08/04/08 13:57:48 TFCR623n0
>>117
文章を書きなれている様子が伺えた。
文法的にも目に付くようなミスはなかったように思う。
少し気になったのは、一行目の
>廊下の向こうから足音とともに食器の打ち合う音が近付く。
ここ最後、近づいてくる。のほうが臨場感が出ると思ったことと、
二段落最初の
>見るのも気おもな昼食の膳を押しやって、ごろりと布団に横になる。
気重な、という漢字にしたほうが雰囲気に合う気がするというところ。
あとは、一段落目最後のほうの
>確かに好きだから、素直に頷く。
この文だけ、なんとなく軽い感じで雰囲気にそぐわない感じがした。
ここからは、個人の考え方にもよることなので、参考にするかしないかは自分で決めてほしい。
全体については、ちょっと勢いが足りないなあという感想。
これは感じ方もあるのかもしれないのだけれど、
~する、~く、で終わる文章(現在形)は、なんとなく勢いを感じづらいと私は思っている。
逆に、~した、~いた(過去形)、の語尾や体言止には勢いを感じる。
晒し主の文章を見てみると、~する(現在形)、と~した(過去形)が約半々で、体言止がほとんど使われていない。
他にも、丁寧に説明をしすぎても勢いは損なわれる。
状況を誤解されない程度にとどめて、わざと説明を省いて進むのも手かもしれない。
言葉を付け加えるのは簡単だけれど、削るのは案外難しい。
しかしそれが物書きの醍醐味だと思っている。
自分で口に出して読みながら、要らないところはがんがん削っていってみてほしい。