _ _, / /`゙ー' " ゙}、 `ヽ、
/ /、 ヽ、 ヽ、
{、/ V! ヽ. iヽ.
410:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/02/04 23:41:06
/ / l / ハ \ 、 ヽ ヽ
i /l l /l / / \ ヽ 、 ヽ i i i ヽ l
l i l __l_l_l_|i___| ll. リ i li__A-ナ、 l l lリ
l l i l l ヽ\ ¨ヾー-- レl ナレ l /l / /l/ /
l ハ ヽ ヽ,ヽ- ,==-_ ノ /_,∠、l/ //ノ あんたみたいな使い魔、迷惑よ・・・・・・・
l l ヘ ヽ iヾ`(::ヽ-ー)`  ̄ '7ヽつ,ヾィ' '/イ
リ ヘ \ ヽ  ̄ ̄ ̄ `ー-' / / l
/ ∧ ヘ \ヽυ 丶 .i / lヘ
/ / ヘ i ヽヽ __ / / il \
/ ´ 〉 l ヽヽ '、二二ン / / l \
./ / ヘl ヽヽ 、 _ ¨¨ , ・ '/ / ヘ \
, - 、/ l ヽヽニ―=、' l¨¨, `l / ヘ \
/ l i i\ /ヘ l / l i ヘ、_ ヽ
/ l l l \ゝ'-'-- 、l l \ヽ l l
411:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/02/04 23:43:20
, --- _
/ ,. -' , ー 、
i '" / / 、 ヽ ヽ
ン´./ { /ヽ、 |、 _ゝ ヽ. i おいおい、さすがはゼロのルイズの使い魔だ
i,ィ / ト‐{-、 ヽノ'乏i.、 | | 戦う前から仲間割れかい。これじゃお話にならないね。
ヽト、 ヽ〈下j └' "ヽi { それじゃ、ぼくは失礼するよ。
/ ー- 、.,、 ヾ、ヽ ´ ! 〉ヽ=、
,-─┘ __、,、 ,、 ノ⌒ヽゞ_ゝ-─'"フ ̄レ'
/ヽ `ヽ、! ヽ (ヽ .| |〃ム薔ラ冫' コー-' ヽ〈 ヽ_
/ / 心 ヾj .ヽヽj |`>=ヽ/ /ヽ / ) \;;;;;ー、
./ く 弋ノ |_, -‐、(ヾヽ ン /´ _ /`ー /‐' / ヽ;;;;;;;i
>-、 ,-'_, - ' .ヽ`'ーン. j-‐'´cヾ____/ィ--、___ヽ;;;;;|
ヽ /-、,─< ̄`ヽ、 /ー 、--、./ ,.ィ;;;;;;;;;;;;∧ー┬‐ァベ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
ー< ヽ \ `ヽ、 `ヽ___/ ヽ .\/| | ./ .|;;;;;;;;;;;/ヽ', ┴'/_ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
Vヽ、 ヽー 、 ヾー-ヽ  ̄\ヾァ-' .| |/ /;;;;;;;;;/ーヘ>'/、__ ノ \;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;}
 ̄  ̄` .7} .| | /;;;;;;;;ノ{ニー// ̄∧ノ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;{
ヾ、土 | | /;;;;;;;' 厶Y//ーv' /;;;;;;;;;;;;;、;;;;;;;;;;;;;;|
ヾ_くt-ヽ';;;;;;;;;;| ト,ノ | | `> /;;;;ィ'´ ヽ;;;;;;;;;;;;|
412:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/02/04 23:45:18
l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::, イ:::::::::::::l l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
l::::::,.r‐、::::::::::::::::/:::::,イ:::::::::/l::::::::;イ:::/ |:::::::::イ::l !::::::::i::::::::l::::::::::::::::::::::::
ヽ/ ,ヘ l::::::::::::イ::::/ l:::::::::/ l::::::/ |::/ l::::::/ |:/ |:::::::ハ:::::::l!::::::,1::::::::::::
l ヽ1::::::ハ::l:/ |:::::::/ |:::/ l:/ !::/ l/ l::::::i !::::ハ:::/ |::::l::::ト::
| r' 〉l::::,' V -‐|::::/ー‐l/ __ リ |/ |:::/ |::/ _レ!::l:::::ハ:l l:: ギーシュがいなくなった。不戦勝だよ、ルイズ。
l l ( l::i lノ,ィ‐r‐j‐-、`゙‐=リ‐' __レ'-‐'lナ´ リlノ:::/ リ
\ `ゝ V く ゝソ ` / ィ1て「`メ / lル'
ヽ. i ヽ. _ ゝ-' ノ /
iーィ ` ̄ /
_,. イハl i /
, '´ リ ヘ i /
r' i ヽ _ 〉 /
l ヽ、 / \ '´ , '
/ ヽ./ \ -‐‐-- -‐ /‐- __
/ l ヽ、 ‐-‐ , イ`、  ̄`ヽ、
イ i \ , '´ ヽ ヽ
/ | ', ` 、 ___ ,.ィ \ ',
/ ', ヽ | ', i ヽ l
413:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/02/04 23:46:30
/ \
/ `ヽ 丶
/ .:ノ ', ヽ べ、別に、そんな勝ち方したって、
/ / / .:.:/ :ヽ:. ヽ:ヽ V l 嬉しくないんだもんね!
l.:.| :/ .:./.;イ :ヽ:...:.:l.:.: .:|:..:l l: !
|.:.| .:l .: \!/ l:.:{ .:.:.|ヽ:.:}ヽ .:j .:.! |:. |
ヽハ:l:.| !:.:.:jV\{:八 .:.::.l }:/_,j;ィト:.l .:l:.: |
ヽ从:.: iイfチ心ハ 、从ィ厶斗<V .:.jl:.: |
\ト小._V;zソ ノ/ V;;_z1 '/ .:.:.:ハ:.:. 八
リ :} .:::::: , :::::::.. / .:.:.:/.:.ヽ:.:.: ヽ
_..ノ/八 / .:.:.:/.:.:.:.:.\:.:. \
, -‐´ :/ .:.:>,.、 ´ ヽ ィ′ .:.:.: ハ;.__ .:.:.:.:\:.:.:  ̄`丶、
〃 .:.:/ .:.:.:.:.: ノ'¨ ヽ、_ , ィ≦7 :.:.:./'´ ヽ.:.:.:.:.` ー- 、:. ヽ
l .:./ .:.:.:.:. ;.'イ\ ノ} /`∨ :.:.:.:{ ゝー、.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.: }
{.:/ .:.:.:.:.:/ } Vx1_/ { :.:.:.:ヽ ∧.:.:.:.:.:.:.:}:.:. ,′
〃 :.:.:.:./ j/  ̄ ̄ ヽ入 :.:.:.:.:.\ ヽ.:.:.:.:./:.:/
{ :.:.:.:.{ | / \ :.:.:.:.:.\ ):.:/:.;イ
414:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/02/04 23:47:07
l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::, イ:::::::::::::l l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
l::::::,.r‐、::::::::::::::::/:::::,イ:::::::::/l::::::::;イ:::/ |:::::::::イ::l !::::::::i::::::::l::::::::::::::::::::::::
ヽ/ ,ヘ l::::::::::::イ::::/ l:::::::::/ l::::::/ |::/ l::::::/ |:/ |:::::::ハ:::::::l!::::::,1::::::::::::
l ヽ1::::::ハ::l:/ |:::::::/ |:::/ l:/ !::/ l/ l::::::i !::::ハ:::/ |::::l::::ト::
| r' 〉l::::,' V -‐|::::/ー‐l/ __ リ |/ |:::/ |::/ _レ!::l:::::ハ:l l:: ツンデレだな、ルイズ。本当は嬉しいんだろ。
l l ( l::i lノ,ィ‐r‐j‐-、`゙‐=リ‐' __レ'-‐'lナ´ リlノ:::/ リ
\ `ゝ V く ゝソ ` / ィ1て「`メ / lル'
ヽ. i ヽ. _ ゝ-' ノ /
iーィ ` ̄ /
_,. イハl i /
, '´ リ ヘ i /
r' i ヽ _ 〉 /
l ヽ、 / \ '´ , '
/ ヽ./ \ -‐‐-- -‐ /‐- __
/ l ヽ、 ‐-‐ , イ`、  ̄`ヽ、
イ i \ , '´ ヽ ヽ
/ | ', ` 、 ___ ,.ィ \ ',
/ ', ヽ | ', i ヽ l
415:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/02/04 23:48:14
/ / 、 \ ヽ 、
l / | \ ヽ ヽ ',
|/ / 人 ヽ, ', | ! 何いってんの。
|| !. l 、| / ヽ l /l |_, ! ヽ 嬉しいわけないでしょ。こんなの勝ちに入らないわよ。
ヽ |l | /ヾ|、 ノイ /! /_,|イ'l´ | \
〉!ヽ\|ー,‐≧、,ノ /_ノ≦___| / ト、 ヽ
/ |\! ゝー'゙  ̄ ´ ゝ、_ノ 7 .! ヽ \
/ | | / |ヽ、| 〉
ヽ | l u u./. |:::::::メ, /
〉 r'゙/ ヽ ー─--、 / |::::::::::::}_ /
/ {./ |>- ` ー一'_, イ /:::::::::´::::::ヽ `ヽ
/ r'7 ノ:::::∧` >< / /:::::::::::::::::::::::ハ ` 、
/ /´/ ∧:::::::::∨ ,、 ∧ ヽ; -ー' ´::::::::::::}. \
. / |::/ /::::::\:::::∨ | /:::::ヽ \::::::::_,::::ハ \
〈 / /:::::::::::::::\ ヽ7::::/::ヽ ヾ´::::::::::::::::l \
ヽ / /::::::::::::::::::::::::`::^__´::::::::::l |::::::::::::::::::ヽヽ ヽ
} 〈 ∧::::::::::::::::::::::::::::::::::::`'一::〉 l:::::::::::::::::::::', | /
〉 ∧ ヽ::::::::::::::::::::∧:::::::::::::/ /::::::::::::::::::::::∨ /
. / |:::::ヽ ',::::::::::::/| ト;:::::/ /::::::::::::::::::::::::::::ヽ /
. / l:::::::::} }::::::/ || || ∨ /::::::::::::::::::::::::::::::::::::\〈
416:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/02/04 23:48:52
l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::, イ:::::::::::::l l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
l::::::,.r‐、::::::::::::::::/:::::,イ:::::::::/l::::::::;イ:::/ |:::::::::イ::l !::::::::i::::::::l::::::::::::::::::::::::
ヽ/ ,ヘ l::::::::::::イ::::/ l:::::::::/ l::::::/ |::/ l::::::/ |:/ |:::::::ハ:::::::l!::::::,1::::::::::::
l ヽ1::::::ハ::l:/ |:::::::/ |:::/ l:/ !::/ l/ l::::::i !::::ハ:::/ |::::l::::ト::
| r' 〉l::::,' V -‐|::::/ー‐l/ __ リ |/ |:::/ |::/ _レ!::l:::::ハ:l l:: ご褒美のチューをしてよ、ルイズ。
l l ( l::i lノ,ィ‐r‐j‐-、`゙‐=リ‐' __レ'-‐'lナ´ リlノ:::/ リ
\ `ゝ V く ゝソ ` / ィ1て「`メ / lル'
ヽ. i ヽ. _ ゝ-' ノ /
iーィ ` ̄ /
_,. イハl i /
, '´ リ ヘ i /
r' i ヽ _ 〉 /
l ヽ、 / \ '´ , '
/ ヽ./ \ -‐‐-- -‐ /‐- __
/ l ヽ、 ‐-‐ , イ`、  ̄`ヽ、
イ i \ , '´ ヽ ヽ
/ | ', ` 、 ___ ,.ィ \ ',
/ ', ヽ | ', i ヽ l
417:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/02/04 23:49:37
_ __
/´ `ヽ_
, -‐ ' `ヽ
/ \
. / / ヽ: l
/ ,′/.:/ .〃:. :.丶:丶:.:.ヽ :l l l ふざけるな、このセンズリ野郎!!
l | l .:.l .:.ト、/:.:. { :.:.:.ヽ.:\:.j:.!: │ l
lハ l.:.:|.::..!.:.{\八:.:.:.ヽ:,__匕厶} │ l
ヽ∧:.:!:.:从7tーゝヽ:.:イヘ ::::ノ│ l ヽ、
jハ>ハ `‐' j:/  ̄ / リ: `ヽ、
| :} ´ 、 / /:.:. \
_ ノ : ゝ , `マZ三)′ 厶;._ }
/ `ヽ┐:.:.:.:.: />'´ /:::::::::::ヽ :.: /
/ ) {_, }.:.:.:.:/ /:::::::::::_:::::-ヘ:. :.:.:.:.∨
{ ┐r /.:.:.〃 /_:::::-‐ ´:::::::::::::ヽ:.:.:.:/
入 / ̄ ̄`V /:::::::::::::::::::::::l::::::::::::::|:.:.:.:ト、
/ :.:.Y / ̄ ̄ヽ :.:.:.:.:./::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::l:.:.:.:.:.:.:.\
ヽ :.:.レ' l-‐、__{::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::{:.:.:.:.:.:.::.:.:.:\
) :.l \:::::::\::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
/ :.:.ヽ ヽ::::::::ヽ::::::::::::::::::::::l::::::::::::::}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}
418:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/02/09 14:02:19
正味一人に頼ってるスレじゃな
419:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/02/09 16:50:36
冴えない氏は来ないんかな
420:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/02/21 22:57:46
保守
421:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
08/02/25 18:40:39
保守
422:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/02/25 20:45:02
ちょww何してるwww
423:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/03/02 20:28:36
新しい職人も来てほしいぜ保守
424:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/03/07 11:43:49
ほしゅ
425:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/03/08 21:31:07 A/B2bHC1
保守
426:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/03/11 23:15:00
いくら遅くなってもいいからエヴァ最終話みたいな質の低下は避けて欲しいな保守
427:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/03/15 22:13:53 NUpU1EZy
このレスを見たあなたの部屋にルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールが現れます
その方法はただ一つ
↓このスレに行き
スレリンク(wcomic板)
くぎゅがいちばんかわいくてすごい
と書き込んでください。
書き込めば確実にルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールがあなたの前に現れますよ
428:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/03/22 00:36:20
寝言は起きてから言え ?あれ?
429:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/03/23 13:43:45
第三新東京市を丸ごと召喚。
使い魔になるのは何故か第三市民だった才人。
で、
同族嫌悪で喧嘩の絶えないアスカとルイズ。
無言で読書を続けるタバサとレイ。
リツコに弟子入り志願するコルベール。
なんか意気投合するゲンドウとワルド。
そんな周囲を見渡して愚痴をこぼし合う才人とシンジ。
430:名無しが氏んでも代わりはいるもの
08/03/31 18:10:33
アスカ「ハッ、魔法もろくに使えない“ゼロ”が貴族気取り?」
ルイズ「あ、あなただってシンクロ率0じゃないの!」
シンジ「ア、アスカ、それは言い過ぎじゃ…」
才人「ルイズも、中学生相手に大人げないぞ」
ア・ル「「うっさい!」」
タバサ「……」
レイ「……」
タバサ「……」
レイ「……」
ミサト「まあまあ飲んで飲んで」
キュルケ「頂くわ。それにしても隣は賑やかねえ」
ミサト「喧嘩するほど仲が良いってねー」
リツコ「それにしても限度があるんじゃなくって? アスカが弐号機を持ち出す前に止めないと」
ミサト「子供の喧嘩じゃなぁい。放っておきなさいよぉ」
ワルド「やはり貧乳か」
ゲンドウ「ああ、問題ない」
キール「ロリ補完計画の遂行を望むぞ」
エイジス32世「どうしましょう」
冬月「やはり俺たちが止めるしかないのだろうな」
エイジス32世「……」