07/12/06 01:44:16 FECJXD6O
主「おほん、今日集まってもらったのは他でもない。私は来る２４日、クリスマスについて一計を案じているのだ」
急「早えよ」
主「確かにまだ２週間以上あるけど･･･まあ急がば回れって言うし」
急「使い方間違ってるよ」
穏「で、一計って何ですか？ クリスマスパーティとか？」
急「プレゼント交換か？」
主「ほら来た！ そこが駄目なんだよ君たちは！
いいか？ 父親たるもの常に娘の視点に立って物事を見通さなくてはならんのだよ！」
急「娘の気持ちに立って･･･？」
主「そう。あの子達の視点に立って考えれば、自ずと我々がやるべき事は決まってくる。すなわちそれは！ サンタクロースだよ！」
急&穏「サ、サンタクロース？」
主「そのとーり。我々がサンタになって、あの子達にプレゼントを届けるのです！ 娘達のサンタの夢を守るのです！」
急「もうサンタなんか信じてねえだろ！」
穏「有希ちゃんあたりは信じてそうですけどねえ」
主「でね、俺が悩んでるのは何をプレゼントすればいいかってことなんだよ。何かいい案ある？」
急「うーん･･･言われてみると思いつかないな」
穏「やっぱり女子高生の事は女子高生に聞くのが一番でしょう。道行く女子高生に何が欲しいか聞いてみませんか？」
主「あ、いいねーそれ。そうしようか」
翌日
主「ちょっとそこのお嬢さん」
ハルヒ「なによオッサン。何か用？」
主「ちょっと教えて欲しいんだが、何かひとつ物がもらえるとしたら、何がほしい？」
ハ「アンタ何かくれるの？」
主「いや、そういうワケじゃない。君にあげるつもりは一切無い。ちょっと聞いてみてるだけだ」
ハ「･･･？ よく分かんないけど、何でもいいんだったらとにかく不思議で変わった物が欲しいわ。
退屈な日常に飽き飽きしてるの。非現実的で世の中をひっくり返しちゃうような凄い物が欲しい」
主「ほう、そうか。ありがとう。参考になったよ。またいつか会おう」ｽﾀｽﾀｽﾀ･･･
ハ「･･･よく分かんないオッサンだったわ」
急「どうだった？」
主「"非現実的で世の中をひっくり返しちゃうような不思議で凄い物"が欲しいってさ」
穏「また難しいですね･･･。非現実的で、不思議で、凄い力を持ってる･･･」
急「それって俺達の事じゃないか？」
穏「あ、そうですね。確かに凄い力を持ってるし」
主「俺達がプレゼントか･･･いいなぁ。でも、具体的にどうするんだ？」
急「そんなの簡単だよ、主流派。イブの夜にマンションに行って、自分にリボンを巻いて「プレゼントは私」っていえばいいよ。
好きなパパからそう言われて喜ばない女の子なんていないんだから」
穏「クリスマスが楽しみですね☆」
...インタフェース三人娘はクリスマス熱海３泊旅行を計画中。