07/05/05 22:05:37 e+x3bVOs0
その頃城では、王子が消えた姫を探していた。そう、少女は実は姫だったのだが、結婚式
当日に逃げ出していたのだ。泣き崩れる王子に、一人の若者が「僕が姫を見つけます」と
名乗り出るのだが、この彼と姫はヒミツの恋仲で、逃亡はふたりの駆け落ち計画だった。
そんなことも知らない主人公は、姫をガラスケースにいれ、生き返らせる方法を考えていた。
キノコ辞典を手繰るのち、死人を生き返らせるキノコがあることを知った主人公はそれを探しに
旅に出る。深い森を探索し、やっとのことで七色に耀く不思議なキノコを発見、嬉し泣き。
しかしその頃、姫は若者に発見され、キスを受け、生き返り、主人公の家から去ってしあわせな
生活を営んでいた。家に帰り、姫が消えたことを知り、また孤独になった主人公。しかも、お金も
預金通帳も奪われ、勝手に死亡届まで出されており、まさにお先真っ暗だった。
孤独のどん底に陥った主人公。しかし主人公はひらめいた。「そうだ、クマを生き返らせよう!」
そして、クマとふたり、貧しいながらもキノコを売って暮らしめでたしめでたし。
ただし、クマは主人公と一言も口をきかなかったそうだ・・・