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インテグラ「色んなお前がいるもんだからイマイチお前の性格が掴めんよ。」
旦那 「私も誰かに お前は何だ? と問われたら 只の化け物だ。
と答えるしかないくらい自分の事がどうでも良くなっている
時があると自分自身感じる時がある。」
インテグラ「自分自身が結構波乱万丈の人生を送っているのに
血を吸うと他人の人生まで背負わねばならんのがお前の性質だからな。
言わばお前は様々な人格やら魂やらの複合体。まさしく『歩く国』
自分の性格がどうであろうがそれこそ『どうでもいい』までに
なってしまっているのか・・・?」
旦那 「私自身の精神の大元はあの『狂った王様』なんだろうがな。天に向かって
屍の階段を築き上げればいつかは自分も救われると信じていた愚か者。
そしてそんな自分を端から見て楽土は降りてきたかよとせせら笑うのが
今の『吸血鬼アーカード』である私。殺して殺して高笑いするのが私。
死の河を削ぎ落とし『1人』になって血涙を垂れ流して我が身の有様
を嘆く『俺』。…自分でも奇妙奇天烈な性格をしているとは思うな。」
インテグラ「どのお前もお前自身という事でいいじゃないか。
人間として生まれてきても狂って鬼にならねば生きても行けない
奴もいる。沢山の性格を引きずって数多の他人の人生を吸って
倣岸な笑いを浮かべて生きていく地獄は私には到底どんなものかは
想像もつかんがな。・・・それでもお前は気高きノーライフキングだよ。」
旦那 「フ・・・。」
インテグラ「自分を嘲笑する事なぞないさ。もう少しもう1人のお前、あの少女を
見習ってみるのも良いかもしれんぞ。天真爛漫になれるかもな。」
旦那 「あいつは特殊だ。特殊。」