08/06/08 16:19:02 40gU7q8M0
「冷静に考えたら」 、漫画家が一方的に 「編集様おらみたいな盆暗がお金持ちになれる機会を与えてくださって
アリガトウゴゼエマスダ」 も、「編集者なんかみんな漫画家様のアガリをかすめ取るだけの社畜だぜゲハハ崇め
ろ敬え」 も、「どっちもおかしい」 よ。
どんな業種どんな業界だろうと、パートナーとして仕事相手として、お互いがお互いに 「ありがとう」 と言える関係
が、一番健全で一番まっとーでしょー。
その上で燃えペンなんかでも似たよーなネタのときにまま出るけど、例えば連載が終わったり打ち切られたり、載っ
ていた雑誌がつぶれれば漫画家は無職と同じだけど、編集者は会社が存続していてそこを首にでもならない限り、
職を失うわけでもない。リターンが少ないというなら、それ以前にリスクもほとんど被っていない。ぶちまけた話、担当
している作品がコケたところで、編集者は漫画家に比べれば遙かに 「痛くも痒くもない」。
あと、これは結構誤解している人が多いみたいだけど、原稿料というのは基本的に、「買い取り」 の値段ではなく、
「著作物の使用料金」 。原稿を 「お預かりします」 というのは、文字通り一時的に借り受けて印刷させて貰うという
意味。
原稿を落とすというのは、その借り受けをする為の期日に、受注者側が間に合わなかったという事で、「借りてい
るモノを紛失する」 のと、「借りるための期日に間に合わない (原稿を落とす) こと」 は、意味が全く違う。
借りたもの、しかも一品モノの原稿を無くしておいて、「じゃあもう一回、借りたときのお金にちょい色付けて払うか
らそれでいいだろ?」ってのは、そりゃあ冷静に考えてもおかしな話でしょ。
それが今まで漫画業界でごく普通にまかり通っていたって方がおかしいし、まかり通っているという時点で、それ
こそ「漫画家は仕事を与えてやっている編集様に感謝しろ」 意識がどんだけスタンダードだったのか、てな話でも
あるわけですよ。