07/12/30 01:28:29 /DtqCxes
「…………………」
「佐々木さんどうしたのですか?急に黙り込んでしまって」
「ちょっと考え事をね」
「何を考えてたんですか?私で良ければ教えてください!」
「う~ん…もうそろそろかなって」
「そろそろって…あ!もしかして神になってくれる話ですか?!
実は今までタイミングを図りかねてたんですね!それならそうと私に言ってくれればよかったのに。
やっと上の方々に良い報告が出来るのです!」
「いや、そうじゃなくて…」
「な、なんだ、違うんですか…グスン。では、いったい何がそろそろなのですか?」
「お別れよ」
「へ?」
「そろそろココともお別れしなきゃと思ってたのよ。そもそも私はココにいるには相応しくない人間なの」
「ちょっ、ちょっと待ってください!なんで急にそんな…」
「もう限界なのよ」
「え……」
「今までなるべく気にしないように頑張ってきたけど、もう限界。私はこの世界の人間じゃない。
九曜さんから聞いた話だけど、上位世界の人が私みたいな人間を排除しようとしてるの。
そして九曜さんは教えてくれた。もっと私に合った場所があると。だから私は上位世界の人から消される前に
自分から消えてみせるわ」
「え?え?それって神の力を身につけることですか?だ、だったら上位世界を消して陰謀を阻止しましょう?!
我ながらすごく良い案だと思うのです!」
「いいえ、それはできないわ。あの力は涼宮さんが持つべきもの。私はそんな力を使う気はないの。
さて、そろそろ時間かしら」
「…………って!」
「え?」
「待ってください!!それだったら私も一緒に行かせてくださいなのです!
佐々木さんの傍を離れないと誓ったのです!もうしつこくしませんから、
おねがいします、私も連れて行ってください!!」
「?何を言ってるの橘さん。あなたも一緒に行くのよ?」
「……………………………ふぇ?」
「だって貴女も私と同じでアニメに出て無いじゃない。私がこれから向かうのは文書サロン。
アニメ未登場キャラのスレを受け入れてくれた素晴らしい世界よ」
「は?へ?」
「橘さんも早く来てくれると嬉しいな。ほら、早く準備しないと強制退去命令下されちゃうわよ?」
「あ…は、はいなのです!」
「んん……もうっ!心配して損しちゃいました。
でも、佐々木さんとまた同じ世界でやっていけるなんて夢みたいです!あちらでもよろしくお願いしま、す……?」
「――彼女は―――もう――消え―――た―?」
「待ってえええええ佐々木さーーーーん!!!!!!!!!!!」
【涼宮ハルヒ】佐々木とくっくっ part27【変な女】
スレリンク(bookall板)
二人とも「らしさ」が消えてるけど気にしない。お粗末様でした。