08/06/19 07:48:45 YBlUfRZjO
水銀燈たんと電話でお話しました。
水銀燈たんと電話でお話しました。
「水銀燈たんはどんな男の人が好きなの?」って聞いたんです。
そしたら「そうね、お父様みたいな視野の広い人が好きだわぁ」って言ってました。
そして、遠い彼方で闇が悲鳴をあげた。彼女は頭上を見上げた。
途方もない密度を持った暗雲が高速度撮影のように渦巻き走り、風の後を追う。
地平から地平へ。どよめく雲の壮絶さ。
最後の手段として放った「雪華綺晶」の姿を音さえ通さぬ分厚い雲の中で目撃しながら
彼女は軽い疲れと凄惨な攻撃の下をやって来るであろう「敵」に対して、かすかな賞賛と誇りを感じた。
そのすべてが徒労に終わることを彼女は知っていたのだ。