07/12/04 13:07:40 7NJBHqir
長 「あなたに尋ねたいことがある。」
キ 「ん? なんだ、言ってみろ。」
長 「先ほどクラスの女子に、クリスマスの予定を聞かれた。」
キ 「ほほう。それで?」
長 「彼女によれば、クリスマスとは親しい男女がともに過ごす日のことらしい。
つまり彼女の質問の意図は、私がクリスマスに誰と過ごすのかについて知りたかったと推測する。」
キ 「なるほどそういうことか。クリスマスは本来、キリストの誕生を祝う日なんだがな。どういうわけか
この国ではいつのまにやらそんなくだらん風潮が広まっちまいやがった……で、おまえはなんて答え
たんだ?」
長 「そのような予定はない、と。」
キ 「…そうか。まあ、気にするな。べつに何が何でもクリスマスに異性と過ごさなきゃいけないというわ
けでもないし…。おれだってそんな予定ないしな……。
長 「私も予定はない。」
キ 「…ああ、さっき聞いた。気にするな。」
長 「…………」
キ 「…………」
長 「そしてあなたも予定がない…」
キ 「うん? あ、あらためてひとに言われると…ちょっとへこむが…いやいや、おれは気にしないぞ!」
長 「……………」
キ 「…………? あっ、なるほど、おれたち似た者同士だって言いたいんだな?」
長 「コクコクコクッ!」
キ 「けど、まったくうちの学校の男どもは見る目がないよな。誰も長門に声をかけないなんて。おれなら
絶対ほっとかないんだがな。はっはっはっ…」
長 「コクコクコクッ!」
キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン
キ 「やべっ! 授業だ。じゃな長門。あんま気にすんなよ!」
長 「……………ボーゼン」