08/06/07 02:55:26 18ntKnTR0
民草がリアだった時代、辿りついた字書きの神サイト
プロ級の文章力とキャラへの愛溢れる素敵な二次創作にメロメロと通い詰める毎日でしたが
ある日、神のサイトのオリジナル作品も覗いてみたところ、二次作品とは雰囲気の違う童話調の物語で
その不思議な雰囲気の文章にすっかり惚れ込んだ民草、暑苦しい二次に対する感想とともに
「オリジナルもとっても大好きです!!!!!」
と訴えたところ、神からのレスはあまりに謙虚でした
特にオリジナルに対する「あれは言葉遊びですから」という言葉に民草はショックを受けました
たかが言葉遊び、と言われたことに自分が感動したことを否定された気がしたのです
そのまま、なんとなく神殿への参拝も遠のいてしまいました
数年が経って、たまたま辿りついた別ジャンルサイト
サイト名とPNは変わっていましたが、そこはかつての神サイトでした
現ジャンルの作品も変わらぬ素晴らしい作品群、展示し続けていた過去作品も読み直してみれば、やはり神作品でした
再度信仰に踏み入れつつも、かつてのあの「言葉遊び」という言葉がネックで
どこかもやもやしながら神殿に通うことしばらく
吹っ切ろうとトラウマと向き直るつもりで、問題のオリジナル作品を再読いたしました
ああ、神よ
あなたの仰っていたことの意味が数年を経てはじめて分かりました
これは、確かに言葉遊びだったのですね
神のあまりに深遠なる知識の海から紡ぎ出された物語はメタファーが至るところに散りばめられ
一つの言葉に何重にも意味が重なり、台詞一つの解釈で全く様相を変える世界観
その巧みなレトリックはまさに言葉を操る至高神の手遊びでございました
この言葉のパズルで精緻に構築された物語を、ただのちょっと不思議な可愛い童話として
稚拙な言葉で好きだなどと言ったリア時代の自分を刺し殺してきたい気持ちでいっぱいです
ああ、リア時代の民草に読解力というものが備わっていれば!