07/11/26 22:55:38 JXHttjPD
「ところでヒロムくん、武装錬金って知ってる?」
「……え。……え、なに?」
「武装錬金だよ。ジャンプでやってた漫画の」
「ああ、うん。びっくりした。アキラちゃんから一生聞けそうに無い単語が出てきたから」
「わたしだって漫画くらい読むよ。で、知ってる?」
「知ってるよ。単行本も持ってるよ」
「話が早いね。で、あの漫画の最終回は打ち切りによるもので、主人公とヒロインのキスシーンで終わってたよね」
「う、うん……。あの、僕まだ立ち直れてないから打ち切りとかそういう話は」
「(無視)でもね、ヒロムくん。わたしは思うんだ。もし打ち切りじゃなかったら、果たしてあの明解なキスシーンはあっただろうか、って」
「アキラちゃん、アキラちゃんが何を言いたいか僕にはわからないよ」
「同じ事だよ。ヒロムくんのなでなでシーンや、私がヒロムくんに心ときめかすシーンがあったのは今週が最終回だったから、って話」
「ううん……。そうかなあ」
「終わってしまうのは悲しいけど、ポジティブに考えなきゃね。ヒロムくんが教えてくれたことだよ」
「(いや、ネガティブだと思うけどそれ)」