08/02/06 11:57:32 UVvfaQWJ
運命の朝、勇次を待ち玄関に座っている珠姫の隣、タマ父内なる声・・・
『さー中田勇次どう来る、よもや自転車の二人乗りなどと云う、無法に走るのではなかろうな…』
『…いかんいかんぞ珠姫、そんなにしっかり奴の腰に手を廻しては!わしと母さんでさえ…』
タマ父、悶えながら素振り。
『まーここは常識的に考えてバス通学だろう・・・この時間なら座席も空いてるだろうし』
『…いかんいかんぞ珠姫!、バスの搭乗口を上がる介助に気楽に奴の手を握っては!』
『馬鹿な!?二人掛けの座席だと!、中田勇次め~何たる姦計!!!座席の狭さも計算の内かーーー!』
タマ父、竹刀を振る手にも力が入る、虚空の勇次に向ってマイシークレット必殺技『柿蜜柑鯨返し』をお見舞いする!
チリン!チリン! 勇次が自転車で入ってくる。
勇次「おはよ~タマちゃん」
珠姫「おはよー勇次君、あれっこれは」
勇次「うんっ『栄光号・弐式』昨日ダン君とミヤミヤがタマちゃんにって、乗ってタマちゃん」
珠姫「うんっ!」
タマ父「・・・サイドカー?」 虚空の勇次に一本取られながら、呆然と見送るタマ父。