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255 名前:名無しに代わりましてあさり組がお送りします。[sage] 投稿日:2008/08/05(木) 21:32:07 ID:2744SWD
イタリアからある団体客が遊びに来たんだけど、その時のことを話そうと思う。
母さんが客人たちにスイカを切ってあげた。俺が縁側に座って寛ぐ彼らに持って行くと
何だか物珍しそうに見ていた。
彼らのボスである男は警戒しながらも食べ始めた。
「もふもふ・・・・・・・うます。」
どうやら気に入ったようだ。
うちのチビどもは銀髪ロン毛を気に入ったらしく、じゃれついている。
青筋を立てながらも相手をしているところを見ると、彼もまんざらでもないのか?
金髪のわがまま王子はアルコバレーノのおチビさんを膝に乗せて一緒にスイカを頬張っている。
「なぁ、これアジトの庭に種植えたらわっさわっさ生るんじゃね?ウシシ」
「そしたら毎日食べ放題だね。」
・・・そんなことしなくても買えばいいのに。
「ブプププププ・・・・・・どうだカス、すげぇだろ?」
その間にボスは種飛ばしに夢中になっている。こいつ本当に暗殺部隊のボスなのか?
「さすがです、ボス!!」
いや、違うだろ。なんかボスの威厳を感じないんだけど!!
オカマは何故か母さんと世間話を興じている。・・・何なんだ。
それから夕飯をたいらげ、花火をして、枕投げに巻き込まれ・・・散々はしゃぎまくった彼らは
翌日浴衣と何故かこけしを手土産に帰国していった。
後日、エアメールが届いた。内容は「スイカの種を送れ」
俺は仕方なくスイカの育て方と種を同封してイタリアに送った。