07/10/15 20:54:15
小ネタ投下隆盛の中空気を読まないようで恐縮だが、
アスカ、レイの両者の心理的な方面から、仲良くなる可能性を考察してみる。
アスカの行動原理の自己顕示欲―可愛らしく言うとかまってちゃん。
それに加えて人形ではなく自立した、大人な人間であることを望んでいる。
これは、人形をアスカと呼んでいた狂った母親の記憶と、自立しなくてはならないという強迫観念から着てると推測。
このことからアスカが求めている相手は、自分を注目し一人の独立した人間として扱い、
なおかつ自分を肯定してくれる人物。
逆に嫌いな相手は自立していない人間と、自分の価値―他者が自分を注目し、必要とする理由を揺るがす人間。
だから主体性がなく、エヴァの操縦に長けたシンジを疎んじだと考えられる。
対してレイは、自己同一性、唯一性の確立を重視している。
これは赤城ナオコの
「あなたが死んでも代わりはいるのよ」
という発言が、魂レベルの深い記憶に刻まれた故の反動だと考えられる。
そして、レイにとって自己を形成するのは他者との絆。だからこそ、自分を助けてくれた―自分に価値を認めてくれた
シンジやゲンドウに対し、一定の好意、興味を抱いたのだと推測される。
また、他の欲求が低いことから他者を嫌うことはあまりないと考えられる(自分の絆を否定するような行為には敵意を感じるが)
さらには赤城ナオコの発言が無意識下のトラウマとなっており、自分から他者に絆を求めることを無駄だと感じていると考えられる。
以上のことから二人の間には
「自分に価値を見出してくれる相手が好き」
という共通項がみられ、逆に障害としてはアスカの
「人形のような主体性のない奴が嫌い」
「レイからアクションを起こすことは、まずあり得ない」
というのが挙げられる。
このことからレイとアスカを仲良くさせるには
1.レイが人形でないことを印象付けるイベント
2.アスカ側からレイを構い、レイが感謝を、アスカがそれをみて自分を必要としてくれたことへの充足感を得る
という二つの段階を踏まねばならないと思う。