07/12/12 16:51:26 j7y4YsAV
俺は国木田と一緒に昼飯を食っている。
「はー、昨日もお袋に言われたよ。『もっと勉強しないと佐々木さんと同じ大学行けないよ』だって。
出来の良すぎる友人持つのも考え物だな」
「キョンは佐々木さんと一緒の大学に行きたくないの?」
「無理して行くモチベーションなど無いぞ」
「そう」かわいそうに、佐々木さん
「高校入ってから全然勉強してないから、お袋が怒るのも理解できるけど。やる気が起こらないのだなー。
中学時代はあんなに勉強が楽しかったのだが」
「何故楽しかったかわかる?」
「知らん」
「じゃあ、中学時代と今でどこが違うかわかる?」
「うーん、何かな?色々変わったのでどれが原因かわからんぞ」
(ひょっとしてキョンは馬鹿?)
「キョンお前、馬鹿か。彼女といっしょだと勉強やる気になるだけじゃないか。
お前は涼宮とでもいっしょに勉強しろ」
何だいたのか谷口。しかし、俺は谷口の言葉でひらめいた。
「そうか、ありがとう谷口。やっと原因がわかったよ。
あ、ハルヒいたか。聞いていたか?」
「聞いていたわ」
「なら話が早い。俺は進学のために勉強を本格的に始めたい。
SOS団にも支障が出るかもしれないけど良いか?」
「まあ、しょうが無いわ。遊ぶわけじゃなくて将来のためだから」いっしょに勉強しようということ?ドキドキ
「ありがとう。ハルヒは団員思いの団長だ」
そして
「キョンはどうしたの?部室にも教室にも図書室にもいないけど。
いっしょに勉強する約束だったのに。どこ行ってるのよ!!」プンプン
「はあ、実は、キョンくんは」
「ところで古泉君は?」
「古泉くんはバイトが入りそうと言って、早退しました」
「有希。何か顔色悪いわね」
「彼は、佐々木といっしょに勉強するために早退した」
「何ですってー」(怒)
その頃
「やっぱり佐々木といっしょだと勉強が楽しいな」中学時代は佐々木と一緒に勉強したからなー
「僕もだよ。どうだい、これから卒業まで毎日いっしょに勉強するというのは」
「良いのか佐々木?いや、ありがとう。
佐々木と同じ大学に行ける様に頑張るよ」
(おしまい)