08/06/07 21:17:50 YElCuPqM
この子のような少女を世間ではゴシックロリータと呼ぶのだろうか…
プラチナブロンドに少しアッシュカラーがかかったような滑らかな髪、
まだ穢れを知らない純白の輝きに満ちた瞳に、白く透き通るような肌。
大きな黒のリボンとシックで機能的特徴を持った黒衣の少女服は一見、
対照的なようでその実、少女の眩しいばかりの清らかさをより際立たせている…
「君の名前はなんていうんだい？」
日本から遠くはなれたこのブルガリアの地で俺はその愛らしい少女に名を尋ねた。
「…わたくしの名前はくーぱでございますです！」
俺がここでは異邦人である事など少しも気にする様子もなく
その少女、クーパ・カハラミノーリはこぼれる様な笑顔で名前を告げた。
～～～～～以下略。
そしてクーパ・カハラミノーリは古ぼけた教会の前で振り向き、微笑みながらこう言った。
「これだけは忘れないでくださいまし…わたくしめはあなた様のために日本に行くのでございますから」
コウノトリが南の空から教会の鐘の音と共に春を告げる。
その声に俺とクーパはたしかな二人の未来の訪れを感じていた…。
そうだ、帰国したら日本ではコウノトリは「子供」を運んで来てくれる存在だっていう
伝説をクーパに教えてあげよう。
もちろんベッドで本当の「コウノトリ」についてレクチャーしながらね！