08/06/24 02:51:51 ieF18Lzs
かがみ「こなたぁ……私疲れたよぉ~……」
(U≡ω≡.)「くぅ~~ん……」
ここで言うこなたとは、無論この私の人面犬、こな犬こと柊こなた
のことである。リアルのこなた相手にこんな弱音吐けるわけが無い。
私はこの数日で、かなり疲弊していた。肉体的にではない、精神的にだ。
最近の私は、やけにツイていない。班はメチャクチャになるわ、
サークルはつぶれるわ、泣きっ面に蜂とはまさにこのことだろう。
その後も幾度と無く友達をつくる努力はしてみた。だが、ことごとく
失敗。原因はわからない。私にもあるのかも知れない。だが、
それだけでも無いような気が……
決して運なんかのせいにはしたくないのだが、そのせいだと言わざるを
得ない状況も確かにあったわけで。
かがみ「こなたぁ、何か私疲れちゃったよ。だっていくら頑張っても
ちっとも成功しないんだもん……」
(U≡ω≡.)「…………」
かがみ「なんだか、頑張るのもバカらしくなってくるよ……」
(U≡ω≡.)「………くぅ~~ん……」
かがみ「……ま、私にはこなたがいるから良いけどね。」
かがみ「よし!今日はあんたにご馳走を作ってあげるわよ!」
(U≡ω≡.)「わん!」
約2ヶ月ぶりの手作り料理。腕前は、まぁ……あれのままだけど、
愛情をたっぷり込めて作ってあげるわよ!!
そうだ、肉じゃがを作ってあげよう。えーっと、まずはこれをこうして……
ドチャ。 ベチャ、グシャ! ボフッ、グショ、グショリ……
……ボンッ!
かがみ「……よぉ~し、出来たわ!出来た…わよ……ね………?」
(U≡ω≡.)「…………」
かがみ「さぁ~、こなた!どうぞお食べ!」
(U≡ω≡.)「…………」
かがみ「……?どうしたの、こなた………?」
(U≡ω≡.)「………ムシャ。ムシャムシャ……」
かがみ「………(……ほっ、よかった。ちゃんと食べてる……)」
Σ(;U≡ω≡.)「……ピクッ!……グッ………!」
かがみ「………?どうしたの、こな……」
(;U≡ω≡.)「……ガ、ガフォ!ゲフォオオオぉ!!(吐血)」
かがみ「……!!きゃぁああああ!こなた、こなたっ………!!」
(;UTωT.)「ハァ……ハァ…………ガクッ(逝)」
かがみ「こなたぁーーーーーーーーっ!!!」
知らなかった……
犬に玉ねぎを与えてはいけないなんて………
知らなかった…………
みりんと漂白剤を間違えていたなんて………
今、私にとって最も大切だったものを己の無知さゆえに亡くしてしまった
私は、ただただ泣き崩れることしか出来なかった………