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359 名前: ◆tsK7WGoXFg [sage] 投稿日:2008/01/19(土) 14:34:11 ID:Xt5WOkRFO
わいわいとみんなが歩いている。
播磨、八雲の姿も。
いい感じになっている石山とかおりに嫉妬する播磨。
「忘れろ…!俺に恋はいらねえ漫画(ユメ)が全て!!」
とふと横を向くと、烏丸と天満(嬉しそうに話しかけている)の姿が目に。
突然、その場から八雲をおいて走り出す播磨。
「ダメだ!!!(どの面下げて…天満ちゃんと烏丸がゴールするラストに居合わせろってんだ!!」
うおおおお…!ドドドドド
東郷「おお!!ナイスダッシュじゃねーか兄弟!!チクショー負けてらんねーぜ!!」
灯台近くの海岸線、国道から降りて海岸を一人歩く沢近
(ホント……バッカみたい。あんな奴を……好きになるなんて)
俯いて歩いていると誰かにぶつかる。
「あ、ゴメンなさい」
屍と化した播磨だった。
「なんでアンタがこんなとこにいるのよ? 八雲(あの娘)はどうしたの?」
「(天満ちゃんに)……フラレタ……」
「はぁ? 上手くいったんじゃなかったの?」
播磨の隣に腰を下ろす沢近
「アイツは……好きな男の傍に行ったよ」
「え? 好きな男って……アンタのことじゃないの?」
「全部、俺の勘違いさ。でも……惚れた女の幸せを祈るのも漢。遠い空からふたりの幸せを祈るとするぜ!」
「そう……勘違いだったの……」(やだ……アタシ……ホッとしてる。これって……)
「……お嬢」
「何よ?」
「歩行祭、行かなくて良いのか?」
「どうでも良くなっちゃった。それより……ねぇ、ヒゲ?」
「ん?」
「アンタのこと……好きな娘がいると言ったら……信じる?」
「……そんな物好きな奴がいたら、鼻から八橋を食ってみせらぁ!」
「案外、身近にいるかもよ。海に向かって呼んでみたら? ふふっ」
「ケッ! 馬鹿にしやがって。良いだろ、叫んでやる。『誰か俺を好きな女はいるか~!!』」
「ヒ……播磨くん」「播磨さん! ここにいたんですか」