08/03/27 16:36:29 BQLRqctE0
カク「本当によかったのか…?」
ブルーノ「何がだ」
カク「トボケるんじゃないわい、アイツらに付いていかんでよかったのか?」
ブルーノ「ああ。あいつらの進む先にある扉を開くカギを、おれは持っていない」
カク「アイツらが持ってるとも思えんがのう」
ブルーノ「だとしても、問題はあるまい」
カク「ほう?そりゃまた、どうしてじゃ?」
ブルーノ「アイツらには教えられたよ。ドアは開くだけじゃない、ブチ破ることもできるんだってことをな…」
カク「ハハッ、そりゃアイツらの生き方そのものじゃわい」
ブルーノ「ふふ、違いない…」
大海を陽気に進むひまわり一輪
それを見送るは二つの影
影と影の間から太陽に向かう船の姿は
さながら開いた扉の中を明日に向かって進んでいくかのようであった