07/12/09 17:22:05 Xb/Tw4m+
喜緑「どうしたのですか、急に呼び出したりして」
長門「……非常事態。特殊なデータを入手した」
喜緑「あら、手に持ってる手紙はまさか……あなた宛?」
長門「ちがう。同じクラスの女子から彼に渡すよう頼まれた。
危険性がないか確認するため分析を試みたところ、涼宮ハルヒほどではないが
微量な情報フレアを観測。
しかし分析中わたしの内部でエラーが多発したため急遽分析を中断した」
喜緑「なるほど、それはラブレターというものですね(ワクワク)」
長門「……ラブレター?」
喜緑「そう。たったそれだけの文字のなかに表現可能な情報量以上の乙女の想いが
詰まっているのです。それはもう溢れるほどに。すごいね有機生命体♪」
長門「……危険はない?」
喜緑「危険はないけど困りましたね……またライバルが増えたということです。しかも、
あなたにメッセンジャーを頼むなんて。宣戦布告と捉えていいでしょう」
長門「…………状況を把握した。彼女を敵性と判定。情報結合の解除を…」
喜緑「ちょっと待って、落ち着いて!」
長門「?」
喜緑「いきなり消すこともないでしょう。誰かさんじゃあるまいし。
どうも近頃の若い子は喧嘩の妙味ってやつを楽しまないですねぇ。
それに、たかが有機生命体相手にあなたが直接手を下すと、あなたの格が落ちます。
……わたしにいい考えがあるんですけど、聞きたいですか?(ウフフ)」
長門「(コクコクッ)」