08/06/03 00:13:25 K1cg6lMp0
今夜は修学旅行で奈良に行った時の話をしようと思う。
一行は名所旧跡を見学し終えて次の目的地へ移動することに。
駅の券売機で切符を買う際に誤って赤いボタンを押してしまい、
それが駅員呼び出しボタンであることを直ぐに覚るも時既に遅し。
取り消すことは最早叶わず、そこで素知らぬ顔して何事も無かった
かの様に振る舞っていたら、駅員は偶々そばに立っていた同級生に
罵声を浴びせかけた。「分らんのやったら触らんといて！」と。
客に対する態度とは到底思えず憤りを禁じ得なかったものの、内心
これが関西人のイチビリってやつかと感心していた。状況を把握
できずに困惑する同級生を尻目に、これも旅の良き思い出になる
であろうと我が青春の1ページに深く刻み込んだ次第。
旅の終わりに望む車窓の景色に別れを告げて、相変わらずの景色を
窓の外に臨む日常へと戻ったとある午後の休み時間。
実はあの時に呼び出しボタンを押したのは自分であると遂に告白。
同級生曰く「そういう事ばかりしていると、いつか友達無くすぞ」と。
こいつは中々にギャグセンスがあると思ったのだが、何故って友達でも
何でもなかったから。これを笑わずして一体何を笑えというのだろう？