08/06/05 23:58:22 2DmeCKz4
むかしむかしある所に、つかさという女の子が居ました
つかさの村には竜神様の住む池があり、日照りが続くと皆で雨乞いしていました
そんなある時期の事、長い間日照りが続き、いつもどおり皆で雨乞いしてたのですが
幾ら雨乞いしても効果がなく、ついに村に死者を出してしまいました
竜神様の住む池も干上がってしまい、もはや誰も雨乞いしなくなりました
でもつかさだけは干上がった池に足を運び祈り続けました
もしかして竜神様は病気なんじゃないかと思ったつかさは、薬草を丸めて投げ続けました
薬草投げては祈る、それを毎日繰り返してると、ついに雨が降ってきました
沢山の雨が降り注ぎ池は湖になりました、これで水の心配もありません、村は救われました
やがて湖はその地方の言葉で「不動の滝」を意味する「アカン」から「アカン湖」と名付けられ
また、つかさが投げた薬草の球は丸い藻へと変化し、「マリモ」になりました