08/01/01 13:34:32 X2yYP0Uc
朝目覚めるとカーテンの隙間から朝日が漏れている。
その陽射しは俺を完全に目覚めさせた。俺の隣でまだ夢の中にいるヴィータちゃんにも陽射しは容赦なく降り注ぐ。
ヴィータちゃんが眩しくて起きないように少しカーテンを閉めて、柔らかいほっぺにキスをする。
今日もかわいいよ、ヴィータちゃん。そう一言残し、一足先にリビングへ向かう。
テレビを付け、今日の天気を見る。今日も快晴らしい。心なしかウキウキする。
食パンを１枚・・・いや３枚取り、１枚だけトーストにする。おっとコーヒーも用意しないとな。
冷蔵庫から野菜を取り出し、丁寧にサンドイッチを作る。ちょうどトーストが焼けたらしい。いい香りがする。
サンドイッチも上手く出来たので切り分ける。ヴィータちゃんの分だ。俺は先にトーストをいただく。
「ん～おはよ～・・・」いいタイミングでヴィータちゃんが眠い目擦ってリビングに現れた。かわいい。
おはようヴィータちゃん。と声を掛けると少しはにかんでもう一度おはようって言ってくれた。かわいい。
「もう食べちまったのかよぉ・・・」とふて腐れてしまった。どうやら先に朝食を済ませたのが不服らしい。そんなヴィータちゃんもかわいい。
ごめんね。と誠心誠意、心から謝ったら「じゃあ・・・半分こな///」とヴィータちゃんのサンドイッチを半分分けてくれた。やさしい。
「やっぱり朝食は２人で食べないとな！」って満面の笑顔で言ってくれた。ああああかわいいいいいい。
心の底から生きてて良かったなぁとしみじみ思ってたら涙が流れた。「どうした！？なにか気に触ったか？」って心配させてしまった。
ちがうよ。うれしいから涙が流れたんだよって伝えると、「そ、そうか、お前がうれしいとあたしもうれしいよ///」って笑ってくれた。
このときハッキリとわかった。ヴィータちゃんは人生なんだなぁ、と。