08/05/15 18:16:20 k9RSE/R1
「お義父さん、ユーフェミアさんを自分の嫁に下さい!」
「お父様、私はスザクと結婚したいの。お願い、許して」
正装し(この場合、騎士服が妥当なのか?)おでこを床につけて土下座するスザクの横で、彼に寄り添い皇帝である父親に懇願するユーフェミア。
そこへ二人を心配して駆け付けたルルーシュがゼロマントを翻して登場。
「お前達、こんな頑固親父に頭を下げたって無駄だ。諦めるんだ」
勿論、逐一オーバーアクションでポーズを決める。
そしてスザクに顔を上げるよう促がす為に彼の肩に手を置けば、跳ね除けられてしまった。
「ルルーシュ、君まで反対するんだね。それなら決闘だ!」
ご丁寧に白い手袋を足元へ叩き付けられる。
ルルーシュは、急な事におどおどすることとなってしまった。
「ど、どうしてそうなる!?」
スザクはルルーシュを見据えると心から訴えた。
「僕はユフィを愛している。反対する者は、喩え親友の君でも倒す覚悟だ」
その言葉と共に、ルルーシュは思いっきり指をさされた。
ルルーシュにしてみれば、親切で諭しに来ているのに挑戦状を叩き付けられ災難だ。
「ぶぁ~はっはっは、枢木、貴様の心意気と度胸を気に入った。よし、娘をくれてやろう」
先ほどから難しい顔をして(地顔)一言も発していなかった皇帝が、あっさりきっぱりと言い放った。
「はい!ありがとうございます、お義父さん」
「ついでにラウンズの称号もくれてやるわ」
「はい。…ユフィ、僕ら認めて貰えたよ」
「ええ、スザク!私、嬉しい」
ユーフェミアとスザクは二人しっかりと抱き合い喜びを分かち合い、皇帝はそれを眺めて笑っている。
一人展開についていけないルルーシュは、「そんな馬鹿な…」と黄昏ていた。
ちゃんちゃん