08/03/23 17:29:57 WbZsjQiU0
高校生の時の、恐い話。
親が寝た後、同人原稿を描いていた。
自室でやってたら、当時同じ部屋だった姉に怒られたので
誰もいない居間に原稿持ってってやってた。時刻は夜中の2時頃。
ペン入れ終わった原稿にがしがし消しゴムかけたり、消しカスを捨てたりしてたら、
ぽろっと消しゴムをテーブルから落としてしまった。
「ちっめんどくせーなー」と思ってたら、誰かが「はい」と拾ってくれた。
一瞬細くて奇麗な白い手だけ見えた。姉かと思ったら違って、目の前には誰もいなかった。
でもテーブルの上に乗ってる消しゴム。
自分絶叫。
寝覚めのいい両親と姉、それぞれが起きてきて駆け付けてくれた。
そして当然「白い手だけが」なんて話は信じてもらえず、
勉強もしないでマンガなんてやってこんな夜更かしして…と三人にがっつり怒られた。
その後しばらく、姉より遅く寝る事は許してもらえなくて原稿描きに苦労した。
それ以来、夜中に原稿してるときにちょっとくらい恐い事があっても
絶叫が呑み込めるようになった。
また三人に怒られるくらいなら、ゴキブリとか勝手に飛び上がる物差しやペンとか
我慢した方がマシだったから。そして以下の三原則厳守。
1)ゴキや変な現象に遭遇したら、忍び足で逃げる
2)逃げやすいよう装備は最小限に
3)どんなに恐くても電気を消す(翌朝親に夜更かしがばれないように)
その後、二時以降に居間にいると変な事が起きると学習したので、
二時を廻ったら寝るように心がけたら、もう恐い目に遭う事はなくなった。
多分当時の私は幽霊より両親と姉の方が恐かった…