長門有希に萌えるスレ 114冊目at ANICHARA2
長門有希に萌えるスレ 114冊目 - 暇つぶし2ch638:キョン君の家庭の事情
07/12/09 22:59:32 U086oq6V
まったくハルヒのやつ、人が奢るからって好きなもん頼みやがって。
いつも世話になってる長門や、諸々の被害者である朝比奈さんに奢るのはともかくとして
何で古泉の野郎にまで奢らにゃならんのか。
「普通」のやつならとっくに破産して破産申告してるところだ。
そんなことをベッドに寝転がりながら考えてが、ノックの音に思考を中断させられた。
「キョン君。お母さんが呼んでるよ~」
「母さんが?」
「うん。なんかねぇ、『お仕事』だって。そう言えば分かるって言ってた」
「!わかった。すぐ行くわ」
『仕事』か。だったら早く行かないとな。

下に下りて話を聞けば今回は某車会社の裏帳簿の接収だそうだ。
やれやれ、世間じゃ色々と問題に上がってたりするのに懲りないやつはいるもんだな。
まあ、そんなやつ等のおかげで今の生活が出来ている訳なのだが。
正直これの収入がなかったら俺はとっくに借金まみれである。
「そうそうキョン、『あの子』にも連絡しといたからね。早く終わったら寄り道してきてもいいわよ」
いつもの仕事着に着替えている時に母さんがそんなことを言ってきた。
いや、あいつとはそういう関係では…べ、別に嫌とかそういうんではないが。
顔に出てしまっていたのか母さんは笑いながら台所へ戻っていった。
まったく、どうしたもんかね。
以前の仕事の時に正体がばれて以来アイツには公私ともども世話になりっぱなしである。

着替え終わり、玄関を出てみればいつから待っていたのか、既にアイツは玄関の前にいた。
「悪いな長門。待たせちまったみたいで」
「それほども無い。わたしも今ついたところ」
どうだかね。こういうときのコイツはちょっとばかし信用できない。
こいつなら何時間まっていようと「いまきたところ」って言いそうだしな。
俺がこんなことをしてるとばれたとき、長門は手伝いを申し出てくれた。
そりゃぁ長門が手伝ってくれるのはありがたいが、やはり関係ないやつを巻き込むのはどうかと思って
断ったのだが、「あなたが心配」と言って半ば強引に手伝いを許可させられてしまったのだ。
「話は聞いてるか?」
「聞いている」
「そうか、それじゃさっさと終わらせるか。早く終わったらどっか寄って来てもいいって言ってたしな」
「わかった。…楽しみ」
そういって俺たちは夜の街へ飛び出した。
ちゃちゃっと終わらせて長門と夜のデートにでもしゃれこもうかね。
そんなことを冗談めかして考えながら建物を屋根伝いに駆けるなか、チラリと見た
明るい満月が照らす長門の横顔はどこか神秘めいていて、見とれそうになったのは俺だけの秘密だ。


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