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JOJO'S BIZARRE ADVENTURE Part4×東方Project
東方天国扉
第3話 漫画家VS妖怪 ②
魔法の森のとある空き地。
其処で、恐ろしいぐらいに空気が張り詰めていた。
片方にはギザギザのバンダナを頭に巻いた青年。
もう片方には傘を持つ紫色の服の少女(外見は)。
この風貌でどうしてこれ程の威圧感を出せるのだろうか。
青年――露伴は考える。
(さっきは舐めて掛かっていたが、不味いぞ…。
あまりにもハイになりすぎて『安全装置』を書いておくのを忘れていた…。
接近できれば楽でいいんだが、奴は兎に角強い。簡単には近づかせてはくれないな。
とすると、文字を飛ばすしかない。だが!
動いた瞬間奴の『スキマ』が間違い無く開かれる!そうなれば一巻の終わりだ)
少女――紫も考える。
(所詮人間相手、スペルカードでもスキマでもなんでも出せば勝ったも同然ね。
でもこの感じ…相手はかなりの場数を踏んでいるみたいだわ。
少しでも動いたら、危険な何か…確か、露伴が言っていた『へぶんず・どあー』が来る。
そうなれば、恐らく私は色んな意味で終わってしまう…それだけは避けないといけない!)
つまり、この勝負。
((先に動いたほうが負ける!))
緊張の一瞬。
そして、動いたのは…
「恋符『マスタースパーク』!」
第三者だった。
「何ッ!?」
「…ッ!」
露伴が声に反応し、振り向く。
その方向からは来たものは何か?