07/12/18 22:28:25 AeLaHpCi
「おーっすぅ」
「あ、お姉ちゃん。どうしたの? なんか用?」
「なんか用って、昼ごはんはいつもこっちで食べてるじゃないの。あれ? こなた今日休み?」
「……こなたって?」
「え? なんの冗談よつかさ。こなたよこなた」
「知らない……誰?」
「ちょっと、泉こなたよ。チビでオタクの……」
「お姉ちゃん、どうしたの? 変だよ。そんな人うちのクラスにいないよ」
「なんの……悪い冗談よ……ねえみゆき!」
「は、はい! なんでしょう?」
「みゆきならわかるわよね? 泉こなた」
「さあ……存じませんが……」
「なによ二人して……言っとくけど全然笑えないわ。悪趣味過ぎるわよ……」
「お姉ちゃん、熱でもあるの? 本当におかしいよ今日のお姉ちゃん」
「ッ……! ねえ! クラスの人ならわかるでしょ!? 泉こなたのこと!」
「誰?」「知らないな」「何言ってんだ、あいつ」
「……う……あ………うわああぁぁあああぁぁぁぁ!」
「あ、お姉ちゃん!? どこ行くの!?」
(こなたが消えた……! こなたが、こなたが、こなたが……)
「こなたあああぁぁぁぁぁ!!!」
―泉こなたの消失