もしルイズが召喚したのがシンジだったら 第弐話at EVA
もしルイズが召喚したのがシンジだったら 第弐話 - 暇つぶし2ch1:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/09/27 19:08:47
もしもゼロの使い魔のルイズが召喚したのがサイトではなくシンジだったら?
そんなifを語るスレ。

前スレ
もしルイズが召喚したのがシンジだったら
スレリンク(eva板)

まとめサイト
URLリンク(www10.atwiki.jp)

2:時津風
07/09/27 19:11:31 OT0Z6D92
>>3-1000
>>1をかわいがってやれ!

3:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/09/27 20:27:47
スレ立て乙!

4:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/09/27 21:32:39

             _/,'       ̄  ̄ 9{_
             {゚>‐一 ¬ ̄ ̄`ヽ、  j. \
               /   /   {      \ {   ヽ
              /  ヽ  {    ヽ、 \  l ヽ〉.   i
          /   ∧ l__\  代ー 、ヽ |       |
            {    { X´l ヽ\} \_ヽ |       l
          ヽ \∨ ヽ     __   |      !
            \小. ィ=     ´ ̄ ` l     ,′
               l }   '         ,'      /  乙です
               |:八  ヽ _フ     /    /
               l  个 、      ィ/     /
              l  /  _>r 'チー/   /      _
                 ! !/ } │   /  , <_  _, イ´/ ヽ
          /\/ヽ { __ノ/⌒ヽ./ /   /7'´   /    l


5:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/09/28 00:30:40
>>1に乙。

6:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/09/29 01:35:10
>>1さん乙です。


7:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/09/29 01:37:35
部屋に舞う大量のバラの花びらのうち、七枚だけがワルキューレへと練成された。
ワルドは自分を取り囲むワルキューレ達を見据えつつ、右手で握る杖に意識を集中させた。
レコン・キスタの中でも、錬金を得意とするメイジ達に命じて作らせた新品のものだ。その為、馴染みが薄く、未だに魔力の通りが著しく悪い。
見掛けこそ以前の杖と全く大差ないが、自身の色に染め上げるには長い時間がかかりそうだった。
しかし、今、対峙する青年を倒すには、これで十分であるとワルドは確信していた。
自身は四つの系統を重ねあわすことが可能なスクエアメイジであるのに対して、この青年は土系統しか扱えないドットクラスのメイジである。

「さあ、かかって来い」

ワルドの挑発を受け、得物を持ったワルキューレが一斉に襲い掛かった。
しかし、ワルドは全ての攻撃をことごとく受け流すと、短く詠唱した。一体のワルキューレに向かって、風が牙を剥き、一瞬の間に胴体が両断される。
風魔法のエアー・カッターだった。
あまりの素早さにギーシュが驚嘆した時には、もう、目の前にワルドが迫っていた。ワルドの体がコマの様に回転し、それが後ろ回し蹴りの事前動作だと気付いた瞬間、ギーシュの胸部にワルドの踵がめり込んだ。
吹き飛んだギーシュの体がベッドのサイドレールと脚を破壊し、支えを失ったマットが床に滑落した。


8:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/09/29 01:38:42
ワルドに蹴られた肋骨が軋み、ベッドに叩きつけられた背中に重い痛みが走る。
追撃を狙うワルドを二体のワルキューレが間に入り込み、それを阻んだ。その隙に立ち上がったギーシュは折れたベッドの脚を戦槌代わりにと手に取った。
健闘していた二体のワルキューレ達も、ワルドの唱えたエア・ニードルによって、揃って串刺しにされた。

「あと、四体」

ワルドが氷の様な声で呟き、ギーシュに襲い掛かる。
ワルドの得物が突くことに特化したレイピアの様な杖だったので、ギーシュは前方のみに意識を集中させ、ベッドの足で滑らせるようにしのぎ続けた。
四体のワルキューレの攻撃を受け止めながらも、ギーシュに対して猛攻を続けるワルドに、青年は圧倒されるしかない。
しかし、ギーシュもやられるばかりではなかった。
烈風のような突きを半身だけ退けて無駄なくかわし、その腕を掴む。ワルドの体の内側に滑り込むと、前方に向かって投げ飛ばした。
地面に叩きつけられたワルドに向かい、ワルキューレの長槍が襲う。しかし、ワルドは瞬時にフライを唱え、天井にぶら下がるシャンデリアに飛び乗った。ワルドの体があった場所を一瞬の差で、長槍がつく。
ワルキューレの攻撃が届かないことを見切ったワルドが、シャンデリアの上で悠然と詠唱を始めた。
詠唱が長い。
高位魔法がくることを察したギーシュは、残りのワルキューレを前方に配置した。

「そんなものは無駄さ」

「……なに?」


9:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/09/29 01:40:46
辺りの空気の流れが目まぐるしく変わり、ワルドの杖から雷がほとばしると、閃光が部屋を覆った。ワルキューレは青銅製だ。その為、強烈な雷光はワルキューレの体を一瞬にして突き抜ける。
ギーシュは危ういところで横に転がり、閃光を避けた。
しかし、ワルキューレは完全に焦げついてしまい、白い煙をもうもうと上げていた。

「身を守る盾はなくなったぞ」

「まだ、終わってない!」

ギーシュはベッドの脚を振りかざし、ワルドに突進した。
ワルドは呆れたようにため息をつくと、左手で脚を受け止め、右拳をギーシュの鳩尾に叩き込んだ。
ギーシュは、息が止まり耐え難い激痛に両膝をついた。
ワルドはギーシュの胸倉を掴み、乱暴に立ち上がらせる。
ギーシュは腹部を押さえながら、乱れた呼吸のまま、口を開いた。

「ワルド子爵…。すまなかった。許してくれ」

ワルドは見下すようにギーシュを見つめた。

「今更、命請いか。グラモンの名も随分と安いものだ」

ギーシュは小さく笑った。

「違うさ。ぼくの主演するお遊戯に無理やり貴方を巻き込んでしまった事に対する謝罪だよ」

ワルドは眉をひそめた。


10:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/09/29 01:42:24
「何だ、何を言っている?」

「この勝負、はなっからぼくの勝ちは決まっていたんだ。つまり、これまでのことは全て茶番なんだよ」

ギーシュはそう言って、全身の力を振り絞り、ワルドの胸部に蹴りを浴びせた。
不意をつかれたワルドの右手が離される。
拘束を解かれたギーシュはワルドの肩を踏み台にし、華麗な後方宙返りをした。そして、マントを翻し、床へと優雅に着地する。
ワルドが咳き込んでいる隙に杖を振り、部屋中に舞い散った花びらに向かって錬金魔法を唱えた。
全ての花びらが粘土の高い液体へと変化し、ギーシュの狙いに気付いたワルドの顔が歪む。
ギーシュは花びらを燃焼性の高い油に練成したのだ。

「火攻めというわけか。しかし、火種はあるのかい?」

「もちろん」

ワルドが流れるような動作で杖を構える。

「それを取り出すよりも早く君の胸を突く。ぼくにはそれができるぞ」

「ワルド子爵、いくら貴方でもそれは無理です。なにせ、この部屋全体が火種なんですから」

「……どういう意味だ?」

「貴方が訪れる前に、この部屋の床、天井、壁に至るまで、全て、希土類金属に作り変えました、ぼくの錬金でね」

ギーシュの言葉を理解し、ワルドは呆然となった。


11:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/09/29 01:44:14
「その様子だと、ご存知のようですね。希土類金属は非常に酸化しやすい性質を持ち、平民達の間でも重宝されています」

ギーシュは口元で小さく杖を振ると、言葉を続けた。

「そう、火打石としてね」

格下の相手に出し抜かれた事実に、ワルドは苦笑した。

「さあ、今すぐに手紙をよこせ。貴方だって、男二人で身を焦がすような思いはしたくないでしょう」

ワルドは逡巡したのち、胸元から手紙を取り出すと、それをギーシュに向かって投げた。

「ま、今回は折れておこう」

ギーシュは手紙を掴み取り、ポケットに突っ込んだ。

「良い心がけです」

「中身を確認しないのか?」

「他人の色恋に首を突っ込むほど、野暮じゃありません。それに、土壇場でくだらない駆け引きを行おうとする輩は出世できませんよ。ですよね、元魔法衛士隊長殿?」

ワルドは戦いによって乱れた衣服を正しながら笑った。

「なるほど、きみが父上の身分に追いつくのもそう遠い話ではないかもしれないな」

ギーシュは妖艶に微笑むと、ワルドの様子を警戒しながら、チェストの物陰へと向かった。


12:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/09/29 01:46:33
「ぼくを誰だと思っているんですか?グラモンの名は飾りではありませんよ」

そう言って、ギーシュの姿が物陰へと消えた。
ワルドが確認すると、そこには下方に向かう大穴が一つ開いている。

「あのモグラの仕業か……。なるほど。三日間、地下に潜って、こちらの様子をひたすら覗っていたというわけだな、やるじゃないか」

ワルドは子の成長を喜ぶ親のように無邪気に笑った。それは、つい先日、一人の青年の命を奪った男にはとてもみえない笑顔だった。


13:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/09/29 01:58:01
投下終了かな? 乙したー。

しかし前スレまだ40レス程残ってるが……埋めるか?

14:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/09/29 05:05:25
乙したー。



余談だがドット ライン トライアングル スクウェア等の定義が違うような・・・まぁこれはこれで

15:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/09/29 12:01:14
GJ!
かっこいいギーシュは大好きだwww

>>13
落とす方が負担かからないんじゃなかったっけ?

>>14
まあ、ミスリードさせ気味だがこれから修正すればいい悪寒。
ある意味間違ってないしね。

一応書いとくと、
単純に『一度にあわせられる系統』が四つなのがスクウェアで一つなのがドット。
例えばスクウェアは土土土土でやたら凶悪な土魔法、とかも可能。
ただ、基本の属性が全員決まってて、それを元にしないとならない。
他属性をベースに置いた魔法は使えないor使えてもやたら弱い。
と、こうなってるはず。

16:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/09/29 13:06:03
ゼロ魔の魔法でよく分からないのがコモンと系統の区別なんだよなー。

フライ、レビテーションの二つがイマイチ。
多分レビテーションがコモンでフライが系統なんだろうけど。

17:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/09/29 14:10:25
>>16
いや、ややっこしい事に5巻のギトー先生の説明によると
フライもレビテーションも風の基本の魔法らしい。
土のドットのギーシュでさえレビテーションを使えるから
ほんとーに簡単に魔法ではあるらしいが。

18:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/09/29 14:25:09
>>17
マジか。
だとするとレビテーションの存在意義って……フライの簡易版とか?
或は自分以外にかけられるとか、遠隔でかける事が出来るとか、か?

19:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/09/29 20:55:42
>>18
フライが自分を飛行させる魔法で、レビテーションが自分や他者を浮かす魔法らしい

20:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/09/29 20:56:45
雑談はとりあえず前スレ埋めてからにしようぜ?

21:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/01 06:28:23


22:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/03 12:57:41
エヴァとゼロ魔の原作を読んだ事の無い自分は設定も何もかも知らんのですが、そんな自分が此処で書いてもいいのでしょうか?


23:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/03 13:03:46
両方とも原作知らないのはちょっと止めた方がいい気がするな

24:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/03 13:16:57
読むのは構わんが書くのは辞めとけって感じだな

25:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/03 13:44:23
原作を知らずに二次SSを書くのは下の下の行為だと判っておくべき

26:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/03 13:49:00
レスありがとうございます!
では大人しくROMる事にします(^^)

27:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/03 16:29:44
ってか殆ど冴えない著者氏の専用になってるからな……
俺もシンジinゼロ魔は考えた事あるがルイズに召喚される訳じゃないからスレチだし

28:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/03 18:00:42
オレは逆に、別の作品のシンジを召喚させてみたが…
魔法がつかえない上に、人としても使えない上に従順でもないシンジがルイズに捨てられて終わったw


29:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/03 18:01:44
まさか型月かw

30:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/03 18:29:06
スレタイが召喚したのがエヴァキャラだったらというのであればまた
違ったかもしれませんね

31:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/03 18:44:55
片方だけ読破しても両方読まなきゃ意味が無いことに気付いた俺乙orz
 
ふと思ったんだが、ストーリーや世界観知ってたら
そこから独自の世界を混ぜ込んで進行、ってのはダメなのかね…


32:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/03 19:22:28
それがダメなら冴えない著者氏が弾かれてしまうw
ただ、半端に変えても突っ込みが入る可能性があるので
矛盾を感じさせない文章が書けるなら良いんでは?

むずかしいけど orz

33:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/03 21:41:50
スレタイはルイズがシンジ召喚に限定されてるが、エヴァとゼロ魔のクロスっつう
基本さえ守ってれば別に目くじら立てなくてもいいんじゃね?

34:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/03 22:07:03
べつにいいんじゃないかな?

なんかもう、最近設定がどーとか何とかかんとかで…

ぬるぽ

35:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/03 22:25:05
ガッ

36:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/04 00:15:17
prologue『死か、抱擁か』
 
 ―魂が、死ぬように眠っていた。
 
「動け! 動け、動け、動け、動け、動けぇ!!」
 
 亀裂の走った淡い夕焼け色の世界に、シンジの悲痛な叫喚が余韻も無く吸い込まれていく。
 シンジの絶望に震える瞳が怯えるように萎縮しようが、無我夢中に動かそうとするエヴァに懇願が伝わる事は無い。
 
 外では首と両腕を断たれた弐号機と、N2爆雷での玉砕を図った零号機の無残な姿が闇に沈んでいた。
 それは圧倒的な力をもってして第三新東京市に君臨した、拾四番目の使徒ゼルエルによる攻撃の後。

 数十秒前まで、シンジの狂気を伴っての猛攻により一時的に状況は優勢となっていた、が。
 忽然―否、勝機を目前にして最も考慮するべき“それ”を忘れかけていた。
 危険な何かを伝えるような無機質そのものである長音が、エヴァに蓄えられていたエネルギーが底をついた事をシンジに思い知らしたのだ。
 
「動け動け動け動け動けぇ!!」
 
 ―ピシィ、ピキ、ビシビシィ―無情に響く亀裂音が高ぶり、魂を持っているかのようにエントリープラグ内に亀裂が走っていく。
 
「今動かなきゃ、今動かなきゃ皆死んじゃうんだ!!」
 

37:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/04 00:17:15
 ―ビキ、ピキビシ、バキャバキィ―必死に足掻くシンジを嘲笑うかのようにエヴァそのものさえも激しく踏みにじるゼルエルの攻撃。
 それが破砕音に変わるのは、そう遠くないだろう。
 
「もうそんなの嫌なんだよぉ!! だから―動いてよぉお!!」
 ―瞬間、魂が歓喜の叫びを挙げる。
 
 この、鼓動は。
 コノ、鼓動ハ。
 この、鼓動は?

 ―誰? いや、今の鼓動は僕が? あ、何かふわふわ浮かんでるような感覚……が。
 死ぬ……のかな? こんな気持ちいいなら……死ぬのも……悪くないような―
 
 ―死ぬのが怖いんじゃ無かったの?
 
 あやな、み……? やめてよ……僕は此処で……死ぬんだ。
 もう楽になりたいんだ。

 僕は死んだんだ死んだんだ死んだんだ死んだんだ死んだんだ死んだんだ死んだんだ死んだんだ。
 
 ―あなたは死なないわ。
 
 ……どうし、て……?
 
 ―わたしが守るもの。

 あやな、み……って、本当にお母さん……みたいだ……あたたかい……母さ……ん……。
 
 
 沈むように落ちていく意識を起き上がらせようとはせずに、ただ、祈るように瞼を閉じた。

 

38:@ ◆dLmKcdnE8U
07/10/04 00:28:48
ハイ。すみませんです……。
新参者ながら、ノコノコという名の緑亀のごとくのこのこ出没してしまいました。
携帯から打ち込んだので推敲すべき部分を見逃したかもしれませんが、PCは大破しているので暫く慣れない携帯から投稿する形かと思います。
どちらでも変わらない更新速度かもしれませんが、末永く生温く見守っていただけると幸いです。


39:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/04 00:33:15
GJ!
シンジが異世界に行くSSって大抵レリエルの中からかサードインパクト後だけどそこからか!
こいつは新しい

40:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/04 00:38:51
意気込みにGJを送りたい。

擬音は、極力避けた方がいいよ?老婆心よりアドバイス。

がんばって

41:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/04 02:36:31
>>38
GJ!
名前欄に話名かハンネ入れてくれると助かる。

42: ◆YUq/JXG2n2
07/10/04 12:38:21
>>27
それってありじゃないですか。自分は33氏と同意見ですけど、他の方はどうでしょうか?

>>37
乙です!S2機関取り込み後なら、エネルギーの心配は無しですね。リリスの体液は錬金で賄えそうですし。

43:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/04 15:36:51
元々スレタイくらいしか縛りのないスレだから
それぐらいは守った方がいいと思うけど。

そうじゃないなら、次スレが立つときにでもテンプレに書くなり、
スレタイを変えるなりして分かるようにした方がいいと思う。

44:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/04 15:38:37
おおう、予想外に賛成されて驚いたw
しかし考えただけで書いた訳じゃないという罠。

45:@ ◆dLmKcdnE8U
07/10/04 15:45:49
ナ、ナント!( ̄□ ̄;)ヨッツモ!!
レスありがとうございますm(_ _)m

>>39
異世界に飛ぶSSを書くのは二度目ですが、ほぼ無知に近いゼロ魔と融合させるので挑戦の意味も込めての投稿となります。
飛ぶなら此処かなー、と普通に決めたというか、印象に残っていたというかw
レリエルから異世界に飛ぶ発想は逆に思い付きませんでした(・ω・`;;;)

>>40
文面が堅い気がして、少しでも柔くなるようにと擬音を加えましたが逆効果で恥ずかしい思いですorz
これからは擬音は極力控えるつもりですが、もしかしたら何かの拍子に暴走するかもしれません(汗

>>41
ハイ。すみませんです……投稿した直後に気付いて悔恨の念に押し潰されそうですorz
次回からは忘れずに、必ず細心の注意を払い投稿しますm(_ _)m

>>42
>S2機関取り込み後なら、エネルギーの心配は無しですね
(゚д゚ )
>S2機関取り込み後なら
(゚д゚;;)
>S2(ry
ちょwwwwww貴方様はwwwwww
……もしや、S2機関取り込み後だと勘づいt……。
………………。
等身大の畏怖を如実に思い知りましたorz

ありがたいレスの数々、これを励みに更なる精進を致しますm(_ _)m

46:@ ◆dLmKcdnE8U
07/10/04 18:19:55
  忘却の使徒  第一話「召喚、サードチルドレン」

 ―異世界。
 地球より遠く離れた惑星か、あるいは特異な空間に置かれた“場所”なのか、真意を知る者は誰一人として居ない。
 いくつもの小国が繋がるように隣国している大陸―地球では無い“魔法”により身分の決められる、大国ハルケギニア。

 その一角、和気藹々として賑わう“トリステイン魔法学院”。
 その名の通り、魔法を磨く学校である。
 まだ成人にも満たない少年少女の“それ”を引き出すのが学院の役目。
 例えどのような才能を持っていたとしても、それは磨かなければ機能しない潜在能力という言葉だけの存在だ。
 ―場所は学院の中心広場。
 一人の生徒を少し離れた場所から見守るようにして数十人の生徒が立ち尽くしていた。「我が名は―」
 その少年は静かに詠唱らしき言葉を淡々と、しかし震えるような声で喉から絞り出し―
 瞬間、止まっていた風が、何かに呼応するように烈風と化し、空を走る。

 そして今、妙な緊張感の漂う広場にて、一つの小さな喝采が沸き上がった。
 視線が集うのは少年の手のひらに置かれた可愛らしい、まるで紅蓮を思わせる色で彩られた小鳥。
 それを見て、冷静に事を見据えていた教師らしき初老の男が僅かな笑みを顔に映す。比例し、少年の顔にも笑みが浮かぶ。

「よろしい。ミスター・レイオール。君の属性は“火”に決まりだ」
「はい!」

 嬉しそうな笑みを顔に貼り付けたまま、既に召喚儀式を行なった生徒達の元へ歩く。
 それを迎えるように、安堵に似た暖かい顔を皆向ける。
 ただ一人、他の生徒とは違い、緊張の仮面を取り付けた少女を除いて。

「次! ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ヴァリエール!」
「―はい!」
 
 少女の潔い返事と共に、何故か場の空気が絡み付くように重く染まった。

47:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/04 19:42:03
なんかよくわからないけどこれを置いておきますね

つ忘却の魔法

48:@ ◆dLmKcdnE8U
07/10/04 20:42:47
 自らの名が発せられる度に重くなる空気を“いつものように”肩で切り、生徒達の中からその少女が姿を表す。
 その容姿は可憐であった。
 整えられた顔は形容するならば美少女。艶のある桜色の長髪は風に靡き、スレンダーな体躯は制服の中に几帳面に潜んでいる。
 
 そして先程の生徒が居た場所付近でマントから伸びている足が止まる。
 生唾を飲み込み、深呼吸に似た呼吸をしながら緊張を押さえ付けようと試みる。
 『陰口』でもしているんだろうと、それを絶対と断言できる確信を心の奥に閉ざして、集中する。
 背後では、ルイズの予想通りに陰口が囁かれていた。

「何が出て来るんだろうな」
「きっとろくでもないモノに違いないよ」
「いや、もしかしなくても何も出てこないんじゃないか?」
「ああ―“ゼロのルイズ”だからな」

 悪戯な冷笑を浮かべた生徒達が、ルイズが前へ突き出した杖の方向へと視線を注ぐ。
 地面に刻み込まれた五芒星の魔法陣の周囲に赤黒い異様な霞が纏わりつく。

「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ヴァリエール……」

 この時点で、ほぼ全ての者が固唾を呑み、一つの確信を得ていた。


49:@ ◆dLmKcdnE8U
07/10/04 20:48:40
 これは、もしかしなくても危険な何かが訪れるだろうと。

「ミ、ミス・ヴァリエール……?」
「五つの力を持ちしペンタゴンよ」
 
 怪訝に抑止を促す教師の声は届いていない。……黒き雷が魔法陣の周囲にある土を焦がし、走る稲妻のような音と共に魔法陣が黒光りした。

「我の運命に従いし―」
「ミ、ミス・ヴァリエール!!」

 前例の無い状況に痺れを切らしに切らした教師が懐から出した杖をルイズへと勢いよく向けた。
 瞬間、杖の先から彼女を正気に戻すには十二分な炎の球が爆ぜ、掠めるように足先を狙う。
 しかし、その炎の球は突如ルイズを守るように出現した“障壁”に遮られてしまう。

「な、なっ!?」

 それは、形容するならば夕焼け。
 驚愕に顔を歪ませる教師をよそに、魔法陣が更に光を発し、共鳴するような音が極限まで醸し出された。
 

「使い魔を、召喚せよ!!」
 
 爆発する音が鼓膜を蹂躙し、烈風が空を走る。煙に巻かれ現われたのは―忌むべき存在。
 その巨大なシルエットが、皆の恐怖心を更に叩き起こした。


50:@ ◆dLmKcdnE8U
07/10/04 23:17:27
 しばらく、誰もが微動だにせず閉口し、目前の光景に沈黙していた。
 それはルイズも例外では無い。
 煙に巻かれて顕現する巨躯一つでさえ、校舎の四分の一を占めるほどに巨大なのだ。
 首筋を支配した悪寒かえも無視し、戦慄よりも前に驚くことしか出来なかった。

「…………俺さ」

 生徒達の中、一人の少年が、ぽつり、と雨粒が落ちたような声を開口一番に発する。

「“ゼロのルイズ”って、今この瞬間から口に出さないよ」

 もしかしなくても、あのゴーレムと同等の大きさである怪物が使い魔になれば―
 ああ、地獄を見る事になるだろう。
 生徒達が一斉に震え出し、明日は無い、と全員の思考が初めて一致した瞬間だった。

「な、な……何よ…………これ」

 腰から砕け落ちて座り込んだルイズが呆然とした表情でそれを仰ぎ、ようやく恐怖の声を漏らした。
 目前で見れば山より高く、恐怖のあまり毒々しい色と錯覚する端麗な紫色の風貌。
 まさか、これを使い魔にしろって?

 召喚儀式によって呼び出された生物を“使い魔”にするには、とある条件がある。
 ……自らの唇を、捧げるのだ。
 唇? ……まさか、まさかのまさか?


51:@ ◆dLmKcdnE8U
07/10/04 23:23:01
 十六にもなって告白した事が、というかそれに値する人が居なかったというか。
 ……その戒めが、これなの?
 出来る事なら嫌ー!! ルイズは極限まで拒みつつ、一度召喚したモノは押し返せないという現実に衝突した。
 絶望に落ちていこうかと思案する中でも、拒絶の意思は忘れないが。

「お、おい、あれ……」

 ふとした矢先、今まで聞こえそうに無かった他の存在を思い出す。
 一番後ろの生徒が震える声で、視線を阻む者を掻き分けながら指を出す。
 その先には―

「う、うぅうん? …………あれ、アスカ? ん、く……僕の部屋に、何の用、が……」

 少年、碇シンジが寝ぼけた眼を擦った後、俯いて全身に力を行き渡らせるよう強く伸びをする。
 何とも呑気に欠伸を噛み締めていたシンジが、今度はハッキリ目覚めた眼でルイズと視線を交錯させ―た瞬間、一気に顔を紅潮させる。
 何故かと言えば、いつの間にか伸びをしている内にルイズが眼前に迫っていたのだ。
 一方、ルイズの方は安堵したような、微笑むように優しく見つめる。

「……初めてなら、あんたのほうがいい」

 優しい声と共に柔い感触が唇に当たる。
 ああ、僕はまだ夢に居たんだな、とシンジは妙に納得して再び眼を閉じた。

52:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/04 23:31:32
GJ!
しかしこの初号機は電源無しで動くんか?

53:@ ◆dLmKcdnE8U
07/10/04 23:35:01
 十六にもなって告白した事が、というかそれに値する人が居なかったというか。
 ……その戒めが、これなの?
 出来る事なら嫌ー!! ルイズは極限まで拒みつつ、一度召喚したモノは押し返せないという現実に衝突した。
 絶望に落ちていこうかと思案する中でも、拒絶の意思は忘れないが。

「お、おい、あれ……」

 ふとした矢先、今まで聞こえそうに無かった他の存在を思い出す。
 一番後ろの生徒が震える声で、視線を阻む者を掻き分けながら指を出す。
 その先には―

「う、うぅうん? …………あれ、アスカ? ん、く……僕の部屋に、何の用、が……」

 少年、碇シンジが寝ぼけた眼を擦った後、俯いて全身に力を行き渡らせるよう強く伸びをする。
 何とも呑気に欠伸を噛み締めていたシンジが、今度はハッキリ目覚めた眼でルイズと視線を交錯させ―た瞬間、一気に顔を紅潮させる。
 何故かと言えば、いつの間にか伸びをしている内にルイズが眼前に迫っていたのだ。
 一方、ルイズの方は安堵したような、微笑むように優しく見つめる。

「……初めてなら、あんたのほうがいい」
「え、なな、何を」

 見知らぬ美少女の優しい息遣いを含んだ言葉に、シンジが今どのような状況に居るのか確かめようと慌て喚いた時。
 柔い感触が唇に当たる。即ち、本来ならば有り得ないはずの突然のキス。
 ああ、僕はまだ夢に居たんだな、とシンジは妙に納得して、再び眼を閉じた。

つづく

54:@ ◆dLmKcdnE8U
07/10/04 23:52:36
>>51
ぎゃああああああああ!!(゜Д゜;)
ちょ、タンマです。いや待て。いいか、そこから消えなきゃ俺の自慢のライフルが火を(ry
……誤爆ではありませんが、むしろ>>53が誤爆です、すみませんorz
>>53は折角だからと少しいじりましたので…一応修正版という事で(・ω・`;;;)
それから、ちまちまとしかコピペ出来んので一気に書けなくてすみませんorz

>>47
あ、ありがとうございます?
一瞬何か困惑しましたが、S2機関の事(ですよね?)と思い、感謝です。

>>52
GJありがとうございます!
ここ壊れてますという表示に惑わされた自分をお許し下さいorz

レスありがとうございます!!m(_ _)m


55:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/05 00:01:35
ノリがうざい、半年ROMれ

56:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/05 00:45:38
>@ ◆dLmKcdnE8U
もっと簡潔な文章を書くようにしたほうがいいと思うよ
それと早く続き書いてね

57:@ ◆dLmKcdnE8U
07/10/05 01:33:46
>>55
すみません。金輪際、馬鹿げたノリは封印することにします。
書き終えた後はとにかく気分が昂揚する若輩者で……不快に思わせてしまい、申し訳ありません。
叱咤激励ありがとうございますm(_ _)m

>>56
七つもレスを使用したのに未だ、シンジが飛ばされて来てこれからようやく、って所ですからね(汗
それとも描写の方に分かり難い箇所が……何にしても、なるべく長い文を書こうと奮闘し過ぎてはいけない事にようやく気付きました。
続きの方は出来る事なら明日、というよりも今日かと思います。
レスありがとうございますm(_ _)m

>余談
所で此処って…もしや携帯上だけでの場所だったんでしょうか?


58:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/05 07:28:25
ん~ノリはどうかしらないけど

SS自体はいいんでない?普通に展開を期待しますよ

ちなみにPCから私は見ている

59:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/05 08:01:58
とりあえず出だしはベーシックだな。
しかしシンジ……暢気と言うか、何と言うか。

実際、TVでも劇場版でもS2動いてるシーンって無いんだよな。
あるのはSRWだけか。α3では三機ともS2搭載だしな……。

60:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/05 12:21:38
>>59
寝ぼけてると考えれば暢気なのも仕方ないけど、正気に返った時、どんな反応するかが楽しみ。
零号機の自爆と弐号機の大破をまざまざと見せ付けられた後なわけだから、望郷の念なんて生易しいものでなく、強迫観念に近い焦燥感にさいなまされるんじゃないかな。
「帰らなくちゃ…帰らなくちゃ…帰らなくちゃ…帰らなくちゃ…帰らなくちゃ…帰らなくちゃ…」みたいな。

61:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/05 12:39:20
>>60の続き。ミスって書き込みしてしまったorz
>>45
自分も当初はそこからの予定でした。一番ネックなエネルギー問題が簡単に解決しますし。ただし、上記の様に状況が状況なので、シンジの精神状態が不安定になるのは否めませんし、自分の文章力ではそんなシンジを動かせる自信がなかったのです。。。
あと、腹部(コア)と左腕部、それに両肩露出状態のエヴァの修復手段が頭に浮かびませんでしたw

なんにしてもGJ!続きを期待しています。

62:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/05 16:02:33
うん…なんだ理想郷のほうがいいんでない?

63:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/05 17:12:48
理想郷の感想板は辛口で有名だからな……書くの辞めた奴も何人かいると聞いたが。

64:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/05 20:44:22
SS初心者は理想郷には投下しないほうがいい。マジで。

65:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/05 23:54:21
あそこにSS書くの上手い奴居ないだろ

66:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/06 00:08:01
理想郷は感想無視してたら追放されちゃうのかな
注意書きにいろいろ書いてるけどあからさまに
「感想なんていらねえよ」とかかかなければいいんでしょうな
たんたんと投稿投稿と

67:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/06 16:20:38
あそこの感想は辛口っつーか、厨いっぱいっつーか…
ID導入されて多少マシになったけどな。導入したことに付いて文句言ってるやつ等もいるがw

68:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/06 23:13:44
なんだかんだ言ってみんな理想郷に詳しいよな

69:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/07 02:31:31
雨迷子とか好きだけどなぁ、ってのは置いといて。
……ロリコンじゃないよ?

結局@氏の投下はこっちで良いと思うぞ、俺は。

70:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/07 02:45:07
>>68
面白いのも多少はあるしな

ああ、@氏はここでやればよろし、ここの方が気楽にコメできるし
ネタは多いにこしたことないw

71:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/07 08:04:22
あの気持ち悪いのりは受け付けない
悪いけど理想郷向きだわ、あれは

作者が出しゃばり過ぎ、あと2ch慣れしてなさ過ぎ

72:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/07 08:26:46
>>71
別にそれくらいいいじゃまいか。それにこれからは自粛するっていってるんだから、大目にみようよ。
投下する人が増えた方が、スレも活気づくだろうし。

73:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/07 15:21:47
そしてまた、職人が一人消えていったとさ
めでたしめでたし^^

過ぎたことを一々書き込む奴って何なの?

74:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/07 16:44:10
別にあのレベルの奴が消えても問題ない訳で
職人と呼ぶのもおこがましいわ

75:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/07 16:59:58
>>73
最近増えてきた新手の荒らし。日記スレとかあちこちで沸いてる
スルー汁

76:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/07 17:16:12
冴えない氏はいずこへ

77:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/07 17:28:17
>>75
ごめん、自重する。確かにそれっぽいの全部同一人物っぽいね。

78:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/07 18:05:15
まぁ冴えない氏が気にしてしまうようなら自重して欲しいな
あくまで一番読みたいのは冴えない氏のやつだし

79:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/07 18:40:52
自演お疲れ様です

80:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/07 18:48:56
ID非表示って馬鹿が湧くから楽しいな
批判してる奴も擁護してる奴も実は一人なんだろw

81:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/07 21:42:01
冴えない氏はもちろん待つ。
ギーシュの男ぶりうpだけでおわっては主人公二人が浮かばれん

が、無論新人さんも歓迎だ

82:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/07 23:14:11
>>81
おまいの言う通りだわ。

83:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/08 02:12:40 vJtIvCG4
まあ全部俺の自作自演ってやつなんだけどな。
                                     ○_○
           ○_○                   (´・(ェ)・`) ・・ID非表示だから意味無いぜ兄者
           ( ・(ェ)・)                  /   ⌒i
          /   \                 / ィ   | |
     / ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄ ̄/
__ _/  Prius  //  FMV  //  VAIO // Mebius // LaVie  /____
   \/_/ ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄ ̄/
   _ /ThinkPad //WinBook//DynaBook//Libretto // Presario/
   \/_/ ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄ ̄/
   _ / Inspiron //Endeavor//InterLink //  Evo  //Let'sNote/
   \/____//____//____//____//____/
         │        │        │        │        │          ┌─┐
         └──┴──┴──┴──┴────コ.│

84:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/08 04:59:57
一台位PC譲ってほしいもんだな。

85:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/08 08:03:12
あ、俺も欲しい、回線光で据え置きのヤツw

86:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/08 08:05:04
回線とPCは別だろ常考

87:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/08 08:57:13
このAA和むね

88:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/09 20:28:28
ほしゅ

89:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/10 22:04:13
冴えない氏スランプかね

90:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/10 23:46:03 a3p3d+h3
ほしゅ

91:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/11 00:09:58
sageて保守

92:冴えない ◆YUq/JXG2n2
07/10/12 16:17:03
更新が遅れ遅れで申し訳ありません。
書くことに飽きたとか、投げ出したわけではありません。
短くなりそうですが、明日にでも投下致します。

93:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/12 17:46:19
wktk

94:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/12 19:58:53
wktk

95:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/12 23:34:24
wktk

96:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/13 01:20:15


97:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/13 01:22:49


98:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/13 01:41:04 +TIt3Owu
Wktk

99:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/13 04:37:58
正直@のほうが好み、いや冴えない氏も続き気になるけど

100:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/13 12:53:05
今更そんなこと言ったって@は戻って来ない
誰かのせいでな

さてwktk

101:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/13 14:29:17
もち、@氏も待つ。
すべての職人を待ち続ける。

102:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/13 19:29:00
いやじゃいやじゃ
早く続きが読みたい!
wktk

103:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/13 20:33:07
あのヘタレは要らん
冴えない氏だけで良い

104:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/13 20:49:42
>>103
俺には(お前が何を言ってるのか)さっぱりわからねえ!

105:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/14 00:04:34
直上で激しい決闘が行われていることも知らずに、囚われの三人は成す術もなく、今の状況をただ茫然と享受していた。
薄暗い地下牢の中で、キュルケはベッドに寝転びながら、ぼんやりと天井を見上げる。
ただでさえ狭い監獄に粗末な二段ベッドが二つも設置されているので、そこにいるだけで非常に息苦しい。
まあ、囚人の扱いなど、この程度が妥当であろう。

「まったく、レコン・キスタの連中は貴族に対する敬いってものを知らないのかしら」

苦々しげに呟く。


106:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/14 00:08:19
それからキュルケは桃色髪の友人のことを思い出した。

「ルイズ、無事かしら……」

キュルケの言葉に、ベッドの上で膝を抱えうずくまる少年の肩が震えた。
それに気付いたタバサは、少年の髪をそっと撫でる。監獄に放り込まれてからというもの、シンジの精神は度を越した鬱状態にあり、タバサが寄り添う形で少年を慰め続けた。
しかし、シンジの様子に変化はない。日に二回、与えられる食事にも手を出さず、ひたすらうずくまるだけであった。
タバサが心配そうに口を開く。

「きっと、大丈夫だから……」

相変わらず短い言葉であったが、それでも彼女をよく知るキュルケからすれば、今のタバサは考えられない程に饒舌だった。親友である自身の言葉にも、ほとんど首を振るわすことでしか応えないタバサ。
しかし、この少年に対してだけは何かと口を開く。それが以外であり、少しだけ悔しくもあった。

107:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/14 00:11:41
もちろん、色恋を人生の第一とするキュルケからすれば、その理由は容易に理解できてしまうものではあるのだが。

「……まさか、タバサが年下とはね」

誰にも聞こえぬ様、キュルケが小さく呟くと、階上から誰かが下りてくる足音が聞こえた。キュルケはさっと身を起し、鉄格子の向こうを窺う。
その場所にメイドの恰好をした女が現れた。

「あなたは確かオールド・オスマンの……?」

キュルケが問うと、女は微笑みを浮かべた。
その背中から、よく見知った桃色髪の少女が現れれ、一瞬にして事態を把握したキュルケは小さく呟いた。

「なによ、遅かったじゃない」

メイドが杖を振ると、鉄格子が土くれに姿を変えて床に積もった。


108:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/14 00:14:25 RjM6HK/R
「ミスタ・グラモンが時間を稼いでくれています。さあ、今のうちに」

女の言葉にキュルケが眉をひそめる。

「グラモン?あいつがいたことを忘れてたけど、ギーシュのこと?」

女は小さく微笑んだ。

「ミスタ・グラモンは立派なメイジですよ。さあ、早く」

つまり、ギーシュがワルドに向かって吐いた言葉は虚言だったのだ。
あの時点で、ルイズとロングビルは、今だニューッカスル城内にいた。
実のところ、彼に課せられた義務は手紙の奪還などではなく、ルイズを含む彼女達がニューッカスルを脱出する為の時間稼ぎに過ぎなかった。
キュルケ達の救出は、かつて土くれのフーケとして名を馳せ錬金を得意とするロングビルからすれば、たやすいことであった。
なにしろ、そういう類のメイジは杖さえあれば、目の前を阻む鉄格子であろうが、周りを覆う石の壁だろうが、思うままの物質に変えることが可能なのだから。
しかし、先にそれを行ってしまえば、ルイズの監視が強固になるのは間違いない。
逆もまたしかりである。
文字通り地下に潜んでいたギーシュと、偶然、接触できたロングビルが、二方面救出作戦をたてたのは、その為だった。
そして、金髪の青年は見事に義務を果たした。彼は見事にワルドを欺いたのである。
手紙の奪還が目的であることを疑わなかったワルドはキュルケ達のことまで、気をまわせなかったのだ。

109:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/14 11:31:02
ハッタリまできかせられるようになったか、ギーシュ
でも仲間からの扱いは軽いんだねw

110:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/15 07:13:31 lWs7RCzp
トリップ?だっけ?
ないようだけど?

111:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/15 07:55:05
文体からして本人なのでないか?

112:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/15 21:59:04
これは冴えない氏なのか?

113:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/15 22:17:29
原作未読だが
ちゃんとした城の牢がトライアングルメイジに破られてもいいの?

114:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/15 22:35:15
破られてるよ
杖を没収しておけば大丈夫とでも思ったんだろ

115:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/15 23:12:16
言われてみるとそうだね
メイジ専用の固定化が掛かった牢屋とが出てきてもいいかも

116:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/15 23:17:46
>>114
ありがとう。あいかわらず杜撰な世界だな

117:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/16 19:22:47
あげ

118:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/17 20:17:03
世界観が杜撰と言うより、粗末な作りの明らかに貴族用では無い牢屋に突っ込んだのがミスなんだろうな。
スクウェアクラスのメイジが複数でかけた固定化ならフーケでも破れないが
そんなものかけてる牢屋なら、物理的に破られないように鉄格子なんかでは無く厚い石壁と鉄の扉だろうし。

119:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/18 20:55:29
杖が持てないような手かせとか、メイジ用の拘束具が普通なら開発されてそうだが
ゼロ魔世界は、そういう技術の発達が否定されるっぽい世界だからなあ
6千年かけて、ゆるやかに魔法を劣化させてきただけっぽい世界です

120:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/19 09:17:06
ああメイジ 杖が無ければ ただの人

と、言うのも影響してるんだろうけどなー 自身の杖を取り上げてしまえば
再度作るのに数日はかかってしまうので、牢屋にいれとけばまず再作成は不可能だし
手かせとか拘束具を用意する意味が少ないかと、杖をとり上げればメイジ用の拘束具なんていらないから。

これで貴族でなければ、舌を抜く(永続的に魔法が使えない)とか腕を折る(水の魔法で治療可能なので一時的な処置)
とか出来るんだろーけどそーいった文化は無いだろうしなー あってもラノベでは無くなってしまうがw

121:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/19 11:22:36
>>119
ブリミルの遺した系統が完璧すぎて発展性がなかったのか、
ただ単に子孫その他が怠けたのか、
どっちにしろ6千年の間進歩がほとんど無いってのは文明として異常。
エルフの様な敵対種族に系統魔法が通じないなら、
別の手段として科学技術を発展させる位の向上心見せろやハルケギニア人。

122:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/19 11:24:34
先込め式とは言え銃器が出来てきてはいるんだから、後もうちょいじゃね?

123:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/19 11:37:08
>>122
日本でも、比較的平和な江戸時代の間にはそっから先へいけなかったんだぜ。
連発可能とか、狙撃の概念の発生とか、クレイモアや地雷みたく他方面への発想の飛躍などなど
メイジのやさしい殺し方に、ハルケギニア人が届くにはまだ遠いぜ。

124:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/19 17:00:15
少なくとも、アカデミーと言う研究機関が有る以上、全く発展してないわけではないだろうけどな

・風石を使った船による浮遊大陸との交易
・ドラゴンや幻獣を用いた軍事力や運搬作業
・土系統の魔法による収穫高の向上
・空を飛ぶ船を1年かけずに数十隻を作成する生産力
・岩山を町に変えてしまう開拓能力
・7.7mm機関銃で数発体を貫通された人間を3日で意識を回復させるまで治療する水魔法
・無生物に御者をさせたり意思らしきものを付与する技術
・20M~30Mのゴーレム作成

ここらへんの割ととんでも無いののうち、6千年かけて発展したのか昔から変わってないのかは
作中で話されてないので割と謎なんだよな。

125:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/19 20:50:02
生産力とか色々と寄与してるのは土・水だよな、やっぱ。
土・水は色んな所に役立ってるが、風は割と限定的、火はコルベールが研究中だし。

126:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/19 21:32:55
やはり風と火は軍事転用しやすいな。
風は離島間の移動手段に使われてるし、火は機械って概念ができたら使われる方向性が一気に変わりそうだ。

127:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/19 22:07:01
蒸気機関の前に内燃機関を作るコルベが生きていれば
50年でエヴァモドキを作ってくれそうな気もする

128:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/19 22:25:42
風はこっそりと、風石の代わりになるとか言うトンデモ設定があったり。
スクウェアクラスのワルド一人で約1日の間船を浮かせられる
(アルビオンの時に、出航日より早くて風石が足りないと言われた時に支えられると言ってる)

スクアェアはドットに比べて精神力の効率が8倍良いので
逆説的には8人のドットや4人のライン二人のトライアングルメイジで船を1日浮かせる事が……
小船(脱出艇が原作にもあった)とかで輸送に便利そうではある、コストが合うかは不明だガ

129:冴えない ◆YUq/JXG2n2
07/10/19 23:32:27
すいません。ご指摘頂くまで、コテ忘れに気付いていませんでした。
明日の夜に投下予定です。
これで、ようやく物語のちょうど真ん中辺りに差し掛かれると思います。
以前、年明けには終わらせると申し上げましたが、微妙な進行速度かもです。。。

130:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/20 05:15:23
>>127
むしろ光武が先に出来そうな気がするw

131:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/20 06:26:10
>>128
ワルドがやったのはあくまで補助じゃね?
全く風石が無い、なんて訳じゃないだろうし。

機械の導入は豪い事になるよな。
多分時間をかけて両方発展させれば某次元世界並になるんじゃないかと。

132:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/20 06:32:41
>>131
どっちかというとスターオーシャンみたいな世界な気がする

133:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/20 07:30:09
>>132
ああ、言われればそうかも。
あの世界の錬金もゼロ魔と同じくらい変態的な変化するしな。

134:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/21 09:30:18
>>129

wktk

135:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/21 10:05:13
つづきまだぁ~?

wktk

136:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/21 13:47:18
古人に曰く「予定は未定」「

137:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/21 23:38:11
つづきまだぁ~?

1年待てといわれても待ちますが。

138:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/22 15:10:58
ああ、3年までなら待ってみせる。多分

139:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/22 21:26:18
1万年と2千年前からry

140:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/22 22:04:28
一億と2千年後でもry

141:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/23 03:14:21 KX1vsMGr
八千年過ぎた頃からも(ry

142:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/23 12:17:25
よし、公転が早い星へ引っ越すぞ

143:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/23 13:07:21
太陽系内なら水星か
一日より一年の方が早いぜ

144:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/25 20:20:05
スパシンっぽい

145:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/25 21:12:33
マダー?

146:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/27 11:44:38
保守

147:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/28 09:02:56 2VZp++Hj


148:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/28 10:35:25


149:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/28 14:49:32


150:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/28 15:13:08


151:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/28 19:00:22


152:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/28 19:11:14


153:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/28 19:15:05


154:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/28 19:25:23


155:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/28 20:56:38


156:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/28 21:26:29
XXシリーズとなら可。

157:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/29 18:16:02


158:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/29 18:44:52


159:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/29 19:39:10


160:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/29 20:17:53


161:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/29 21:37:33
北斗の拳ネタなどさせるか!

162:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/29 22:25:04


163:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/29 22:26:13


164:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/29 22:27:38


165:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/29 23:36:08
あさとき・だい?

そんなキャラいたっけ?

166:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/30 00:25:25
>>165
ネタだよな?

167:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/30 00:25:26
どうみてもなんちょうじだいです

168:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/30 00:28:42
最近のゆとりは南北朝とか知らない訳?

169:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/30 01:15:42
低年齢者の知識面の低下率は異常。
ゆとりなんて愚かな選択をした政府を呪いたい。
亀田のベトナム語発言を鑑みても・・・アレは別か、ボクシングに半生を捧げた代償?

170:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/30 07:55:46
ゆとりもそれぞれだと思
俺ゆとりだけど中国の王朝は全部詰め込まれた

171:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/30 08:01:20
>>170だけどごめん 上の流れは日本史だな
世界史だとおもったorz

172:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/30 09:10:15
いや……こんなにマトモ?に受け止められるとは思わなんだ。
ネタにもならないと思ってたんだが……。

173:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/30 22:39:59
保守っとくかい?

174:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/31 00:51:31 58D702dG


175:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/31 04:14:19


176:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/31 07:32:22


177:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/31 07:56:37
時代

178:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/31 20:24:04
歴史関係多いなw

179:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/31 22:05:29
ほしゅがてら
はいアスカ
URLリンク(imepita.jp)

180:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/10/31 23:13:33
>>179
下半身の肉付きがたまらんなぁ 線濃くしてー

181:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/10/31 23:53:39
>>179
上手ですね。絵心ある片が羨ましいです、ほんとに。


先日は投下予告しつつも、ばっくれて申し訳ありませんでした。言い訳になりますが、病気で寝込んでいたのです。皆さんも季節外れのインフルエンザ+気管支炎には気をつけて下さい。明日は必ず投下致します。

182:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/01 02:06:22
>>181
おぉ、待ってました!

明日楽しみにしてます。

183:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/01 11:28:57
劣化したなあ=3

184:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/01 23:15:10
>>181
お大事に!
待ってるぜ

185:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/02 03:15:11
でもってまたもや有言不実行か
体調やら不確定要素多いなら期限は余裕見なきゃ

186:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/03 00:00:51
期限切って自分鼓舞するのはいいけど
コケてヘコんでなお遅れたら本末転倒だって
「今進捗○○%で調子が上がってきてるから上手くすれば明日には投下できそうです」
ぐらいの玉虫色っぽいか?レベルでいいんだよ、予告は

187:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/03 16:09:34
今日は来てくれるよね…

188:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/03 23:33:19
もうあの場所へ戻れない~

189:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/04 05:01:31
風邪が悪化したのかな?
お大事に

190:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/04 13:20:18
>>188
何の歌だっけ?
微かに覚えがあるんだけど思い出せない

191:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/04 17:27:27
鈍い痛みはもう感じない

192:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/04 17:29:27
壊れ始める…

193:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/04 18:02:11 VBR8cn/X
何でなんだ
何でなんだ
何でなんだ

194:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/04 20:44:49
>>190
cave

195:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/04 21:51:00 VBR8cn/X
っっっ父さん、ここから出してよぉぉぉぉ!!

196:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/04 23:50:08
エヴァ板自体今盛り上がってないから気長に待つよワシは

197:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/05 06:33:31
輝く涙を集めて時間の海を渡ろう~

198:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/05 13:45:04
果てのないこの闇も
繰り返す公開も~

199:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/05 19:45:34
明日造る現実~

200:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/05 21:24:21
歌いすぎw

201:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/05 22:47:16
重ね重ね申し訳ございません。
投下いたします。

202:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/05 22:49:12
見渡す限りに深遠の闇が続き、この空間の果ては誰にも捉えられない。
魔法によって作り出された赤き焔の中、床に浮かび上がるセフィロトの木の紋様がその場の一種異様な空気を演出していた。
セフィロトの木を取り囲むように3メイルはあろうかという巨大な七枚の石版が聳え立っている。それら石版の正面上方には、1から7までの数字が重なることなく刻まれていた。
全ての石版には純度の高い風石が埋め込まれ、高度な風魔法が施されている。その風石を媒介することによって、遠方の人物との会話を可能にしていた。
秘密結社【教会】の最高幹部である彼ら七人はお互いの素性も知らなければ、顔すらも知らない。なぜならば、彼らは例外なくこの石版を介し、今後の行く末を決めてきたのだ。
それなりに高い地位にあるだろうと、長い付き合いの中で、お互いに確信しているものの、それ以上を知ろうとは誰も考えない。
彼らの信頼関係に、そんな知識は必要ないのだ。彼らが掲げる理想こそが、彼らを強く結び付けている事実を、彼らは良く知っているのだから。
深く沈む闇の中、弱々しく輝く焔がかすかに揺れ、【02】と刻まれた石版から抑揚のない言葉がこだました。

「つまり、アルビオンに突如現れたその巨人はアダム族に間違いないというのだな」


203:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/05 22:50:44
【03】から深い呼吸の音が洩れると、声が響き渡る。

「諜報員の報告では『肉眼で心の壁を確認した』とのことだ。間違いかろう」

【07】から忌々しげな声がこぼれた。

「我々のシナリオにはない事態だ」

「なに。何事にもイレギュラーはつきものだ。修正可能な範囲だよ」

「そのアダム族が魂を有しない亡骸だとしても、同様のことが言えるかな」

【03】の言葉に、【04】がいぶかしげに応える。

「魂のないヒトに活動することなどできん。何を根拠にそんなことを」

「アダム族に同化するものがいた。しかも、その同化せしめし存在は……」

【03】は息をのみ、躊躇い気味に言葉を続けた。

「かのガンダールヴだ」

一瞬の沈黙のあと、【06】が興奮気味に言った。

「ガンダルーヴだと……!ここにきて、何の為に現れたのだ」


204:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/05 22:52:45
「待て。その前に聞きたいことがある。ガンダールヴが現れたということは、それを使役する者もいるはずだが、それが誰だか分かっているのか?」

「トリステインの有力貴族、ラヴァリエール公爵家の三女、ルイズ・フランソワーズに間違いないそうだ。今はトリステイン王国立トリステイン魔法学院に在籍しておる」

【06】から、拳で力任せに机を叩く音が鳴り響いた。石版越しからでも、その激昂具合が良く見てとれそうである。

「オスマンの狸爺……!この事実を知っていながら、今まで隠匿しておったな。教皇!オスマンの独断は、もはや看過できる状態ではなかろう。このまま、リリスの肉体をやつに預けるのは危険だ」

「落ち着け。オスマンが何を企もうと、我々の計画を阻むことはできんよ。今回の件に関してだけ言えば、確かに、我々は一歩出遅れてしまったようだ。
だからといって、時計の針を戻すことは出来ん。しかし、我々の手で進めることはできる。そして、その為の駒も我々にはたくさんある」

教皇と呼ばれた【01】は実に落ち着いた口調で言った。

「教皇の言うとおりだ。しかし、一度は接収したアダム族とガンダールヴ、そしてその主、これを取り逃してしまったのは痛いな。ワルドは一体何をやっているのだ。今回の件に関してもろくに報告がないようだが」


205:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/05 22:54:09
「鳴らない警笛に意味はないが、あえて消す必要もなかろう。今しばらくはこのまま泳がせておけばいい。しかし、オスマンはこのまま放置しておくわけにもいかんな。教皇、どうする?」

「レコン・キスタを使って、トリステインを突いてみれば良い。それで、奴の出方も見えてくるだろう。それと、仮初のアダムの魂、そして、タブリスを解放しよう」

「仮初の魂はともかく、タブリスの解放は時期尚早ではないか?」

【07】は平静を装っていたが、その声はかすかに震えていた。

「オスマンの裏をかいてみるのも一興だ。それにタブリスがガンダールヴとの物理的接触を望んでいる。ならば、拒否する必要もなかろう。彼が我々を裏切ることなどあり得んからな。うまく事を運んでくれるだろう。安心したまえ。全ては我々の理想に向かって進んでいる」

「佐用。全ては【楽園創生計画】の為に……」


206:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/05 22:55:44
シンジ達の救出に成功したルイズの役割は自分の胸の中で泣き咽ぶ少年を慰めることだった。そのまま、ギーシュと合流し、来たときと同じように、初号機を疾走させスカボローの町に向かった。
初号機を駆使し一隻の軍船を拿捕した一行は魔法学院を目指して飛行した。
シンジはルイズの横で、アルビオン大陸を見上げた。雲と空の透き通る青さの中に、アルビオン大陸が溶けてゆく。短い滞在だったが、色んなものをシンジの胸に残した白の国が遠ざかる。
シンジはルイズを見つめた。白い頬は、血と土で汚れていたが、高貴さと清楚さは、そのままだった。目から頬に涙の筋が伝っている。
シンジがルイズの頬を袖で拭うと、ルイズは呆れたように微笑んだ。

「あんたの顔のほうが酷いわよ」

タバサは二人のやり取りをつまらなそうに見つめた後、ポケットから取り出した小説に目を落とし始めた。
ギーシュは空を見つめながら、此度の活躍を恋人のモンモランシーに向かって、どのように伝えようか考えあぐねている。
ルイズはぼんやりと思い出の糸を手繰ってみた。
故郷のラ・ヴァリエールの領地。
忘れ去られた中庭の池…。
そこに浮かぶ小船の上……、ルイズは寝転んでいた。
つらいことがあると、ルイズはいつもそこで隠れて寝ていたのであった。自分の世界。誰にも邪魔されない、秘密の場所……。
ちくりと、ルイズの心が痛む。
もう、ワルドはここへはやってこない。優しい子爵。憧れの貴族。幼い頃、父同士が交わした結婚の約束……。



207:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/05 22:57:39
支援いたす

208:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/05 22:58:31
幼いルイズをそっと抱え上げ、この秘密の場所から連れ出してくれたワルドはもういない。いるのは、薄汚い裏切り者。勇気溢れる皇太子を殺害した残忍な殺人者。
だけど、皇太子を手にかけた時、彼が瞳に浮かべたあの色はなんだったのだろう……。
ルイズは首を振った。
ふと少年の顔が目に入る。
少年は言ってくれた。この世で、私よりも大切なものはないと。自分の命より大事だと。
どこまで本当だかは、分からない。
だけど、今はその言葉を信じてみたかった。
優しい風が頬をなぶる。
心地よい風だ。
温かい何かが心に満ち、悲しい出来事の連続によって傷ついた自分の心が癒されていく。
せめてこの風が……。
異世界から吹く、この心地よい風が……。
頬をなぶる間は、信じてみようと心に誓った。

「あの、ルイズさん……」

「ん、なに?」

前を見据えたまま口を開いた少年に、ルイズは顔に絡まる桃色髪を払いながら応えた。

「あの、どう言えば伝わるかわからないんですけど……。胸がざわざわするんです。
……考えると怖くなるんです」

「はぁ?」


209:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/05 23:01:04
「だから、お願いです、ぼくを一人にしないで下さい……」

ひんやりと胸を指す感情をこの少年が、自身と同様に抱えていることに改めて気付きルイズははっとした。
彼女は不意に訪れる孤独感のつらさは他の誰よりも良く知っている。
一人で逃げ込んだ小船。湖にぽつんと浮かでいたそれは、まるで、自分の小さな世界を象徴しているようだった。
それが寂しかったし、なによりも辛かった。
だけど、逃げ場所はそこしかなかったのだ。
ワルドはそんな私をいつも救ってくれた。差し伸べてくれたあの暖かい手をよく覚えている。
殺人者と同じ事をするのは癪だったが、ルイズは少年の手をそっと握った。そして、出来る限りの笑顔を少年に送った。
あの時の子爵の様に……。

「なによもう、あったりまえじゃない……」


210:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/05 23:04:12
第七話 終わり

投下終了です。
ご支援ありがとうございました!

211:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/05 23:10:25
風邪は完治かい?ナンにせよ乙
カヲルが出てきそうな勢いだなwwww
でも、まだカヲルとシンジって会ってないんだっけ?

212:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/06 16:25:57
カヲルじゃないタブリスかもね
ほらロマリアの方にそれらしき人物が…

213:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/06 21:49:46
冴えない氏乙
>>212
まさかのジュリオかwwwwwwwwww今考えるとキャラそのままだな

夢のWギーシュなるか
住人減った感じがするなぁ

214:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/06 22:44:21


215:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/07 18:16:23
いいや、おれがいる

216:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/08 00:05:16
投下乙wwwwww

いや俺もいるぜ

217:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/08 23:43:12
いやいやオレも居る


218:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/09 09:51:12 lRGjSRPZ


219:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/09 17:41:16


220:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/09 18:18:45


221:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/09 18:59:49


222:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/10 06:18:09 WiiH3U0N


223:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/10 13:22:34


224:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/10 13:26:45


225:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/10 14:31:47


226:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/10 19:38:39


227:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/10 21:08:50



228:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/10 21:22:44


229:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/10 22:14:05 ay1nPoqp


230:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/10 22:23:25


231:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/10 22:28:22


232:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/10 22:33:46


233:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/10 22:44:33


234:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/10 22:57:30


新住人です。
これおもしろい!まとめサイトで最初から読みましたがシンジのキャラが凄く善くでてる!
ちょっと貞シンジみたいな気もします。
ゼロ魔の方は詳しく読んだ事ないですか
ルイズのツンデレ具合が可愛いです。
次の投下楽しみにしてます!!

235:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/11 01:10:10


236:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/11 01:10:46


237:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/11 01:13:40


238:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/11 14:23:10


239:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/11 14:45:28


240:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/11 15:35:19


【教会】のゼーレっぷりに麦茶噴いたw

241:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/11 16:57:38 HOyauD8Z


242:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/11 17:08:47


243:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/11 21:17:01


244:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/11 21:36:53 w4Tpzd2w


245:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/11 22:51:39


246:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/11 22:52:06


247:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/11 22:56:33
( ゚Д゚)
( Д )゚ ゚
(゚Д゚)

248:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/11 22:58:46
>>246
お前には失望した。

249:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/11 23:29:43 w4Tpzd2w
>>246

             _/,'       ̄  ̄ 9{_
             {゚>‐一 ¬ ̄ ̄`ヽ、  j. \
               /   /   {      \ {   ヽ
              /  ヽ  {    ヽ、 \  l ヽ〉.   i
          /   ∧ l__\  代ー 、ヽ |       |
            {    { X´l ヽ\} \_ヽ |       l
          ヽ \∨ ヽ     __   |      !
            \小. ィ=     ´ ̄ ` l     ,′
               l }   '         ,'      /  ………
               |:八  ヽ _フ     /    /
               l  个 、      ィ/     /
              l  /  _>r 'チー/   /      _
                 ! !/ } │   /  , <_  _, イ´/ ヽ
          /\/ヽ { __ノ/⌒ヽ./ /   /7'´   /    l


250:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/12 11:07:47
まとめ更新いたしました。
今北の方は>>1のリンクより、ご覧下さい。

251:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/12 11:18:56
まとめ更新いたしました。
今北の方は>>1のリンクより、ご覧下さい。

252:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/12 14:57:12
よーやく帰ってきてくれましたか

ささ、体調も良くなった事だし、さささ、続きを
ずずぃと書き連ねなされ

253:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/12 21:58:19
>>246
話んなんねーよ貴様は
>>250
冴えない氏おかえり!

254:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/13 12:33:16 68W6zxOs


255:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/13 12:51:14


256:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/13 13:13:14


257:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/13 14:22:54 McqS0yZV


258:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/13 17:08:43
お帰りんご

259:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/13 17:16:26


260:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/13 17:22:00 ABZDj5Wa


261:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/13 17:37:20


262:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/13 18:28:43


263:冴えない ◆YUq/JXG2n2
07/11/13 19:30:29


264:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/13 20:01:02


>>263
ってかさり気なく何してんだよwwwwwwwwww


265:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/13 23:14:18
ん?

266:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/13 23:27:01
どうした?

267:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/13 23:31:31
うめぇw

268:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/15 00:20:36
とんこつうめえよな

269:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/15 09:43:25
りきまるの豚骨は本当に美味しい。

270:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/15 16:05:23
つーか、いつまで続くんだよw

271:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/15 21:47:20
このスレ終わるまで

272:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/15 21:50:24
はぁ?

273:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/15 23:31:53
投下します。

第八話 涙

274:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/15 23:33:34
「五度目の滅びの時を起こそうとしているのよ、オリジナルのアダムとリリスを使って。それこそが教会の掲げる【楽園創成計画】の実態……」

地下通路に漂うひんやりと湿った空気を切り裂くように飛翔するシルフィードの背に跨がったロングビルは、腰の前に広げた羊皮紙の地図を見定めながら、背後に跨がるシンジに、今現在、ハルケギニアを覆う陰謀の真相を語っていた。
土地柄、トリステインに数多く伸びる地下水脈の跡をそのまま利用したこの通路は、縦横無尽に入り組んでいる上に、申し訳程度にしか魔法灯が設置されていない為、著しく視界も悪い。地図を持たない者からすれば迷宮に等しく、しばらくは追っ手を気にする必要もなさそうだ。
しかし、二人に残された時間は限りなく少ない。


275:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/15 23:35:02
彼女達の背後では、城内へと侵入を許してしまった連合国軍に対して、トリステイン、ゲルマニア同盟軍による最後の抵抗が行われている。
オスマンの拘束は、もはや時間の問題だ。そして、リリスの接収を果たした教会は、直ぐさま滅びの時の儀式を始めるであろう。
ハルケギニア全土を巻き込んだ此度の大戦は、トリステイン王国が王都トリスタニアの陥落によって、一応の決着を付けようとしていた。
寡兵のトリステイン、ゲルマニア同盟軍は数の上で圧倒的優勢な連合国軍に対し、有効な策を立てられず、敗退に敗退を重ね、戦端が開かれてから間もないうちにトリスタニアへと押し込まれてしまったのだ。
もちろん、優秀な指揮官の下で、局地的に戦果を挙げることもしばしばあったが、戦の趨勢にはなんら影響を及ぼさなかった。



276:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/15 23:36:23
「種の生存競争を自ら放棄して、他の生命体に未来を託す……。私からすれば、それこそ悪魔の所業よ。彼等はアスモダイの血を憎むあまり、自身も悪魔に成り下がっていたことに気付いてないの」

ロングビルは肩越しにシンジの様子を窺った。少年は膝を曲げ俯いたままだ。
ロングビルは小さく息を吸い、決意を込めて口を開いた。

「いい、シンジくん。あなたが成すべき事は三つ。リリスの模倣体、……つまり、あなたがエヴァと呼ぶ存在の奪還、楽園創成計画の要であるジュリオの殲滅、そして、ルイズの覚醒と解放。一つでも取りこぼしは許されないわ。生き残る手段はそれしかないの」

「……もういやです」

シンジの消え入りそうな呟き声は、一瞬にして向かい風の中へと溶けていった。

「何を言ってるの?」

「もういやだ。なにもしたくありません……」

ロングビルは眉をひそめた。

「分かってるでしょ。逃げ場なんて、もうどこにもないのよ」


277:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/15 23:38:06
シンジは必死に声を搾り出した。

「ジュリオさんが言ってました。ぼくの世界、……今から二万五千年前、エヴァとぼくを失った世界は三度目の滅びの時に見舞われたそうです。ぼくの知っている人もほとんどがそのせいで死んでしまった。
今の時代もそうです。ぼくのせいで…、ぼくなんかがいるせいで……、みんなが」

何かに追い詰められたように自身の前髪を乱暴に掴み上げると、シンジは言葉を続けた。

「ぼくに何かが起こる度に誰かが傷付いていくんだ…、ぼくが何かをする度に誰かが死んでいくんだ…。だったら、何もしない方がいい、何もしないで死んだ方がましだ……っ!」」

「今更、泣き言なんて聞かないわよ。同情もしない。分かって、私達はもうジリ貧なのよ」

ロングビルは胸に溜まりいく同情心を理性で無理矢理押さえ付け、厳しい口調で言った。

「……ぼくは戦うしかないと思ってた。周りの人の為に戦うしかないと思ってた。だけど、そんなの思い上がりだ…っ。人の為に頑張ってるんだ、なんて思うこと自体、甘えに過ぎないんだ。
結局、ぼくは楽な生き方を選んでいただけなんだ…。何も知らない…、何も分からないぼくに戦う資格なんてないんだっ!」

小さく息を継ぎ、シンジは再び膨れ上がった剥き出しの嫌悪感を吐露し始めた。

「ルイズさんに酷いことしたんだ……。ぼくのせいでワルドさんも死んでしまった。ギーシュさんも、キュルケさんも、タバサさんも、みんな死んでしまった。だけど、涙すら出てこないんだ……。ぼくには優しさなんてかけらもない。狡くて臆病で卑怯なだけだ」


278:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/15 23:39:16
その時、前方からまばゆい光が差し込み、薄闇に慣れた瞳を焼かれるような感覚が襲ったので、ロングビルは瞼を軽く閉じ、小さく呟いた。

「着いたわね」

先日、シンジが訪れた謁見の間程の開けた空間に入ると、シルフィードはまるで墜落するかの様に乱雑に着地した。

「……もう限界だったのね」

ロングビルの言葉にシルフィードはきゅいと小さく鳴いて応えると、ゆっくりと瞳を閉じ、そのまま絶命した。息絶えたシルフィードの腹部からじんわりと泡立った鮮血が広がっていく。
魔法によって錬成された大理石仕立ての部屋には、通路とは違い魔法灯がふんだんに使われていた。それが、かえって真紅の液体を不気味な程に映えさせている。
シルフィードの背中から飛び降り、その光景を目にしたロングビルの瞳に水気が増した。

「ここまでありがとう。安らかに眠りなさい……」

ロングビルはシルフィードの頭を優しく撫で、命を失った身体を自身のマントで被ってやった。
それが済むと、歩こうともしないシンジの体を無理矢理引きずり、部屋の奥に位置する金属製の扉に向かった。

「良かった、魔力はまだ生きてる。さすがはトリステイン王族御用達の脱出装置。いけるわね」


279:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/15 23:40:56
ロングビルは振り返り、表情もなく風竜の亡きがらを眺める少年の姿を見つめた。

「シルフィードは死んだわ。そうやって眺めてても生き返りはしないわよ」

「……また、ぼくのせいですか」

「あなたのせいじゃないわ。あなたの為によ」

「どっちだって一緒です」

ロングビルはシンジの腕を掴み取り、少年の小柄な体を扉に向かって乱暴に叩き付けた。そして、瞳の中に苦しみと悲しみの光を浮かべる少年の顔を覗き込んだ。

「いい、シンジくん。ここから先はもうあなた一人よ。全てを一人で決めなさい、誰の助けもなく」

「ぼくはだめなんだ…、だめなんですよ……。人を殺してまで戦う価値なんてないんだ。人を傷つけてまで戦う資格なんてないんだ」


280:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/15 23:42:17
ロングビルは、シンジの頭を挟みこむように両手を壁につけ、静かに言った。

「あなたがしてきたことで救われた人だって大勢いるのよ。一度はトリステインの危機を救った。そして、ウェールズ皇太子の魂を解放したのもあなた。タリブの村人だってそう。全部、あなたがしてきたことなのよ。胸を張っていいことだわ」

「それだって違うんだ……。ほんとはどうでも良かったのかもしれない。ただ……」

数瞬の沈黙が訪れ、耐え切れずロングビルはシンジを促した。

「ただ……、なに?」

少年の心に自己嫌悪が張り付いた。

「ただ……、ルイズさんに褒めてもらいたかっただけなんだ……」

ロングビルは、はっと息を飲んだ。

「それだけの自分勝手な幼稚な気持ちのせいで、誰かを傷付けるのはもうたくさんなんだ…っ!」

少年はどこまでも悲しそうな顔で視線を落とす。
ロングビルは微笑みを浮かべ、少年の頭を自身の胸に優しく抱き留めた。

「好きな人から褒められたいから、頑張るか……。うん、いいじゃない。その方がよっぽど十四歳の少年らしいわよ」

「……だけど」

「じゃあ、シンジくん。最後にもう一度だけ、ミス・ヴァリエールに思い切り褒められることをしなさい」


281:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/15 23:43:46
不思議そうに少年が顔をあげる。

「……え?」

「ミス・ヴァリエールを救うのよ。それが出来るのはあなただけ」

「そんなの無理ですよ…。今のぼくにはエヴァもない。何もないんだ。何もないぼくには何もできやしない」

「何を言ってるの、あなたはガンダールヴであり、二万五千年前、アダム族に決戦を挑んだ最初のリリス族であり、五千年前、アスモダイの祝福を受けた唯一のリリン。伝説を三つも持ったあなたに出来ないことなんて、何一つありはしないわ。
シンジくん、確かに全ての事象はあなたを中心に廻っている、二万五千年前を契機にね。だからこそ戦いなさい。自分が何の為にいるのか。何の為にあるのか。今の自分の答えを見つけなさい。そして、全てに決着を着けたら……」

ロングビルはそこで首を振った。

「さ、もう、時間よ」

シンジの背後の扉が音も無く開かれ、もたれ掛かっていたシンジはその中に崩れ落ちた。

「これは……?」

「フライとレビテーションがかけられた昇降籠。あなたを地上まで連れていってくれるわ」

「一緒に乗らないんですか……?」

「あなたと暮らした二ヶ月間、悪くなかったわ。頑張ってね、シンちゃん」

そう言って微笑むロングビルの口端から鮮血が漏れていることに気付き、シンジの目が開かれた。
突如、昇降籠の扉が勢い良く閉じられる。

「マチルダさんっ!!」

シンジの口から紡がれた彼女の真実の名は、厚い石の壁に阻まれ、ロングビルの元へと届くことはなかった。

282:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/15 23:44:59
投下終了です。
それでは失礼致します。

283:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/15 23:49:40
唐突だなwwwwwwww
主要キャラほぼしんどるwwwwww

284:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/16 07:59:43



( ∵)
・・・あれ?

285:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/16 09:23:30
マチルダさんに惚れました。
唐突で思わず戦自のネルフ侵攻を思い出すんですが・・・なんか原作よりマトモw
漢ギーシュの死に様は?!
ルイズはどうなってんの?!
つーか死に過ぎだよ……GJですがw


286:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/16 16:19:10
>ルイズさんに酷いことしたんだ……。
ルイズでオナッたのかwwwwwwwこりねーな、お前もwwww

287:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/16 18:12:19
書くのがめんどくさくなったのかwww

288:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/16 19:48:27
展開が急すぎて何が何やら…

289:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/16 21:32:53
なんで皆死んでるの?

290:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/16 21:35:08
こいつはおでれーた、数話分㌧でるようにしか見えねー

291:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/16 22:54:56
冴えない氏乙

えーと・・・どうなっているのかな?
しばらく見ないうちみんな死んじゃったねぇ

292:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/16 23:18:05
キングクリムゾン!!

293:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/17 16:52:24 eMbV7Bxw


294:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/17 21:50:27
昇降籠が地表を目指し、急激な速度で上昇を始める。
シンジは咄嗟にデルフリンガーを引き抜き、取り乱したように絶叫した。

「デルフリンガー!これにかけられた魔法を解いて!早く!!!」

しかし、デルフリンガーは小さく息を漏らすと、淡々と語った。

「無理だよ。物や人にかけられた魔法は俺にも吸収できねえ」

「……そんな」

シンジは倒れ込むように力無く壁に両肩をついた。

「それに今更戻ってどうするんだい」

「そんなの、決まってる。マチルダさんを放っておくわけにはいかない……」

「お前さんは気付いていなかったようだが、ありゃ致命傷だ。シルフィードだけじゃなく、あの時、マチルダも喰らってたんだよ。むしろ、よくぞここまでもったって感じだ」

絶望しきったシンジは両手に顔を埋める。不意に手を離されたデルフリンガーが床に落下し、渇いた音を響かせた。

295:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/17 21:55:32
「ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう……っ」

呪詛を唱えるかの様に延々と怨嗟の言葉を呟くシンジを見つめ、自身を落としたことを責めるでも無くデルフリンガーは言った。

「相棒はこれまで十分頑張ったよ。いつも離れず相棒の傍にいた俺はそのことをよーく知ってる。辛いなら、何もしなければいい。みんな死んじまったし、今更、お前を責めたてる奴もいやしない」

「……え?」

「放っておけば、間もなく滅びの時が勃発する。苦しみや悲しみもそこで終わりさ。死んでしまえば、何も感じやしないからな」

シンジは床に転がるデルフリンガーを静かに見つめた。

「誤解の無いように言っとくが、皮肉や嫌味じゃないぞ。たった十四歳のガキがここまで踏ん張ったんだ。上出来さ。まあ、地上に着いたら、世界の終わりをのんびりと眺めようや」

まるでこれから舞台観賞に赴くかの如く、デルフリンガーは何処までも暢気に言った。
シンジはデルフリンガーを拾い上げ、光り輝く片刃の長剣を見遣る。

「……滅びの時が起きたら、どうなるの?」

「相棒だって知ってるだろ。間違いなくリリンは全滅さね。今度の滅びの時は、今までハルケギニアで起きてきた半端なものとは、全くの別物だからな」

296:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/17 21:55:49
支援する!

297:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/17 21:57:12
「……ルイズさんは?」

「全滅は全滅だ。ルイズだけ、特別ってわけにはいかねーわな」

シンジは思い詰めたように俯いた。

「ルイズを救いたいのか……?」

「分からない……、何がしたいのか分からないんだ。まるで、自分が自分じゃないみたいで」

デルフリンガーは、そうか、と相槌をつくと、真摯な想いを感じさせる深く落ち着いた声で言った。

「なあ、相棒。見ての通り俺は武器だ。つまり、道具だ。情けない話だが、俺はお前に使われることしか出来ない。だけど、お前には、お前にしか出来ない、お前になら出来ることがあるはずだ。
俺はいつだってお前の味方だ。だから、俺は間違っても強制したりはしない。自分で考え、自分で決めろ、後悔の無いようにな」

「……デルフリンガー」


298:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/17 22:03:40 GLWU09u1
支援

299:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/17 22:03:47
「もしも、お前さんが戦うと言うなら付き合うよ。何もしたくないと言うなら、それにも付き合おう」

「……まだ、間に合うのかな?」

「何にだい?」

「……今からでも、世界を救えるのかな?」

「お前さんがそんなことを考えているうちは、無理だろうな」

デルフリンガーは心底呆れたようにため息をついた。

「何もかも背負いこもうとするのは、もうやめろ。十四歳のガキの分際で生意気なんだよ。いいか、残された時間はほんのわずかだ。
だから、最後くらいは、自分の為だけに戦え。自分の為だけに剣(俺)を振るってくれ。自分がどうしたいのか、自分はどうありたいのか、自分の望む世界は何なのか。それだけを考えろ。
さっきも言ったろ、お前は人の為に十分頑張ったよ。この上ないくらいにな。そんなお前を責められる奴なんていやしないんだ。だったら!最後くらい、ガキのワガママ通してみろよ!!」


300:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/17 22:06:10
少年の顔が一気に歪み、瞳からぽろぽろと涙が零れ落ちていった。

「……ありがとう、デルフリンガー。ぼく、やっぱり、戦うよ。やっぱり、ルイズさんを助けたいんだ…」

「……そうか。じゃあ、一緒にもうひと踏ん張りだな」

シンジは次々と溢れる涙を拭いながら、口を開いた。

「よく分かったよ。ぼくには何もない。力もない。勇気なんて、これっぽっちもない。支えてくれた人達も、もういない。大切な人だって、ぼくの傍にはいない。何もないんだ」

デルフリンガーは自嘲の言葉を並べる少年を心配しつつも、口を開こうとはしなかった。

「何もありはしないんだ。ぼくはゼロだ。ゼロのルイズの使い魔……」

少年が決意に染まる顔を上げた。

「そう、ゼロの使い魔、碇シンジだ……!」

301:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/17 22:08:04
投下終了です。
失礼致します。

302:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/17 22:09:50
乙です
ついに決め台詞まで来てワクワクしております

303:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/17 22:22:57
リアルタイム支援2レスキター。新記録更新。
ありがとうございました!
あと、八話は時系列順にすると、十三話~十四話付近に相当します。
以前にも申し上げましたが、十五話完結予定ですので、物語としては佳境の話です。
一話、二話の時系列を逆転させた時と同様に、一応の意味を込めての展開です。
なので、まだまだ、先は長いですが、何卒、よろしくお願い致します。

304:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/17 22:52:07
>>303
乙カレー
シンジがんば!

305:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/17 23:47:01
いあ…
しかしおもしろいなこれWWW
シンジとデルフリンガーカッコヨス!!!!!

306:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/18 17:51:29
冴えない氏乙


これぞまさに「ゼロの使い魔」だ!!!

307:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/18 19:31:37
纏めを更新いたしました。
今北の方は>>1のリンクからご覧下さい。

308:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/18 20:11:29


309:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/19 13:37:38
冴えない氏乙です。
いきなり話が飛んだのはそういう構成だったんですね。安心しました。

310:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/20 16:26:23
お疲れ様

311:冴えない著者 ◆YUq/JXG2n2
07/11/21 03:53:35
まず、初めに宇宙人がいた。
【第一始祖民族】とも言われる人型種族は、銀河系の各地に生命の種をばら撒き始めた。
その理由が何だったのか、何を目的としてたのか、今となってはわからない。
はっきりしてる事は複数の種がばら撒かれたことである。
運の悪いことにそのうち二つがたまたま同じ星に落ちた。
白い月のアダム、そして黒い月のリリスである。



ガイナックスの公式設定っぽいものです。

312:冴えない ◆YUq/JXG2n2
07/11/21 16:29:36
直後、昇降籠内に耳を突く金属音が響き渡り、シンジの体を激しい振動が襲った。
目の前の扉が開かれ、その先には緑豊かな森林が広がっている。鳥のさえずりが耳に溶け、木立の隙間から差し込む朝の光が少年の体を照らした。
長い、本当に長かった夜が明けたのだ。
少年は片刃の長剣を握ったまま光りの指す方に向かって森の中を歩いた。ロングビルの言葉が正しければ、その先にトリスタニアがあるはずだ。
しばらくして、その森が小高い丘にあることが分かった。
眼下には、トリスタニアの街並みが広がり、その中央に位置するトリスタニア城からは濛々と白煙が立ち上っている。
威厳に満ち壮麗であったかつての名城も、今では見る影もない。焦げ付いた瓦礫の山を縫うように静々と血の川が流れていた。

「トリスタニア陥落、か。戦端が開かれてから、六日目。シナリオ通りってわけだ。教会の連中は残された一日で全ての片を付ける腹積もりなんだろうよ。神様気取りにも程があらぁ」

デルフリンガーの言葉には応えず、朝の陽光に映える澄み切った青空をシンジは静かに見上げた。

「ギーシュさんの言う通りだ。こんな時でも、空の青さだけは、変わらないんだな……」

青年の言葉がリフレインする。

【辛い時は空を見上げればいい。そして、ぼくの言葉を思い出せ】

枯れたはずの涙が再び溢れ、片刃の長剣を握る右手に一層の力を込めた。

「行こう。ゴルゴダの丘に……。ギーシュさんの言葉に応える為にも、そこで、ぼくはぼくの世界を作る……!」

313:冴えない ◆YUq/JXG2n2
07/11/21 16:31:48
第八話 涙 終わり

314:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/21 20:18:02
乙です
コレでまた話が元に戻るのか~wktkして待ってます

315:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/23 00:32:34
wktk

316:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/24 13:43:56


317:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/24 18:44:27
おっちゅ

318:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/25 17:28:14
hosyu

319:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/26 18:42:39 83lDP/n6


320:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/26 21:08:19 SRca5Fm9


321:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/26 21:29:15 OERBcUIY


322:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/27 08:35:48


323:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/27 19:22:56


324:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/27 21:16:59


325:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/27 21:19:01


326:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/27 21:20:32
使

327:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/27 21:24:41
>>326

             _/,'       ̄  ̄ 9{_
             {゚>‐一 ¬ ̄ ̄`ヽ、  j. \
               /   /   {      \ {   ヽ
              /  ヽ  {    ヽ、 \  l ヽ〉.   i
          /   ∧ l__\  代ー 、ヽ |       |
            {    { X´l ヽ\} \_ヽ |       l
          ヽ \∨ ヽ     __   |      !
            \小. ィ=     ´ ̄ ` l     ,′
               l }   '         ,'      /  ………
               |:八  ヽ _フ     /    /
               l  个 、      ィ/     /
              l  /  _>r 'チー/   /      _
                 ! !/ } │   /  , <_  _, イ´/ ヽ
          /\/ヽ { __ノ/⌒ヽ./ /   /7'´   /    l

328:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/27 21:48:11
>>326
( ゚д゚ )ドーン

てか俺>>319なんだが「ギーシュ」にして欲しかった


329:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/27 22:04:58
>>326
お前って奴は…

330:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/27 23:23:16
>>326
絶望した

331:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/28 11:31:00
今更だが、ギーシュが死んでしまうことを悲しんでいる俺がいる。
まあ、GJには違いないが。

332:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/28 12:52:43 kDasLSBJ


333:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/28 20:14:45


334:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/28 21:25:34


335:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/28 22:01:45


336:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/28 22:01:46


337:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/28 23:31:20


338:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/29 00:13:10


339:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/29 00:18:23


340:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/29 03:17:59
面白そうなスレを発見。
まとめ読んできます、今のところ書いてる人は1人ってこと?

341:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/29 17:46:38
>>340
そそ

342:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/29 21:42:37
>>340
ようこそ、君が2人目のデュナミストだ

343:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/29 22:17:49
>>340
さあ愛を語ろうか

344:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/29 22:39:46
今読み終わった、あれ??なんなんだこの超展開は・・・
読みなおしてきます

345:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/30 13:07:49 ZjAmFoAB
>>344
やっぱりな…
そう思うよな。おれもそうだった

346:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/30 15:44:17
ガチャガチャきゅ~とふぃぎゅ@!

347:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/30 18:53:30
この町に降りたエーンジェル

348:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/11/30 22:51:23
お出まし愛の原型士♪

349:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/12/01 22:33:39
第九話 心のかたち

350:冴えない ◆YUq/JXG2n2
07/12/01 22:35:35
顔を出したばかりの太陽が優しい光りを振る舞い、朝露に濡れた草原がきらきらと輝いていた。
空を見上げれば、青空に浮かぶ雲が、穏やかな風にのって悠然と地平線を目指している。
もう清々しいとしか形容のしようがない朝だった。
しかし、草原のど真ん中にいた一行は白髪の青年を除き、皆一様に暗澹とした顔をしていた。

「あの、今日中に見つからなかったら、いい加減学院に戻りませんか。もう一週間になりますし……」

シンジは怖ず怖ずとした様子で、露骨なまでに不機嫌そうな主人に提案した。

「却下。【虹の記憶】を見つけるまで、絶対に帰らないんだから」

先日のタリブ村訪問の際にルイズ一人だけをおいてけぼりにしたのは大失態だったようだ。だからと言って、シンジ自身、まさかここまでルイズの不興を買うとは思ってもみなかった。
タリブ村から持ち帰った【竜の羽衣】を、ライバルであるキュルケから見せ付けられたルイズの激昂ぶりは凄まじいの一言に尽きた。


351:冴えない ◆YUq/JXG2n2
07/12/01 22:37:04
そんな彼女の口から飛び出た言葉が暗澹とした旅路の幕開けだったのだ。

「私ならもっと凄い宝物を発掘できるんだからっ!」

そもそも、竜の羽衣はタルブ村の聖堂に鎮座されていただけの代物に過ぎないので、それをお持ち帰りしたからといって、お宝発掘とは言い難い。
しかし、キュルケの挑発に怒り狂ったルイズにそんな理屈は通用しなかった。
ピサの斜塔の如く傾いてしまったルイズの機嫌を元に戻す為ことのみに尽力する、悲しいかなシンジに残された選択はそれしかなかった。
こうして、全く宛もないまま、宝探しの旅に赴くことになったのだが、いかんせん、初号機の使用はオスマンに差し止められたままである。
自身一人でルイズの安全を確保する事に不安を感じたシンジは、ギーシュに同行を求めた。
実のところ、タルブ村での戦闘で、オークの猛攻に晒されたギーシュの傷は、未だに完治していなかった。しかし、自身の価値観に良い変化を齎してくれた少年の嘆願を無下に断るわけにもいかず、ギーシュは快く承諾した。
この面子に加えて、宝の眠る場所に心辺りがあると、自ら進んで旅の同行を求めた酔狂な転校生ジュリオ。
この四人による宝探しは出発から一週間経っても、微塵の展開も見せなかった。


352:冴えない ◆YUq/JXG2n2
07/12/01 22:38:17
「ギーシュさん、すいません。なんか、大変な事に巻き込んでしまったようでて」

「気にするな」

ギーシュはシンジの肩をぽんと叩き、ぶつぶつと不満を漏らすルイズの姿を見遣った。

「しかし、こうなるとルイズを説得するより、宝を見つけだす方が簡単そうだな」

「全くです」

「なあ、ジュリオ。しつこいようだけど、本当にここらで間違いなんだよな?」

ジュリオは静かな微笑みを浮かべたまま澄んだ声で答える。

「一応、そう聞いているよ」

「ゴルゴダの丘の麓に広がりし新緑の絨毯。そこに溜まるは赤き雫。三つの月が重なりし時、朱き雫を跨ぐ七色の橋が架からん。虹の記憶は天使の壮麗たる歌声と祝福共に舞い散るだろう……、か」

ギーシュは、ジュリオから聞いた言葉を反芻し、それから小さくため息を漏らした。

「新緑の絨毯ってのは、この草原のことなんでしょうど、朱き雫の池ってなんなんですかね」

「それっぽいものが全くないしなあ」

「だけど、答えを見つけないと、地獄の行進は終わりませんよ」

「宛もなくひたすら歩くことがこんなにきついこととは知らなかったよ……。ルイズはたいした奴だ。少しずれてるけど」

ギーシュはげんなりしながら、小さく呟いた。

353:冴えない ◆YUq/JXG2n2
07/12/01 22:38:59
短いですけど、投下終わりです。
失礼致します。

354:冴えない ◆YUq/JXG2n2
07/12/01 22:52:59
ここで言うのもなんですけど、2001年から続いていたエヴァ板の長寿スレが、今日の昼頃に埋まってしまいましたね。
あそこで連載してたSS好きでした。
なんか寂しいな。。。

355:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/12/02 16:04:30
冴えない氏乙

356:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/12/02 21:32:35


時代は変わっていくものさ…

357:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/12/02 22:00:28


358:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/12/03 04:48:49
>>354
おつです。
ちなみに2001年からの長寿すれってなんですか?
まとめサイトとかあれば教えていただきたいです。

359:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/12/03 16:47:32
クローン人間は温泉ペンギンの夢を見るか?
スレリンク(eva板)

このスレ


360:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/12/03 18:50:32
>>354
おっちゅ
いつのまにか微笑ましい展開になってるな

361:冴えない ◆YUq/JXG2n2
07/12/05 04:06:00
>>359
おお、自分以外にあのスレの住人がいたとはw
>>359さん
上記のスレです。ぜひ、一度ご覧下さい。

では、投下します。

362:冴えない ◆YUq/JXG2n2
07/12/05 04:07:39
「なんか言った?」

「いや、なにも」

ルイズに睨まれたギーシュが惚けた口調で答えたその時、一行の背後から獣の遠吠えが響いた。ルイズは足を止め怪訝そうに背後を覗う。

「狼?」

「いや、おそらくワーウルフだろう。ロマリアは緑豊かな国だからね、トリステインに訪れる前はよく耳にした鳴き声だ。ああして仲間と連絡を取り合っているんだよ」

ジュリオの言葉を聞いて、ルイズが眉をひそめる。

「仲間と連絡…?」

今度は、前方から遠吠えが響き、それに呼応するかのように、一行の前後左右に至る全方向から次々と遠吠えがこだました。

「囲まれているみたいですね」

「ワーウルフは山野に生息する亜人種でしょ。なんで、こんな拓けた草原にいるのよ」

「昨年の異常気象は酷かったからね。猛暑に暖冬、はてさて、大雨が訪れたかと思えば、大干ばつ。森の実りも手痛い被害を被った。その為、餌となる森の生き物が激減したらしいよ。ついに彼らは食料を求めて野に下った。
ロマリアでは、相次ぐワーウルフ被害に王室も頭を悩ませている」

ルイズの顔から血の気が引いた。

「つまり、あいつらって……」

「そう。餓えているんだよ。僕達は彼等のランチにご指名されたようだね」


363:冴えない ◆YUq/JXG2n2
07/12/05 04:09:27
ワーウルフは社会性を兼ね備える亜人種の中でも凶暴で残忍な存在ということで有名だ。慎ましく誇り高いエルフ族とは違いワーウルフは、政治的、宗教的な衝突などなくとも人間を襲う。と、言うよりも、人間狩りに興じる。
他の亜人種と同様に人間よりもはるかに屈強な肉体を誇り、俊敏性のみに注目すれば肩を並べられる存在などあり得ない。
魔法を使えなくとも、それを補ってあり余るほどの能力を持っていた。
つまり、ルイズが恐怖に駆られるのも無理のない話しなのだ。

「あそこにそれっぽいのがいますね」

狼の様な姿をした、それでいて二足直立する奇妙な生き物を視界に捉えたシンジが、その影を指差す。体長はおよそ二メイル程だろうか。

「あっちにもいるわよ」

「どうやら、戦うしかないようだな」

ギーシュは懐から杖を取り出し、足元に控えていた使い魔の大モグラにで指示を下した。主人の命を受けたヴェルダンデは、すぐさま穴を掘り始め、そのまま地中に姿を消す。
ジュリオとシンジは剣を抜き、ルイズを挟むように陣取った。
より甲高い遠吠えの残響が草原に掻き消えると、ワーウルフ達は一行を目指して一斉に駆け出した。
背後に草々を撒き散らしながら、烈風の如く迫り来るワーウルフを見つめ、ギーシュが口を開く。

「二、三十匹ってとこか」


364:冴えない ◆YUq/JXG2n2
07/12/05 04:12:25
「多いですね……。ワーウルフって強いんですか?」

シンジが緊張した面持ちで尋ねると、ジュリオが答えた。

「あの規模の群れを討伐する際は、十人のメイジと五十人の護衛で編成された部隊であたるのが一般的だね」

「つまり、すごく強いってことですね」

「無駄話は後だっ、来るぞ!!」

ギーシュが叫ぶと、最前を駆けていた一匹のワーウルフがシンジを目掛けて宙に飛んだ。
立派な牙を剥き出し、涎を振り散らすワーウルフの鋭い爪を左手のデルフリンガーで受け止めたシンジは、目の前に接近する醜悪な顔面に向かって右手のマゴロク・エクスタミネート・ソードを滑らせる。
頭部から胸部にかけて両断されたワーウルフは悲鳴をあげることすらかなわずに絶命し、予想外の光景を目にした他のワーウルフ達が一瞬動きを止めた。
その隙を突く形で、ギーシュがすばやく杖を振った。草原の朗らかな風に乗ってバラの花びらがワーウルフ達の頭上に舞う。それを認めたギーシュは、錬金魔法を唱え、全ての花びらを青銅の槍へと練成した。
無数の槍は重力に導かれ、直下のワーウルフ達に襲い掛かる。
避ける間もない。
ワーウルフ達はスコールの様に降り注ぐ青銅の槍によって、次々と串刺しにされていった。
実際はそうでもないのだが、一番の脅威をギーシュと認識した生き残りのワーウルフ達は、お互いに目配せをし、ひとまず、標的を彼に搾ることに決めた。



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