08/04/09 19:54:11 tVXMEkFo0
ヴェネツィアの街の住みにくさは、この街で生まれ育った生粋のヴェネツィアっ子たちにとってさえも、がまんの限界に達しているのだ。
住みにくさの理由その1は、不動産の高さ。イタリアで1平方メートルあたりの値段がいちばん高いのはミラノだが、ヴェネツィアもそれといい勝負。
区域によってはミラノより高いところもあるぐらいだ。財産もない若いカップルに手が届くような手頃なアパートなどないから、仕方がなく本土で家を探すことになる。
住みにくさの理由その2、物価の高さ。イタリアで一番というくらい物価が高いと言われているヴェネツィア。スパゲッティにせよ、野菜にせよ、
商品の運搬は船に頼るしかないから、当然物価が高くなる。ヴェネツィア人たちはわざわざ本土の大型スーパーに買い出しに出かけているほど。
でも皮肉なことに、それがヴェネツィアにある小売店の値段をますますつり上げる結果につながっている。
住みにくさの理由その3、仕事不足。観光業しかないこの街では、そのほかの仕事に就きたければ、外に出ていくしかない。これでは若者の人口流出は避けられない。
住みにくさの理由その4、交通の不便さ。車も自転車も使えず、歩くか、船のみのこの街。水上タクシーもあるが、これは市内でも約6,000円ほどもし、
滅多なことでは使えない。体が不自由だったり、お年寄りにはつらい街なのだ。
市内でも約6,000円ほどもし
市内でも約6,000円ほどもし
プリマなら一体幾らになるんだろうね